映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコのレビュー・感想・評価
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本作からでも十分に楽しめる「すみっコ」たちの日常を描いた映画第3弾。背景に経済的な仕組みがあり、物語の骨格を上手く支えていた。
お馴染みの「イントロ」がしっかりとしているので、特に予備知識がない状態で本作から見ても十分に楽しめるようになっています。
本編では基本的には誰も言葉を発さずに、映像上で「マンガのセリフ」の如く「ひらがなの書き文字」で声を発する「すみっコ」たち。
その「ひらがな」が読めない子供や、物語の流れを汲み取ってもらうために用意されているのが効果的なナレーションです。
第1作と第2作では男女の掛け合いのような形で行われていましたが、本作では本上まなみが一人で進めるも、普通にしっくりと来ていました。
本作では、タイトルにある「ツギハギ工場」が出てきて、ここがメインの舞台となりますが、背景に経済的な仕組みがあります。
これが意外と上手く物語の骨格を形成していて、メッセージ性も強く伝わってきて良かったと思います。
個人的には、この3作品の中では一番好きな作品でした。
エンドロール後に少しだけ物語が進みます。
泣くつもりはなかったんだよ...
古くても使えなくても、、、ね*
期待したいた作品では無かった
ほのぼの
5歳の姪のリクエストで一緒に鑑賞。
ただでさえ落ち着きのない5歳児。
いつも1人で鑑賞する身としてはなんとも落ち着かない中での鑑賞になりました。
絵柄はほんわか、本上まなみさんの声もほんわかで優しくて居心地良かったです。
姪っ子も「かわいい」「わぁ…!」と楽しんで見ていました。
が、ラストでは私も姪もじわじわウルウル…
古くなったから必要としてもらえない、がんばらないと忘れられちゃうみたいな(セリフはうろ覚え)
なんともせつない台詞もあったりでした
物も人も古くなっても大切にしなきゃって・・・
可愛いだけじゃない素敵なお話でした
観賞前にエンディング曲のこと見たんですけど
なるほどな・・・って思いました
曲としては悪くないけどこの作品のエンディング曲としては合わない気がしました
ファンタジーはファンタジーに徹してほしい
「ここにいていいもかな?」と思っている存在にそっと寄り添う優しい映画
シナリオが綺麗によくまとまってて、特に終盤の伏線回収とラストの美しさにびっくりした!
今までの2作は絵本がそのまま映画になったようなとにかく優しい仕上がりだったけど、
今作はちょっとドキドキする展開やカーアクション(!?)・脱出劇など某映画パロディっぽい要素が入っていたりなどより映画らしい仕上がりだった!
すみっコたちが工場で働くんだけど、「働くことについて」や生産の過程や企画会議、検品等々結構忠実に分かりやすく描かれてて驚いた!子どもの学びにも良いんじゃないかな。
「どんな存在でもここにいていいんだよ」と寄り添ってくれるのはすみっコ暮らし全体を通しての良さだと思うんだけど、今作は更にメッセージが拡大して、
「使われなくなった物や建物にもたくさんの思い出が詰まっていて、そしてそれはみんなの工夫によっていつまでも一緒にいることができるんだよ」ということを伝えようととしていた。
もちろん、子どもにも伝わるように描かれている作品なので、大人が観て純粋に感情移入したりそのメッセージが伝わって何か気持ちが変わるかと言われるとそれは難しいかもしれないけど、
製作者たちがそれを伝えようとしているその事実や子ども達に伝わると良いなと願う優しいメッセージ性に、涙が出てくる。
すみっコたちのキャラクターよりもシナリオにスポットが当たっていた作品だったので、未就学児くらいの子どもにとってはもしかしたら1.2作目の方が楽しめるかも。でもメッセージ性としては「伝わってほしいな」と思う。
Perfumeの主題歌も良かったし、エンドロールまで最高に良かった。
少なくとも見て損ないし、今作初めてでも楽しめるし、映画館で観るからこその良さもちゃんとある映画になってるので劇場で観るのオススメ!!
なにげに劇場版すみっコは全部映画館で観てるな〜
心があらわれた
やっぱりいいよね。
ゆったりまったりとした雰囲気に浸る…、ことを期待するとちょっと意外な展開かも知れないけど、そういった要素も含めて作品の世界観を着実に踏まえた一作
「すみっコぐらし」のキャラクターたちはそれぞれの事情を抱えていて、愛らしい雰囲気の中に少し心の「引っかかり」を入れ込む余地があるのだけど、本作を含めた3作の劇場公開版はその世界観をうまく反映した物語となっています。
おなじみとなった本上まなみのナレーションは本作においてもどこまでも耳に優しいのだけど、不思議な工場が出てきた時点で、うーん、怪しいと勘ぐりがち。某チョコレート工場のこともあるし。すみっコたちが働くようになったいきさつもその条件も、ますます怪しい…。
結局のところそういったあからさまな怪しさは大体予想通りになってしまうんだけど、本作が力を注いでいるのは、物語上の大きな問題が明るみになった、その後の方です。現実にも生じている問題に対して、本作が提示する形は必ずしも全方位で正解、とは思えないけど、こういった気持ちを持ってくれる存在がないと、立ち直って前に進めないよね、とは思わせてくれる展開でした。
なお、すみっコぐらしに詳しい人に聞いたところ、映画としてすごく面白かったんだけど、メインキャラクターのひとりがほとんど出てこなかったのが意外だった、という感想。その視点はなかった!
35歳父ですが、楽しめました!!
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