ゴジラ×コング 新たなる帝国のレビュー・感想・評価
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これ一本で、最新の怪獣映画だけじゃなく、『猿の惑星/キングダム』と『アイアンクロー』まで観たような気分になれる、たっぷり詰め合わせの一作
『ゴジラvsコング』(2021)に引き続いてアダム・ウィンガードが監督を務め、レベッカ・ホールやブライアン・タイリー・ヘイリーら前作キャストの続投も目立つ(アレクサンダー・スカルスガルドは出演してないけど)本シリーズの「怪獣優位」の方向性は本作においてさらに加速しており、もはや人間なぞ、怪獣の解説役程度の役割しか果たさなくなりました。
ちょっとネオンっぽい青や紫を多用したカラーや逆光を活かした画調は、おおむね前作を引き継いだもので、映像面ではシリーズとしての統一感がありました。
渡辺謙、小栗旬の出演など、前作までのゴジラと日本とを関連付ける要素も切り落とすほどの思い切りの良さ。それでいてゴジラの登場とコングの行動、各地に現れる怪獣たち、という作品設定がちょっと飲み込みにくく、アクション満載なのに中盤まで今一つ物語に入りきれないところもなきにしもあらずだけど、とある仕掛けにより巨大怪獣たちが縦横無尽に暴れる後半の戦闘は「鈍重」とはおよそ無縁の迫力です。
本作はつまるところ、コングたち一族の内紛にゴジラが巻き込まれる話、と言えなくもなく、巨大霊長類同士で戦うさまは、まるで『猿の惑星/キングダム』を先行して観ているかのよう(本編前の『猿の惑星』の予告が結構長いのも、もしかして意図的なのかも)。コングに敵対するスカーキングという王の振る舞いは、『アイアンクロー』にも登場するような悪役レスラーのそれでしかなく、しかも卑怯な手を使ってにやりとするあたり、シリーズ屈指の強敵のはずなのに、かなりの小物感が。スカーキング、シーモという怪獣はそれぞれコング、ゴジラの敵として魅力があるんだけど、特に地底世界での戦いでは、彼らの大きさの尺度を図るものがなく、規模感がつかみにくかったのがちょっと残念。スカーキングはコングとほぼ同じ大きさ、シーモはゴジラよりも大型、と頭の中で補正しながら観たほうがいいかも!
IMAXでも迫力十分だったけど、特に後半の戦闘場面の4DXでの鑑賞は、画面酔いしやすい人にはちょっときついかも知れません。この辺りは鑑賞前に、ご自身の体調とご相談を。
怪獣大決戦ギャグ映画です
ゴジラの魂は何処に
若者向けの怪獣映画だな。
タイトルからゴジラとコングがお互いが治める国の為に戦って、最後に協力し合うストーリーかなって想像しながら着席。
ん?なんか変な女の子が出てきたぞ。この喋れない子、このジアちゃん、テレパシーで意思疎通するイーウィス族の生き残りだって。まるでスパイファミリーのアーニャだわ。
ゴジラは怪獣を退治するから、人間から守護神みたいに思われてる。つか、地球は怪獣だらけなのね。イタリアに来たゴジラ、スタジアムで寝てる。それ怖すぎね?
地下の世界に住む事になったコング、別の猿軍団から攻撃を受ける。そこで小猿を配下に。これらの地下のシーン、なんだかコングのサイズ感がなかった。人と同じくらいのサイズにしか見えなくて、変だなって思ってたら、地上にでたシーンでは大きかった。とにかくこの猿たち、表情がほぼ人間、アニメみたいだった。キャラの設定で、モヤっとしたのはハゲ頭の猿。実際ハゲ猿って存在するの?
どちらかと言えば、コングのバトルがメインだったかな。調査チームはずっと地下にいたもんね。最後、ゴジラとコングがぶつかってると思ってたら、モスラのお陰か、協力して猿達をやっつける事に。このモスラも表情がありすぎじゃね?
最初から最後まで、いろんな事が分からなくてモヤモヤしっぱなし。バトルは楽しく観られたけど、ストーリーは残念でした。
怪獣プロレス
ソフビでがしゃーんて遊んでるのをめちゃくちゃ金かけて作りました
ゴジラもコングも擬人化しすぎ!
ゴジラもコングも動きがまんま人間だから恐怖感も巨大生物感もまったくない。あれだけ酷評されてたエメゴジの方が数万倍ゴジラに見える。
やっぱり怪獣に感情表現させてはダメでしょ。
チャンピオン祭りゴジラも同じような事やってた、と自分を無理やり納得させてる方の多い事。
この「ゴジラ×コング」を高評価している方々は今後一切エメゴジを「あんなのゴジラじゃない!」とは言えないでしょう。
今更ながらエメゴジの出来の良さが際立ってきた感じです。
で結局、全編通してゴジラ、コング、敵怪獣全て(特に敵のボスザル)が擬人化されすぎた描き方だから、ストーリー的にゴジラ、コング、敵怪獣全てが怪獣である必要がないし、人間でも成立するストーリー。
一体何のためのゴジラやコングなのかさっぱり分かりません。
さらに肝心のバトルシーンは綺麗すぎてリアルな感じがなくアニメにしか見えない。
金返してほしいと真剣に思った。
苦痛・苦難の道を乗り越えてからの大迫力
ゴジラ は人の様に走っては イケナイ!
