さいはてのレビュー・感想・評価
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さて、成人向け地雷映画の様だ。
純文学???出鱈目な 「R65」でしょう。男の性合がうせた◯ソ爺が見る映画だよ。若者に見せるなら、避妊具を用意させろと言いたい。最近のハリウッド映画はコメディでも避妊具を用意する。中村幻◯とか高橋伴◯とか若松孝◯は全部こんな感じ。だから、ATGを含めて、僕にとっては日本のサブカルチャーそのもの。目新しさがないばかりか、寧ろ退化している。
塾の先生に対する差別だ。オルガンが必須なのは小学校。分かってもいないのに講釈するな!
先生が聖職ではなく、ブラック職種なのは今は常識。塾の先生が人生を知らないウマシカとは限らない。
流石、月の沙漠を自称する暴走半島の砂浜。映画自体が過大評価されやすい。キングレコードならもっとまともな音楽を使った方が無難だ。
『お手々つないで』 違うよ 『靴が鳴る』だよ
過去作"アレノ"の匂い立つような山梨感を感覚として憶えている自分としては今作に通じる、山の中のラブホテルのどんづまり感に心酔してしまっているのである 同じホテルをロケーションしているらしいので、合点がいく
とにかく、どこにもコミットしない男女の逃避行が大好物なのである それは憧れと言っても差し支えない そう、願望なのだ 実際は起こり得る筈もない妄想、願望、夢想、そして桃源郷 その先に死の匂いを否応なく漂わせながらの男女の罪深さ 男と女と死 この三つが宝くじ以上に確率が低い偶然で引き合ったとき、その奇跡は人生最高のプレゼントなのだと思う 女は自分を残して母親と無理心中で失った父親に重ねて 男はとにかく愛した女が自死しない様、敢えて御守代りの毒薬を、あっさりと呑まれてしまった事への悔恨に苛まれての希死念慮 もうこれ以上水分もない程煮詰まった二人が、海を目指すロードムービーは、それだけで登場人物達に感情移入が激しくなるのである
だから、ラストのオルガンの件は、ハッキリ言って拒絶する なんで男だけでも死へと誘ってあげられなかったのか? まるで未成年のような体型の女性との逢瀬を愉しんだ報いは決して赦されるモノではない 綺麗な躰を汚したのだ、罰を受けるべきなのだ 二人は決して幸せを甘受してはならない その理不尽さを心に刻んで生きて欲しいのである
探しているのは2人とも
飲み屋で知り合った独り飲みの男と独り飲みの女が2人で逃避行する話。
寂しさからか下心からか意気投合してお散歩し、逃避行しちゃう?となって気づけばどこぞの湖の畔。
なんだか文学チックに装飾と間をたっぷり使いみせていき、かなりマッタリな進行ですね。
作中でも言っていたけれど、主導はどっち?
トウドウの一貫していない言動は迷いということ?それともどこかで芽生えた下心?
そもそも彼らの逃避行っていうのはただ目的も行く当てもなく旅をすること?
だとするとそもそもこの人達は何から逃げているのか…2人の過去に対する逃避ってなんでしょう?
曖昧なことが多過ぎて感情も乗って来ないし雰囲気映画という感じにしか思えず、しっくり来なかったし、最後の最後でなにその唐突ファンタジーは…悪い意味で更にぶっ壊された感じ。
2人の演技を、映像を、頭と心で感じる映画
中島歩さんが好きで、初日舞台挨拶で鑑賞。
こだわりを感じる、余韻が残るよい映画でした。
今回の中島さんは、おきまりの現実にいそうなダメ男役、というわけではなく笑、闇を抱えたとっつきにくい役。起伏が激しく苦悩しながら進んでいく姿は、少し痩せた姿と相まって新しい演技を見れました。
北澤響さんは初長編ということで、ぎこちないぶぶんはあったけれど、二人のバランスとしてちょうどよかった。
苦悩するトウドウと、まっすぐなモモ。役柄としてはぴったりでした。
ベッドシーンも多く、役者のその場のかけあいを重視されていたこともあり、2人の作中の距離感を伝えるシーンとして重要な役割をしていました。
口調は全編敬語で、すっと入ってこないけれども、こういうもんだと思うと、詩の朗読や、二人のかけあいの舞台のようにも感じられて新鮮な体験。監督のこだわり?だそう。
抽象的な表現が多く、ラストシーンはびっくりしましたが、2時間あまり考え、感じきって、ほぼ登場人物二人だけとは思えない、濃密でよい時間でした。
2023年劇場鑑賞68本目
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