「漫画実写の最高到達点」シティーハンター だいさんの映画レビュー(感想・評価)
漫画実写の最高到達点
原作1巻のみ読了、アニメもかじった程度
でも鈴木亮平が好きだから見た
ここ近年では、間違いなく漫画実写の最高傑作
原作初期の、醸し出るハードボイルド感と、アニメのコミカルかつシニカルなキャラクター像をミックスし、その設定を活かした映像作り
脚本、演技、小道具など全てが“漫画の世界”と“現実”の差異を無くす完成度
特に主役の冴羽獠を演じた鈴木亮平氏は素晴らしい
アニメの冴羽獠の声優である神谷明氏の話し方を彷彿とさせる、ギャグと二枚目の演じ分け
「ふざける時はとことんふざける」
「キメる時は誰が見てもカッコよく」を貫き通し、見事冴羽獠を憑依させた
特にリボルバーの装填シーンや、オートマチック拳銃の解体シーンは、教本に載ってそうなくらい無駄のない完璧な動作だった
良いところを挙げるとキリがない
しかし、最後に一つだけ残念な点
ガンアクション、格闘シーンはどれも素晴らしいが、クライマックスの“銃を持った大量の私兵と戦うシーン”において、あまりにも多対1を意識しすぎたのか、マシンガンを持った雑魚敵
がむざむざと冴羽の近くまで歩いてきてやられるシーンがあった
いや、その場で撃てよ、と
直前まで味方の位置取りもなにも気にせずぶっ放してたヤツが何を気にして遠距離武器の強み殺してんだ、と
他のアクションが本当にカッコよかったから、ここだけ気になってしまった
他はマジでカッコいいから、重箱の隅をつつく感じだけど
原作を知らない人間も、原作を知っている人も楽しめる、最高の実写映画だと思う
この布陣で続編も見てみたい
是非、海坊主を出してほしい
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