ほぼお子様向け内容で、新技が出ない怪獣プロレス・・。
実写というより、3Dアニメと感じるシーンも。
タイトルも「コング帝国の王」等、コングが主役に変更してはと♪
まず怪獣映画の制作において、対決シーンや対人類シーンで新戦法・新シチュエーションを創作出来てないなら、新作を作る意味がない・・と思う。
いくら脚本が新しい物でも、その怪獣が出現してからが過去作同様のシーンしか描けぬ場合、凡作と化す。
今作で斬新と感じたシーンはほぼない。
新怪獣の造形もアリフレで、モスラも異様で、メカパーツで補強も過去作模倣。
そして今作もゴジラは脇役・・。
ゴジラの動きも徐々に人間と大差がなく、腕を振って走っては、もはやゴジラとは呼べない・・。
私が監督なら、ゴジラの動きは今まで一番遅くして、重く巨大ゆえに早く動けない、がその力はコングを上回る。 コングはゴジラよりやや早く動けるので、素早く背後に回り込む等、より理にかなった描写をするだろう。
街中での対決シーンは僅少だが、バックのビル等はもろCG制作物に見え、リアリティなく、省略し過ぎを感じた。コングの顔面や毛並み部分のみやや緻密だが、他の怪獣などは3Dアニメと変わらぬぐらいの質感に感じる事も・・。
唯一、小女ジアの故郷国へのシーンは、探検物の様でややわくわく感で見入ったが、他のシーンは怪獣が出ずっぱりの割に見応えなく、特に体格差がシーンによって変化しては、よりリアリティがなくなる・・。
他に突っ込み所も多々。
近年のハリウッドが如何にアイデア不足なのかを如実に表した形となったと思う。
(尚現在、ハリウッドの映画制作会社は、旧作邦画のリメイク権利を多数買いあさっているらしい。)
山崎貴監督には次の「ゴジラ作品」制作の期待が高まっていて、予算も相当増額されるだろうから、その時こそ本物のゴジラ映画を期待する事に。
格
名だたる観光地でヤンキー怪獣が暴れる『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲』
結論、完全にバカ映画として振り切ってます。はっきり言ってアホです。
何が“新たなる帝国“なんかなぁと思ったらそれは帝国というよりも顔面偏差値がアホみたいに低いサルたちが通う城東工業高校。そう、これは怪獣版『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲』、ゴジラがトオルでコングがヒロシでモスラが今日子なんです。いやホンマにそうなんです。
証拠に大都市破壊が全くない。ゴジラたちが暴れるのがローマとかジブラルタルとかエジプトのピラミッドとかの観光地・・・ヤンキーが暴れるのもそうでしょ?お前ら貴重な文化遺産に何してくれてんねん!?みたいな。一応ドラマもあるにはあるんですがもうそんなもんは納豆パックについてる辛子ほどの意味もない。その代わりに目につくのはどういうつもりやねん、ソレ?みたいな謎プロット。虫歯に苦しむコングに差し歯を付けてあげるとか凍傷で苦しむコングにメリケンサックみたいな装備を付けてあげるとか、未確認生物特務機関モナークさんは一体どこに予算付けとんねん?とサラリーマンや公務員の皆さんは盛大にツッコミを入れることでしょう。あととても獣医には見えないお気楽アロハのトラッパー君が颯爽と登場するたびにキッスとかラヴァーボーイとかバッドフィンガーが流れるのも面白い。何気にこの兄ちゃんがおらんかったら人類滅亡してるわけでテーマソングくらい何曲つけてあげても安いもんですけどね。
そしてクライマックスの舞台はやっぱり観光地のコパカバーナ海岸。かつてしょっちゅう散歩していて個人的にたっぷり愛着がある名所がドエライ目に遭うのは辛かったですが、ケッタクソ悪い成金御用達のヒルトン・コパカバーナがぶっ壊されるところは思わずガッツボーズが出てしまいました。というかこれらの名所を怪獣の皆さんは徒歩と水泳で移動するんですけどちょっと地球の大きさをナメてるんとちゃいますかね。
面白いことに劇中でお亡くなりになった人は数人で全員モナークの職員。まあスクリーンの外で問題になるでしょうけど、完全に労働災害です。ということで災害規模的にも怪獣映画よりもヤンキー映画に近い。『東京リベンジャーズ』とかが好きな人にちょうどいいんじゃないかと思います。GWに特にやることもない人にはちょうどいい117分です。
怪獣大集合
ゴジラ-1.0を見た後だと辛い
映画館で観る価値あり
-1.0観た後だとアメリカ版のゴジラを観てるなぁと言う感じでとても大味で映画館で観て楽しい映画でした。
これだけ続くシリーズだと人間パートが怠く、
早く怪獣同士の戦いを見せてくれ!
もうそれだけで良い!
と言う感じで
実際怪獣の戦いパートはとてもワクワクしました。
戦いさえ観れればそれで良いや!なのだけど、
全体のバランスで言えばやはり中盤はなかなかダルく
続編を観たいかと言われれば、
もうお腹いっぱいで-1.0の方が続編は観たいと言う感じでした。
途中猿の惑星を観てるのか?と思わせたり
アメリカ版だからかキングコングに肩入れし過ぎて
ゴジラがバカっぽくないか?
と思ったりしたけど、
怪獣映画を観に来てあれこれ考えるのもバカらしく
ゴジラとコングの共闘はやはり胸が熱くなったのでした。
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