ノック 終末の訪問者のレビュー・感想・評価
全203件中、181~200件目を表示
M・ナイト・シャマラン味あふれる良作
レビューでわからん!ってのが多いけど、キリスト教圏でない日本では、ピンとこないところがあるので、
・🦗が災いの象徴
・訪れる四人の訪問者は黙示録の四騎士の象徴
くらいは頭に入れておくと良いかもしれません。
レナード演じるデイブ・バウティスタの好演が良い。
あんなタトゥーのイカツイ教師がいるか馬鹿ッ!となるけど😂
ほぼコテージ内で繰り広げられたから低予算作品?と思ったけど、コテージはリアルに丸々作ったとのことです🤯
出てないところのほうが多い気がするけど😂
↑も含め、パンフレットは裏話も満載で、わからない部分もほとんど理解できるので、刺さった人はぜひ購入してください📖
なぜ?を考えずに受け入れると面白い
武器を持った4人がいきなり訪ねてきて、家族の誰かを殺さないと人類が滅ぶと言われてもにわかには信じられない。カルト信者の妄信だと思ってしまうのが普通だろう。そう考えると、この映画はゲイカップルの家族3人をいかに説得するのかの会話劇として観るのが正解かもしれない。
さらに4人が言っている人類の終わりが本当に来るのかどうかも気になるところ。シャマラン監督だからどんな展開になるのか油断ならないし。徐々に事実が明らかになっていくのにそれでもそれを受け入れるのには抵抗がある。なんでそうなっていくんだ?ってところは完全に描かれない。だから、結局のところどうだったんだ?意味はあるのか?という気持ちは残る。それでも、最後に車で流れる曲が1つの答えなのかもしれない。スッキリはしないがとても面白かった。
最後に、ウェン役の少女がとてもうまかった。物事を冷静に受け止める理性と知性を感じた。最後にツリーハウスで言ったセリフは、脚本の良さではあるが、彼女のうまさが光った演技だと思う。今後も期待の女優だ。
スッキリしない中途半端な作品
来訪者の不可解な行動や予知能力についての説明が一切なく、広げた風呂敷が畳まれないまま終わる。何か秘密があると思わせて、超常現象で全てを説明しようとする手法には賛同できない。
本作にはイナゴが写されるシーンが何度かある。イナゴは時折大量発生し、穀物を食い潰すことで知られるため、作中で起こる数々の厄災は、増えすぎた人類に対する神による人口調整という解釈ができるかもしれない。しかしこの解釈が正しければ、子供を生むことができないゲイのカップルは厄災を止める生贄としては不適当だと思われる。
監督の作品造りに対する姿勢も、本作を通しての主張も、自分には理解できなかった。
物理ハロー
シャマラン監督の新作、アメリカでの評価はイマイチでしたが、観る前に変な先入観持ってもしょうがないと思い、あらすじの知識頼りに鑑賞。
謎が謎を呼ぶ、シャマランにしか出せない(原作はありますが)味が醸し出されていた作品でした。
ゲイのカップルと養子の娘の一家のもとに、職もバラバラな4人組の男女が訪れるという感じで始まりますが、平和的な交渉をするかと思いきや、早い段階で窓ガラスは割るわ、ドアはぶっ壊すわ、片方の父親をぶっ倒して脳震盪起こさせるわ、手首足首縛り上げるわで、とにかく本当に世界の終わりを防ぐための交渉する気あんのかな?と笑えました。その後もわりかし武器に頼っていくので、この4人を人類の明暗を分ける選択肢を迫る人物に選んだのはどうなのだろうと思わざるを得ませんでした。
多様性には配慮しつつも、それを全肯定する訳ではなく、黒人、シングルマザー、ゲイカップルというそれぞれをどう描くかはかなり徹底されていました。終盤にそれらの描き込みが繋がってくるのも良かったです。ゲイカップルだと子供は生まれない、そういう危惧を映画に込めていたのかなとも思いました。
正直、「オールド」みたいに展開がどんどん進んでいくものが好きな自分にとっては、退屈なシーンはかなり多かったです。基本的には主人公たちの家での会話劇がメインなので、テレビ越しでの映像の変化くらいしかド派手なものは無いので、期待してたものとは違うなーというのが第一印象でした。ただ、飛行機が落下していくシーンや津波が暴力の如く襲いかかってくるシーンはもっとメインで観たかったなと思えるくらいの迫力がありました。
