「見どころは“ゴジラ対コング”だけかな」ゴジラ×コング 新たなる帝国 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
見どころは“ゴジラ対コング”だけかな
特別の思い入れは無いが、コング、ゴジラ作品の1つとしてとりあえず観賞。
後述する自分の認識違いもあって、今まで観た邦画・洋画ゴジラ作品の中で一番不満が溜まる作品となった。
【物語】
巨大生物の調査研究を行う未確認生物特務機関「モナーク」は地底の世界に生息する巨大生物達の動きを監視していた。かつて太平洋の髑髏島で暮らしていたキングコングも今は故郷である地底の世界に戻っていた。
モナークが地底の世界を監視しているのは、地底の巨大生物の地表への出現、影響を察知するためだが、あるとき異常な信号を検知する。
モナークの言語学者アイリーン・アンドリューズ(レベッカ・ホール)らは信号の真相を掴むために地底に向かう。アイリーンに養女として育てられている髑髏島先住民の唯一の生き残りの少女ジア(カイリ―・ホットル)も自身で異常シグナルを察知していたため、アイリーンに頼み込んで同行する。
地底に着いたメンバーは探査を始めるが、最初に向かった人間の研究施設は破壊されていた。そして探索を進めるうちに地底生物の歴史を知り、さらには地表にも影響する大きな危機が迫っていることを知る。その歴史にはゴジラも大きく関わっていた。
【感想】
鑑賞したとき、本作は数あるキング・コング映画のリブートあるいは新シリーズなんだと思っていた。その割に、地底世界の説明は乱暴(ほとんどない)であり、ゴジラの存在の説明も・・・
とにかく全てが説明不足で、「観客をなめてんのか?」とかなり不機嫌になった(笑)
後になって謎が解けた。2021年の作品の完全なる続編だったんだと知った。そう言えば、そんな映画観たな・・・
3年前にその作品観ているのにも関わらず、最後まで気付かなかっという、なんとも情けない話!!
それを知って前作の情報や自分のレビューを読み返して、やっと話のつながりが見えてきた。その前提だとそれなりに話がつながるのだと。
従って、これから観る人へのアドバイスとしては、
「本作は前作を観ていないと、唐突な話の始まりとなって欲求不満が溜まります。」
もし、前作を観ていない場合は、配信などで前作を観てから観賞されることを強く勧めます。
個人的には少し作品を調べてから観れば、こんなことにならなかったと少し後悔。でも、予備知識無く観た方が楽しめることも多いので、難しいところ。
「そうだったのか」と後から少し納得はしたものの、とにかく鑑賞中の印象は凄く悪かった。前作知らずに観た場合はことうなるという参考にしてもらえればと思う(笑)
ただし、前作を復習(あるいは予習)してから観たとしても、全体ストーリーに深みは無く、“地底世界の歴史”話にしても子供向け番組的な作り込みの浅いお話だと思う。
怪獣対決のCG・VFXは楽しめるとしても、「それだけ」感は強い。
やっぱり、個人的には不満が多い。