娼婦ケティのレビュー・感想・評価
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最後がとても印象的。 吸血鬼的な何かを連想させるけど、命の象徴でも...
最後がとても印象的。
吸血鬼的な何かを連想させるけど、命の象徴でもある血を吸うってことが、生きるためになんでもやってきた、泥水をすすってでも生きる、そんな感じにも見える。
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楽しい地獄
バーホーベン作品で唯一レンタルもなく観れなかった作品、いつの間にかU-nextで配信されていました。ありがとう、ありがとう。
もう序盤から最後まで素晴らしいの一言に尽きるんですが、唯一の欠点は短いこと。あと5時間はいけました。
彼女の人生のプロローグで終わってしまったような、やや唐突なラストは残念ですが、むしろ始まりに到達するまでのドラマとも言えるので、これで良かったのか……しかし100分足らずで捨てるには惜しい(誰一人ロクな死に方はしないであろう)キャラクターばかり。どこまで正確か知る由もないですが、19世紀末オランダの地獄のような街並みも逆に引っ越したくなるくらい魅力的。
貧困というテーマは色んな媒体で幾度となく描かれてきましたが、どれも気分は重くなるかりでしょう。その点この作品は大丈夫、ロボコップばりに不屈のヒロインが人生を突進する話なので超楽しいです。
"NeelDoff"
極度の貧乏大家族、姉はアバズレで両親は毒親、ケティの血気盛んな気の強い性格で様々な困難も明るいキャラで乗り切る逞しさからの成り上がりロードを爆進しながら、ハッピーエンドが吸血鬼みたいに終わる唐突さ!?
ポール・バーホーベンらしい破廉恥さが際立つ前半から過酷な運命を辿るケティかと想像しながら、物語展開も失速気味で無難に解決される事柄にこれが実話である伝記映画として多少の驚きヲ。
若きルトガー・ハウアーがイケメン過ぎて、役柄は嫌味のないクズ男ではあるが。
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