仲間たちを裁きとして殺していく様子はむごいなーと思うと同時に、これって殺す意味はあるのだろうか?とモヤモヤしましたが、四騎士の黙示録を意味しているそうで、その知識は「七つの大罪」のスピンオフでやってんなーくらいの知識なのでよく分かりませんでした。シャマラン的にはこれがピッタリだったんだと思いますが、そのため終盤に進んでいくに連れて尻すぼみになっていた感じは否めませんでした。
「オールド」も終わり方には疑問を持ってしまったので、シャマラン作品の終わり方の風呂敷の雑な畳み方は今後の作品で改善されたらなと思います。こういう独自性を持つ監督はやはり貴重なので、これからも元気に映画を撮っていって欲しいです。
鑑賞日 4/7
鑑賞時間 11:30〜13:25
座席 G-3
ヘンテコ密室サスペンス
導入部分からいきなり事態が起こり
加害者側の話がおかしいのか本当なのかで上手く最後まで引っ張る演出は流石だし 最初の四人の会話がかなり重要な事言ってますね。
あとハリーポッターのロンがヒゲ生やして出てるんだけど1番最初に〇〇が〇〇って〇〇になってマジかよって思いました、
ポッターロンが最初何故あんなに焦っていたのかって理由は なるほどの展開で納得は出来るし自分があの役割だったら 同じ状態になってるでしょうね!
あとガーディアンズオブギャラクシーのデカいスキンヘッドのオッサンが出てるんで大暴れする凶暴なやつかと思いきや静かに大人しく説得していくのが逆に怖かったですね
普通は加害者側が完全な悪で被害者側を殺そうとしてみたいなイメージで見るのでアレ?アレ?の連続で飽きさせません!
あと加害者側も単なる普通の人で 頭のおかしい宗教盲信者でなくて怯えながら実行して行くところが良かった。
結果キャスティングはかなり上手いなあとは思いました、余韻もなにもないけど 最後まで飽きずに楽しめました!
最後に小役の女の子がやたら演技上手くてセリフとか自然で良かったなあ
相変わらずで良かった
ここ最近の世界情勢で今になってLGBTが禁止にされる州や国が出たり何かとやり玉にあげられたりなんかしてることも関係してるんでしょうが、善良な少数派が生贄になる世の中で神に選ばれる側にいるのはマイノリティーだと言いたかったのかな〜と思ったり。
訪問してきた4人も悔い改めた罪人、シングルマザー、黒人女性で差別されがちな人だとして教職は単純に聖職者?うーん深くは分からんけど何かと追いやられる側の人間が世のために殉教したら聖者にラインナップされて死して神の近くに行くんだろな。
出ている人全員なんで突然自分がっていう五里霧中な理不尽さと非日常が現実に起こった時に実際にその場にいたらこのくらいの距離感だろうっていう地味なリアルさは相変わらずで好感が持てる。大袈裟な内容で地味こそシャマラン。異常事態は確かに起こって何事もない様に日常に紛れ込んでいく。
ハプニングで頑張って巨大扇風機並べて緑一色の草の海をなびかせて大喜びしていたのを思い出すw
特にめちゃくちゃ面白い訳でもないので人には進めないしシャマランギャグ見て監督見つけて満足。
アフターコロナ
私にはNo Vision
壮大な無茶振り?!
必要以上の情報はいっさい持たずに観た方が良い
シャマランなのでこのままじゃ済まんだろうなと思いながら観てしまったのである意味想定の範囲内だったので面白さが半減したかも。
多くの鑑賞者はアンドリュー(背の高い方)視点でストーリーを追い、途中から一部がエリック(背の低い方)視点へと別れて行くのかな。
全身タトゥーの異常にデカい小学校教師にヤク中っぽいチンピラ(っていうかロンじゃん!)、神経質そうな女性達など4人の人選が絶妙で、はなっから疑わしさ満載なところが肝。
占いと同じでどっちに転んでも言い訳が立つみたいな話かと思ったら、結局そういう事だったのねとは思いましたが。
これで終わり?
