ノック 終末の訪問者のレビュー・感想・評価
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脳内で完全する系の映画
見た目もよくて裕福なゲイカップルがなにか手術をうけた黄色人種の少女を養子に迎えて森の中の家ににげてきた。
という設定だけで、なにか不穏。
シャマランは問うている。「おまえたちの自由は、なにかこの世界のリソースを削ってかなえられている」
人間は常に、選択によって種を存続させてきた。
たまには、この種の説教を聞いておくのも悪くない。
意味不明???
М・ナイト・シャマラン監督、そろそろ末期的な症状……という感じ🤣
初期作『シックス・センス』や『アンブレイカブル』などは、「最後に観る者を驚かせるのが好きな監督なのかな…」と思っていたが、その後はパッとせず、本作に至っては「支離滅裂」感しか残らない😱
ある山の中にゲイ2人と養子の娘が過ごしていると、「世界の終末を阻止したい」という4人の男女がやって来て、「私達は終末を防ぎに来た。君たち家族3人のうち犠牲になる1人を選べ。しくじれば世界は滅びる」と告げる。
この序盤から「何、それ?」と意味不明❓
「そもそも来訪者4人はどのようにして選ばれたのか?」、「家族3人のうち1人を生贄にして世界を救えるって何?」……などなど不条理な内容だらけ。
途中からは、シチュエーションで驚かせる描き方もあったが、盛り上がらないまま終了。
時間の無駄……の典型的作品😵
私には刺さらなかった作品でした。
不条理系の映画好きなんですが。本作は私には刺さりませんでした。もっと言えばイライラしっぱなしだったんですね。
そこで何故か?を考えてみたのですが、これが上手く説明できなくて。
そこをネジ緩い脳ミソを、そこそこ回転させてみました。
不条理系と言ったってね“それ”が主人公じゃなければいけないと思うの。
私の好きな作品なので、また挙げるのですが。
『ゾンビ』では死人が蘇って人を襲って食うとか。終末世界の主役は、紛れもなくゾンビだったじゃないですか。
『ザ・チャイルド』では子供たちが、大人を惨殺してたじゃないですか。理由もなく。そんな怖い子供たちに変えてしまった“なにか”主役だったじゃないですか。
本作ね“なにか”が何だったのかがさっぱりわからなかったの。設定を生かすための、ムリクリが過ぎたように思えて。
なんでこんな世界になってしまたったの怖さが、描ききれていないように思えたの。
テレビの映像だけじゃ、怖さが伝わってこなかったの。
エンドロールの最後のノック音って、やっぱりチェーンメールみたいに、終末の世界が延々と続くってことを暗示してるの?ひとりづつ生贄を探さなきゃ終わらないお話ってことなの?
そしていずれ人類は、一人づつ滅びるってこと?ならタイパ極めて悪い。
サービスサービス
シャマランのサービス精神が今作もてんこ盛り。
ちなみにシャマランを楽しむには、結末にフォーカスするのではなく、プロセスを楽しむのが吉だと思うよ。
ときにやりすぎてお笑いになるけど、シャマランはそこも楽しい。
一つのネタで2時間引っ張る難しさ
世界の終末を防ぐために、誰か死ななければならない、
という荒唐無稽な話で、2時間緊張感を維持するのは難しいな。
さすがのシャマランでもね。
カメラワークとか編集とかは「匠の技」を見せるけど、なかなか物語に入り込めない。
ゲイカップルのどちらにも感情移入出来ないし、オープニング以降、女の子の「出番」というか「役割」はほとんどなくなっちゃうので、女の子に感情移入することも出来ないし。
キリスト教ネタで置いてけぼり
もはやナイトシャマラン節ともいうべき、いつもながらの掴みをみせる。強烈な恐怖を予感させ、幸福な生活が破壊される不安にかられる。山小屋を訪れるメンバーの会話も、恐怖と混乱に満ちていて、出だしはなかなか良い。
しかし肝心な「恐怖」の到来を描くのが、壁に掛けられたTVのニュース映像というのはいかがなものか...山小屋の出来事に終始し、段々とスケールの小さな恐怖になってくる。低予算で特大スペクタルの物語を語る寒々しさが出てしまっている。
最後の種明かし部分が聖書の話で、ん?今何て言った??残念ながらキリスト教に疎い人間は置いてけぼりである。ほぼ意味不明。
同性夫婦と養子3人家族という新鮮な家族愛の描写もこれで霞んでしまった。
ハズレのほうのシャマラン
出エジプト記の災いや黙示録の四騎士を伝えたいがために作られた寓話のような。へー、そうなんだ・・・と頷くだけの作品。
そもそも、地球が滅びるから自ら犠牲になるものを差し出せとか、突拍子もない展開で困惑するばかり。被害者とも言える弁護士アンドリュー(オルドリッジ)の言動は一般庶民を代弁してるかのようだが、結局は銃に頼ってしまうアメリカの闇まで描いていたのだろうか。なんとなくキリスト教原理主義の匂いもするのだが、ここで中和剤のようにゲイカップルを主人公にするというあざとさ。
