「神の手によって焼き払われる本当の家族の在り方」ノック 終末の訪問者 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
神の手によって焼き払われる本当の家族の在り方
原作未読。この映画の冒頭で、「おかしい」とほとんどの方が思ったでしょう。3人の家族が山小屋で住んでいるのですが、父親が2人いるのです。
多様性が世の中で認められてきているので、ゲイのカップルは珍しい時代ではありませんが、勿論このカップルによって、子供を産むことはできません。エリックとアンドリューの間で、養女としてウェンが登場します。
小屋にやって来た4人の訪問者は、3人の家族の誰かが犠牲にならないと世界が終末を迎えると告げます。
彼らの言っていることは、カルト宗教のようですが、彼らが1人死ぬごとに災いが現実のものとなります。
終盤にエリックは、ある光景が見えたと言います。それはアンドリューと女性が車の中に入る光景でした。本来あるべき家族の姿でした。
多様性は認めつつも、本来あるべき家族の姿を神が「終末」という方法を持ち出して警告しているように感じました。
不思議な緊迫感が漂い、シャマラン監督らしいスリラー映画で、ハラハラドキドキしました。ラストもあれで良かったと思います。
追記 今回の作品は、人口問題を示唆しているのだと思います。仮にあの3人だけが生き延びても、子供を産むことができないため、結局、人類は滅んでしまいます。ゲイやレズのカップルが増加すると人口は減少に転じる可能性があります。
前作の「オールド」は、コロナワクチンの副作用の未知の怖さを示唆していると思いました。
追記 個人的な感想ですので、突っ込むようなコメントはご遠慮願います。
ネタバレ解説では、そうなのかもしれませんが、個人的解釈と言っていますよね。嫌がらせでコメントされているのですか?私がどう感じようと自由ですよね。いろいろな考え方があってもよいですよね。
冒頭劇中でウェンは大人になったら動物の仕事がしたいと言っていました。
エリックは動物病院を閉めて、一緒に夕飯に出かけるアンドリューが見えると話していました。どう考えても大人になって夢を叶えたウェンとそれを見守ったアンドリューと説明されてると思いますが、、
私はウェンではないと感じました。あの女性がウェンである根拠は、描写されていません。なぜ、ウェンが赤ん坊の時の描写がされているのかもポイントになっていると思います。この映画は、父親が2人いることがキーポイントになっていると思います。普通なら父親と母親の設定でよいですよね?父親が2人いるという通常では有り得ない家族なので、神の裁きを受けたなら納得がいきます。原作未読なので、個人的解釈ですが、そう考えると1本の糸で繋がっていきます。いろいろな考え方ができ、奥深い作品だから面白いと思ったのです。
今晩は。共感有難うございます。
只、”人口問題を示唆しているのだと思います。ゲイやレズのカップルが増加すると人口は減少に転じる可能性があります。”
というご意見はそういう観方もあるかなと思いつつ。
自民党の女性議員で、コロコロ所属の党を変えて、故宰相に気に入られ、”比例区”で三期当選しながら、総務大臣政務官をそれまでの人権を軽んじた数々の発言”生産性が無い・・”を野党から追求され役職を辞任した極右議員が居ますが(私は大嫌いです。多分、今後国会には戻れないと思っています。)、LGBTQとこの作品は切り離して鑑賞した方が良いかなと思いました。そもそも、今作と愚かしき女性議員の発言を繋げてみてはイケマセンね。では。返信は不要ですよ。