謎の訪問者が家にやってきたことから起きる不可思議な出来事を、意味不明な恐怖からだんだんと確信に変わっていく様を、不気味でおかしな雰囲気たっぷりに描いた作品。
シャマラン作品らしいミステリアスな空気感は纏いつつも、全体的にはちょっと肩透かしというか、え?これで終わり?という感じ。私が意味を理解できてないだけかもしれませんが…
礼儀正しく「普通の人」っぽい訪問者の面々なのに、やってるのはイカれた新興宗教のような行動。そりゃあ主人公家族のようになるのは当たり前ですが、最後の最後まで喚きまくるのは飽きてくるというか聞いてるこっちもストレスが溜まる。笑
子どもの傷や2人のパパの過去なども伏線チックでしたが特に言及なしのまま終了。序盤のゾクゾクワクワク感から期待したような作品ではなく残念。
もう一捻り欲しかったなぁー
なんか・・・
神の手によって焼き払われる本当の家族の在り方
原作未読。この映画の冒頭で、「おかしい」とほとんどの方が思ったでしょう。3人の家族が山小屋で住んでいるのですが、父親が2人いるのです。
多様性が世の中で認められてきているので、ゲイのカップルは珍しい時代ではありませんが、勿論このカップルによって、子供を産むことはできません。エリックとアンドリューの間で、養女としてウェンが登場します。
小屋にやって来た4人の訪問者は、3人の家族の誰かが犠牲にならないと世界が終末を迎えると告げます。
彼らの言っていることは、カルト宗教のようですが、彼らが1人死ぬごとに災いが現実のものとなります。
終盤にエリックは、ある光景が見えたと言います。それはアンドリューと女性が車の中に入る光景でした。本来あるべき家族の姿でした。
多様性は認めつつも、本来あるべき家族の姿を神が「終末」という方法を持ち出して警告しているように感じました。
不思議な緊迫感が漂い、シャマラン監督らしいスリラー映画で、ハラハラドキドキしました。ラストもあれで良かったと思います。
追記 今回の作品は、人口問題を示唆しているのだと思います。仮にあの3人だけが生き延びても、子供を産むことができないため、結局、人類は滅んでしまいます。ゲイやレズのカップルが増加すると人口は減少に転じる可能性があります。
前作の「オールド」は、コロナワクチンの副作用の未知の怖さを示唆していると思いました。
追記 個人的な感想ですので、突っ込むようなコメントはご遠慮願います。
予知?偶然?
レプリカント ザッパー君のお告げ
へたをするとカルトを肯定することになりかねない
突然押し入ってきた4人の男女によって拘束されてしまう3人の家族。
最初の頃は、いったい彼らがどうなるのかと、グイグイと話に引き込まれる。
3人の家族の方は、まず、4人の言うことを信じるのかどうか、そして、それを信じた上で、人類を救うために家族の1人を犠牲にするのかどうかという2つの選択を迫られることになる。
当然のことながら、第1の選択より第2の選択の方が、大きな苦悩や葛藤を要求されるはずなのだが、どうしたことか、物語は、4人の話を信じるかどうかということばかりに終始して、なかなか前に進まない。
それはそうだろう。誰だって、あんなことを突然言われても、にわかには信じられないだろうし、いきなり無理な選択を迫られても、それを拒絶するのは、当たり前の反応であるに違いない。
だからこそ、3人の家族が、比較的早い時期に4人の言うことを信じられるような「仕掛け」が必要だったと思うし、その上で、第2の選択に思い悩むような描写が、もっとあっても良かったのではないかとも思う。
映画は、終盤に向かうにつれて、宗教色が強くなっていき、最後は、父親の1人が見た「光」のおかげで決着が付くのだが、すべては「神様の思し召し」ということなのだろうか?
しかし、本当は、何もしなくても人類は滅びなかったのに、「それは、犠牲を払ったから」だと、後から説明することもできるのである。
だとしたら、あたかもカルト宗教を肯定するかのような不気味さが感じられ、そこが、この映画の最も「恐ろしい」ところなのかもしれないと思ってしまった。
全203件中、181~200件目を表示