「おちゃらけた表情にひそむ殺気」シティーハンター bionさんの映画レビュー(感想・評価)
おちゃらけた表情にひそむ殺気
シティハンターの世界観そのまま。おちゃらけモードから本気モードに変わる冴羽獠の表情にしびれる。
伝言板やコマ劇場が存在した80年代の新宿から、トー横キッズがたむろする20年代に舞台を変えても冴羽獠はシティハンターとして新宿に棲息していた。
槇村香の慟哭には、見ている自分も嗚咽しそうになった。香の隣で、表情を変えて歩き出す鈴木亮平が、冴羽獠そのまま。完全に役と一体になった鈴木亮平の凄みを感じる。
コメントする