「ドラマの岸部露伴が帰ってきた」岸辺露伴 ルーヴルへ行く callさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマの岸部露伴が帰ってきた
NHKの岸部露伴が好きな人にはおすすめできる内容です。
あのNHKドラマのノリ、お話、そこらへんの要素が映画として帰ってきた感じ。
【好きなところ】
・「じゃあ、僕には何が見えるんだ?」
好き。うっかり見えてしまうとか、目を伏せたまま逃げてなかった事にするとかではない。
好奇心で意図的に見てしまう。おそらく漫画のため。それこそ岸部露伴先生。
・こすれ
反射的に取り返しのつかない事をしてしまうのか、そんなオールリセットみたいな解決策でいいのか。そう思っているときの「後を考えていた」展開。
「計画通り!!」と悪い顔をする露伴先生が見えるようだ。
・絵
出てきた絵、フェルメールも大好きです。
・ジャック
しぶいおっさん。好き。
【残念なところ】
・三部作かよ。
「さあルーブルへ行くのか」となってからうだうだ。
ルーブルについて何が始まるのかと思いきやうだうだ。
色々終わったなぁ、って思ってから 別の物語が始まってうだうだ。
「長いエピローグ」は嫌いではないですが、そこまで時間かけなくてもいいんじゃないかなぁ。
映画のために予算をとったからきれいな景色を長時間見せたくて、そのために全体的な構成を三部作のようにした。って風に感じた。お江戸の森の話は蛇足だ…。
・へぶんずどあー
あの人には効かない。
あの人には効いた。
え。なんで…???
・下宿
なんで下宿してたの…??
当初は積極的に近づこうとしていたわけでもないのに???
・ヒステリック
必要なのはわかるんだけどあの人のヒステリーは、その瞬間に冷めた。
昼ドラが好きな人ならいいんだろうか。とある山岸女史とかなんだろうか。
最終的に理由がわかって回収されますがそこにいたるまでの言葉選びがひどすぎませんかね。
フランス側の職員さんもつっけんどんな態度が意味不明。こっちは回収していないのでは。
それともビジネスなフランス人ってあんな感じ?
【期待していたのに…」
・蜘蛛
蜘蛛があんなに出ているんです。岸部露伴先生なら「見ておこう」となるべきシーンがありますよね?ね?
【余談】
・モーリス・ルブラン
ルパンなのでは、、、ってずっと思ってた。
・木村さん
ものすげぇ美人さんだな…。