「鈴木亮平という怪傑。」シティーハンター ガッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
鈴木亮平という怪傑。
これまでに様々な国で何度も実写化してきた同作品だが、意外にも日本での実写化はこれが初。
結果的に見事な再現度だったが、そもそも何より日本が舞台なのだから、そりゃあ一番しっくりくるというものだ。
他の方も指摘しているが、鈴木亮平の凄まじい好演ぶり。
もはや発声までアニメ版の神谷明を意識している。
劇中のガンアクションも惚れ惚れするほどで、マニアの心をくすぐるほどらしい。
これはもうアカデミー賞モンだと思う。
これで演技賞に引っ掛からなかったら、演劇界の目は腐っているとしか言いようがない。
傑作だったフランス実写版のフィリップ・ラショー氏も素晴らしかったが、どっちがいいかは悩ましいところである。
逆に鈴木亮平氏が素晴らしすぎて、他にそんなに語ることはないレベル。
ストーリーも、これも他の実写版との違って、獠と香の原点を描いていたのも良かった。
実写化作品、というとどうにも当たり外れが多い印象だが、ときたまこういう大当たりがあるのだから侮れない。
コメントする