「最も黒い絵が過去に誘う・・・」岸辺露伴 ルーヴルへ行く ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
最も黒い絵が過去に誘う・・・
テレビシリーズも毎回見てます。 岸辺露伴のシリーズ、面白いですよね。
国営放送まで劇場版に手をだすかって感じで、ちょっとビックリしましたが、この作品も大満足でした。
テレビシリーズ同様の面白さに、ルーブル美術館というスペシャル感も加わって、スケールアップしたんじゃないでしょうか。
高橋一生さんのはまり役はもちろんなんですが、本作品では飯豊まりえさんがテレビ以上に大活躍していたような。こちらもまさにはまり役です。
さて、本編ですが、最初のオークションから始まって、絵の争奪戦。
そして、過去の思い出話を交えながら、舞台はルーブルへ・・・
終始、怪しい雰囲気が漂います。 魅入っちゃいました。
ところで、岸辺露伴って、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」に出てくるキャラだから
スピンオフになるのかな。
本編の実写化は興業成績が思わしくなかったんで、一向に続編が作られる気配はないですが、こちらはテレビも含めて、かなりの高評価ですよね。まだまだ続くんだろうな。
【ネタバレ】
最後のオチも決まってスカッとした後で、何故、絵描きのエピソードが必要なんだろうか?って、最初に映画館で見た時に思いました。なんかダラダラと続いて、間延びした感じがしてたんですが、今回、改めて見直して必要な場面だったと納得。 すっかり魅入ってしまい、評価も少し上がりました。
ただ、木村さんの演じた奈々瀬って、いったい何だったんだろう?
ヘブンズドアは死んだ人には出来ないはずじゃ?
生まれ変わりが、前世の記録を記憶していた?
結局、彼女とは血の繋がりがあったって事のようだけど、その関係かな?
まぁ、面白かったから良いんだけど。