私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは…のレビュー・感想・評価
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私たちは何を魅せられていたんだろうね、そしてあなたは、やがて彼方へ
過去に囚われ街を彷徨う女が人と出会い、夜に紛れる時の対話と歩幅。不在を感じる旅の密度に自分自身の体験を思い出しこの上ない映画体験を味わうことができた。
風景として画面を横断する電車の存在感と走行音に惚れ惚れする。
他者の死に近づき生を取り戻した女が電車=社会に乗り込み帰宅するところに何とも言えない高揚感を覚えた。
女が写真を捨てるショットがとてつもなく美しい。
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不思議な体験。
久しぶりに映画らしい映画を観た。という印象。
映画の表現を広げようとした努力がそのまま成果となったかは怪しいが、その映像と音響は圧倒的。
映画館で体感すべき凄みがある作品だった。
理解できない部分もあるが、次作への期待も込めて。
いったい何をみせられてたんだ
舞台挨拶もあったがとりとめの無い感じ 娼婦役の女優も舞台挨拶に来てたが、同人とはいえ綺麗だったのが助け
なんとなく題名から言いたいことは分かるけど、これはない
今までにないひどい体験でした
映画館で体験すべき映画
カーテンの間から沈む夕陽と消えていく光を静かにとらえたショット。
ディストピア的に描かれた東京の街並みと、そこに響く靴音、波音、鳥の声、飛行機の音、すべてのサウンドが素晴らしい。
これは映画館で体験すべき映画だ。
作中3人の人物との対話の内容はおよそ現実離れしているというか完全に中二病のそれでやや共感性羞恥を覚えるほどだが、実在の人物との対話というよりは自分の中での失った存在との対話と考えればよいのだろう。
石川理咲子氏の、こぼれるようなささやくような声が非常に印象的。
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