嘘だ虚言だとTVブレイキングニュースを見せられても作為的なものを感じるのが当然。ここのアンドリューとレナードの心理戦は面白かったけど、結局はそこだけ。得られるものは何も無いし、世紀末思想の押しつけのように感じられ、むしろ不快感を与えられて終わってしまった。
映画の感想は人それぞれ。冒頭のバッタも出エジプト記なんだよな~とか仮面ライダーへのオマージュなんだよな~(ウソ)とか、見終わった感想を語り合うのも面白い・・・違うか。
回想シーンが完全に意味無し
不条理な選択を迫られるサスペンスもの。それはいいんだが、そもそも迫られる内容からして「従うわけ無いだろアホ」で終わるレベル。途中で銃を入手してるんだから危険な侵入者を全員撃って警察呼べばいいだけの話。なんでアメリカ人って警察無視するのか謎。
そういうご都合主義部分を抜きにしても、映画として致命的な欠陥がある。それは度々挟まれる主人公の回想シーンに全く意味のないこと。いや過去の葛藤とかできごとが実は現在の問題とか解決法に関係してたとかならわかるよ。でも完全に無関係。ただ単にホモカップルが過去に苦労してきましたマル――みたいな話を入れたかっただけ。これlgなんちゃらに媚び売りたかっただけだろ。芸術としての映画の敗北だわな。
シャマランはマジつまらん監督になったなー。シックスセンス以外、ぜーんぶ駄作。こんな監督むしろ珍しいぞ。
究極の選択では全然ない
誰かを傷つけたり騙したりせずただ好きな人と暮らすっていう自分の人生を守ってきてただけなのに、自分ら以外の世界を終わらせないために死んでくれって言われたらうーんじゃあ世界終わっていいわってなるかな。葛藤が全然わからなかった。そんなこと言う世界なら終わっていいよ。
本当はトリックなのではないか?
シャマラン監督といえば、オールドのように超常現象なホラーが印象的。
今回もまさにそうで、家族を誰か1人犠牲にしないと世界が滅びるという、わけわからん状況になる。
当然、そんなことをいきなり言われても信じられるわけないが、段々と信じざるを得なくなる。
その移り変わりを楽しむんだが、もうちょっと緊迫感を出せたのではないかと思ってしまう。絶望感と言いますか。
ちょいちょい挟む回想も、どうもテンポが悪くなる。
全体的にいまいち。
恐怖感は味わえるが
突然現れた4人は、それぞれ家族を殺してきたのか?この4人が選ばれた理由は?エリックとアンドリューが選ばれたのは何故?その辺りがもう少しわかるともっと面白かったかも。
でも結局、天変地異との合致は偶然なのか、4人が上手く仕組んだものなのか、真実なのかインチキ宗教なのか、なんか全くよくわからない。ただ次々と殺していく様はグロく残酷で、ハラハラドキドキ。
エリックとアンドリューも結局1人死んで、次の家族のところに行くのかと思ったがそうでもなく、天変地異は収まっていたようで、うーん、やっぱりよくわからん!
カメオ出演の時間が少なかったな~
M・ナイト・シャマラン監督の作品。
恒例の当たりと外れが大きく出る監督。
前作の「オールド」は当たりでした。
今作は・・・・・・・・微妙でした。
理不尽な内容でハラハラドキドキ感もしっかりあるのですが
観終わったらヒネリがないことに気づいてまった。
何かあるのではと思ったのに・・・そうですか・・・
今作のシャマラン監督のカメオ出演は出番が少なかったな~
選択
何か色々と納得の行かない映画。
知らない人が見た夢を根拠にいきなり犠牲になってくれって頼まれてもさ、そりゃ拒否も抵抗もするさ。
何で彼らが犠牲に選ばれたかも最後まで不明だったし、どんでん返しもなく、凄く不完全燃焼。
それと
遂にシャマラン監督もポリコレの波に飲まれたかーって思った。
世界の終りってこんな感じなの?
世界の終りの想像って、
国や宗教観、年代や仕事などで
全然違ってくるのでしょう。
で、私が思う世界の終りは
こんなハルマゲドン的な終わりではない。
なので、”信じる信じない”とか
”家族と全人類”とか、そんな選び方じゃなく
ロジックの展開としてしか見られなかった。
そんで、ロジックの展開だとすると
ビジョンが見えた4人と選ばれし3人が
”最良の選択”をしたとして、
また別の機会(もしくは場所)で、
同様な4人と3人が選ばれないとも限らない。
そして”世界の終り”こそが
”見えざる力”が選択したものであるならば、
我々は甘んじて受け入れなくてはならない。
せめて更なる再生を期待しながら。
だから我々が選択すべきなのは、
「今日の飯は何を食うか」
だけで良いのだ。
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