「Bom!」ワイルド・スピード ファイヤーブースト ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Bom!
真面目にレースしていた頃はもう覚えてない、というかもうこの作品を認知した時にはマジモンのカーアクションをするド派手な映画になっていました。そんな「ワイルド・スピード」シリーズも終わりに近づき、今回はその一歩目を踏み出す作品になっています。
初っ端から10年前の強盗の模様が映し出され、金庫を車で繋いで振り回しながら逃亡するという頭のおかしい映像がいきなり観れます。
MEGAMAXの時点で車で突っ込んで、車と金庫を繋いで、勢いそのままに抜け出すという絵面を考えだした人は名乗り出てほしいものです。感謝の意を伝えたいです。
そこから現代に戻ってからのローマでのミッション、爆弾の爆発を止めるために急ぐファミリーたちの前にジェイソン・モモア演じるダンテが立ち塞がる…というムキムキvsムキムキが派手にドンパチやる様子を楽しめます。
ジェイソン・モモアがこれまた楽しそうに演じるので、観ている観客側の自分もニッコニコでした。
前作で行くとこまで行ったろと思っていたカーアクションですが、まだまだ新境地を開拓していきます。ドライブテクニックを見せつけて回避や攻撃をする様子から、爆弾を回避するために柱か何かをぶつけて車に取り付いたヘリを車線変更(上の車道から下の車道へ)してヘリ同士ぶつけて破壊したり、柱みたいな何かで爆弾を川に突き落としたりやりたい放題でした。
前作からジェイコブも続投で、コミカルな様子をたくさん見せてくれますが、叔父として大人としての渋いかっこよさを醸し出してくれるので痺れました。
改造車でランチャーぶっ放しまくりますし、ブライアンを守るために自分を犠牲にしますし、とにかく良さが際立っていました。
ジェイソン・ステイサムにガル・ガドットと今までのシリーズにいた登場人物が今作で堂々の復活。
ショウがハンに言ったセリフで笑いそうになりましたが(確実に殺したはずの相手が何故か目の前にいる不思議現象)、そんなもん後回しだ!の勢いで敵を見事に蹴散らしてくれるので最高です。自宅の武器をあらかた持って再び戦地へ赴くショウ、あんた最高だよ…!次回作で思う存分暴れ散らかしちゃってください。
ジゼルもハンと同様で蘇りました。もうこのままだと全員復活するんじゃないかなと楽観的な気分で観れそうてす。ジェイコブもきっと大丈夫だろう!あんな爆発の中だけれど笑
エンドロール後の映像、マスクで隠れているけれど、骨格がどう考えてもあの人だな…と思ったていたらホブスが久々にシリーズに帰ってきてくれて叫びたくなりました。ロック様も快諾してくれて本当に良かったです。やっぱりこの人は必要だと再認識させてくれました。
映画としては最終章の始まりなので、もどかしいところで終わりますが、早く次回作が観たい!と心を跳ねさせてくれるアグレッシブな作品でした。このやりたい放題な感じこそ「ワイルド・スピード」最高です。
鑑賞日 5/19
鑑賞時間 10:00〜12:35
座席 I-15