「日本人監督じゃあ作れなかったのか?」ペーパーシティ 東京大空襲の記憶 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人監督じゃあ作れなかったのか?
1945年3月10日午前0時過ぎ、アメリカ軍の無数の爆撃機が東京に爆弾を投下し、死者10万人以上、多くが木と紙で出来てた東京の家屋4分の1が焼失する大空襲となった。そこから生き延びた人のうち長年にわたり、公的な慰霊碑の建設、市民への補償を求めて活動を続けてきた人たちの様子を映したドキュメンタリー。
広島に住んでいると、原爆慰霊碑とか資料館などがあるのが当たり前と思っていたが、一般市民10万人以上が犠牲になったのに何ら補償も慰霊碑もない事に驚いた。
戦争の犠牲者は軍人だけじゃないというのを改めて認識させられた作品。しかし、この補償問題がタブーなのはやはり安倍総理の祖父が岸信介だ、という事と関係しているのかな?
本作の監督が日本人じゃなくオーストラリア人というのがポイントなのかも。
コメントする