刑事ジョン・ルーサー フォールン・サンのレビュー・感想・評価
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脱獄刑事
Netflixで鑑賞(Netflixオリジナル映画・字幕)。
テレビシリーズは未見です。
今回がシリーズ初見だったものの、レギュラーキャラの登場を最小限に抑えていたのか、登場人物の関係が把握し易く、すんなり入っていける親切設計になっていて安心しました。
卑劣極まりないサイコ野郎にジョン・ルーサーの怒りが燃える。「もう少し孤立無援感があれば良かったのに」とは思いましたが、かつての上司の助けを借りながらわずかな手がかりを元に犯人に迫っていく姿は狩人そのもので、イドリス・エルバの人間味のある迫真の演技に魅せられました。
最後辺りに詰めの甘さを見せた犯人でしたが、それまでは用意周到で悪辣非道。個人情報を盗んで弱みを握り、標的を意のままに操縦する。匿名のネット社会に巣食う歪んだ闇が生んだ怪物、と云うことか…。アンディ・サーキスのサイコ演技にはゴラムを彷彿とさせる凄みを感じました。
最後の最後、続編を期待させる終わり方がニクい…
テレビシリーズを追いたくなりました。
テレビシリーズを観た方が良かったか?
微妙…
テレビ・シリーズのファンでしたので、待望の新作映画でした。
ただし、観終えて思ったのは、この映画、前後編の前編なのでは?
終わっていないと思います。
いよいよ悪の背景の組織に迫るのが、後編で、
そこで完結するのだと思います。
「刑事ジョン・ルーサー」はBBCで2010年から2019年にかけて
season5まで放映されていました。
私はAXNミステリー・チャンネルでseason3まで観ていました。
ルーサーは捜査で犯人に迫ると分別を失い犯人を憎むあまりに、精神を病み
時に犯人を殺してしまう程、凶暴です。
違法捜査も厭わず責任を取らされて休職。
しかしルーサーに代わる有能な刑事はいない→復職する。
それを、繰り返しています。
さて今作品。
犯人は最初から分かっています。
アンディ・サーキスが演じるサイコな連続殺人犯の陰謀で、
ルーサーは刑務所に収監されています。
しかし刑務所のルーサー(イドリス・エルバ)に犯人からのコンタクトが・・・
ルーサーに被害者が殺される直前の声を聞かせて挑発するのです。
たまらずルーサーはツテを頼って刑務所に暴動を起こし、脱獄を決行。
ルーサーの後任の女性警部(シンシア・エルボ→ハリエットの)は、
脱獄したルーサーを射殺するのも視野に入れて追います。
アンディ・サーキスの犯人がぶっ壊れた男で、その猟奇殺人の数や規模は
想像を超えます。
(逆に言えば、荒唐無稽で信憑性に欠けますけど、)
まあ、その荒唐無稽で残虐な犯行、そこが見所で、
犯人に弱味を握られる被害者たち。
殺すまでの犯行動機は、常識的には納得出来ないですね。
快楽殺人ないしは病的なサイコ殺人鬼です。
被害者たちは弱味を握られてネットを通じておびき寄せられている。
多少TVシリーズをやや拡大した程度で、特に新鮮味も程々ですが、
イドリス・エルバの犯人を憎む手負の熊みたいな姿の好きな私は、
楽しんで観る事が出来ました。
Netflixで3月10日から配信されています。
激スリリング
雰囲気が最高潮となった劇場版
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