きっと見つけるのレビュー・感想・評価
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「マイリスト」に埋めておくには、勿体無いかも
Netflixお得意の実話もの。
犬も家族だ、その家族も大切なことに気づいていく様。
父と息子がメインだけど、母も昔のトラウマがあったりして。
コンパクトなのであっさりしているけど。
隙間時間に見るのに丁度いい。
過去を精算
旧世代にとってロブ・ロウといえばやらかした人だった。その昔人気絶頂期に未成年に手をだし醜聞にまみれて失脚した。洋ピンにロブ・ブロウというパロディがあったのを覚えている。
ただしロブ・ロウは年不詳のグルーピーと羽目を外したのであってペドじゃなかった。とはいえ日本でもニュースになるほど騒がれた。
当時日本はブルセラ全盛期でキャバクラでふつうに高校生が働いていた時代だったからそれを考えるとアメリカは厳格だった。
『通常、アメリカ国内では未成年女性とのスキャンダルにはとくに厳しく、俳優活動も当時としては絶望視されたが、辛くも復帰。』(by Wikipedia)
甘いマスクで出演映画も順調だった矢先のスキャンダルだったのでロブ・ロウには軽い男のイメージが固着してしまった。
しかしかれは腐らずにハリウッドにしがみつき、ときには変な役でも自虐的にこなして、少しずつメインストリームに復帰してきた。
実生活では1991年に結婚したメイキャップアーティストのSheryl Lynn Berkoffと今日(2023)に至るまでおしどり夫婦を維持していて息子がふたりいるそうだ。
スキャンダラスなイメージに反しじっさいは真面目な男だった。
スピンオフドラマの9-1-1LONE STARは好きなシリーズだが映画のなかで見たのは久しぶりだった。
行方不明の犬をさがす話。
ゴンカー(犬)は時間制限のある病におかされていることでサスペンス要素も提供される。
ネットでも人間よりも犬猫のほうが同情があつまる。人間はどんな人間か解らないが、犬猫のばあいフォルムや基調気質がおなじだから。性格は飼い主によって形成されるものだ。
この映画の原作も実話にもとづいて書かれているそうで、父子の犬探しは人々のシンパシーを呼び込み、みるみる全国ネットになっていく。一方で家族の絆も深まる。
監督のスティーヴンヘレクもロブ・ロウ世代で、来歴を見たら質の高い商業映画がいっぱいあった。101、The Mighty Ducks、クリッター、ビルとテッドの大冒険、三銃士・・・。タイトルにおぼろげな記憶がある。
ブラットパックという80年代の若手俳優の呼称があった。ブレックファストクラブやセントエルモスファイアーに出ていた青春映画のスターのことだ。ロブロウもその一人だったが、なんかちょっとチャンネルのちがう人だった。
この“ちがい”の準拠となるのはジョンヒューズが使うか使わないかで、ロブロウとかチャーリーシーンとかマットディロンとかトムクルーズとかそういう抵抗値の少ないワーキャー型イケメンをジョンヒューズは使わなかった。アンドリューマッカーシーさえ使ったのはハワードドゥイッチだった。
だからヒューズ寄りなじぶんもロブ・ロウの若年期をほとんど覚えていない。でも本作のロブ・ロウを見て、年の功を感じた。かれが辿ってきた道のりを感じた。ひげ面に味わいがあった。若年期のかれはするりと忘れてしまうようなイケメンだったがはじめていい役者だなと思った。
もちろんじぶんが年をとっただけなのかもしれないが。
映画は犬好きなら刺さるだろう。でなくても記憶をつなぐいい映画だった。
息子のことを信じること
実話をもとにしたお話。
山で行方不明になった犬を探す主人公。
父も一緒に山を探すうちに
心が離れていた父との仲が修復されていく。
息子の事を考える父親の気持ちは痛いほどよく分かる。
一度しかない人生、息子のことを信じれば楽になれることが
最近になって理解した。
映画も同じような内容なので共感しました。
中国や韓国では、食用にする文化もある事実を知るべきだ。
モラトリアムな青年とちょっと犬としての認知能力のない犬の話。
アパラチアトレイルには行きたいので、評価はするが、
オズの魔法使いのトトのほうが演技は上だ。
犬を大事にするのは良いが、かたやで人間同士で、戦争していたのでは、いただけるものではない。
中国や韓国では、食用にする文化もある事実を知るべきだ。
悪い人は…
バーで絡んできた二人、母親の両親くらいで登場人物が皆良い人。犬の捜索にそこまでって言うくらい大掛かり。しかし、犬はやっぱり家族だなと。フィーリング青年にとってみたら、唯一の理解者。けれど、捜索するうちに親の有難み、友人の愛情を感じ、成長していく。犬好きな人に取ってみたら堪らない映画。エンドロールで出演者やスタッフが飼っている犬と共にする写真があり、犬好きの人々の愛によって作られた作品とわかる。実話で良かった。
犬探し、人生の目的探し
大学生がシェルターに行って犬を飼うという発想があまりに突発的で単純で…もう少し考えて引き取ったら?とも思う。
犬を飼うということの責任を考えなさ過ぎて、保護犬を飼うためにいろんなハードルがある日本人にはうらやましいくらい。
キャンパスをノーリードでというのも羨ましいわ。
いくら躾されていても、なかなかさせてもらえないからね。
ゴンカーを連れて実家に帰り、無職の居心地の悪さを感じていく息子フィールディング。
両親に対して引け目を感じるだろうしね。
一方の両親も、プー太郎息子を恥ずかしいとは思っていないとは言え、内心穏やかではいられないはず。
そんな中ゴンカーが家族の中心になり、愛されていくのを見るのは楽しかった。
ゴンカーは可愛いし。犬好きには嬉しい内容だと思う。
犬探しを通してそれぞれにいろんな変化があり、協力してくれる人もたくさん。結果オーライで幸せな気持ちになれる作品。
最後に制作スタッフが犬と一緒の写真と共に紹介されてた。それを見るのも楽しかった。
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