「前半ロードムービー、後半マカロニウエスタンの怪獣プロレス」ゴジラ×コング 新たなる帝国 北川賢一さんの映画レビュー(感想・評価)
前半ロードムービー、後半マカロニウエスタンの怪獣プロレス
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怪獣プロレスを深刻にならず楽しませてくれました。
アホさ加減が突き抜けているので良いです。点数を細かくつけられるなら3.7点です。
前半はコングと人間がそれぞれ旅するロードムービー、目的地に着いたらコングのパートはマカロニウエスタンになります。コングがゴジラを呼びに行った時のタイマンは笑いました。ご都合主義な設定が課題や困難を解決するのはこの映画ではテンポを壊さない為の美点です。
コングが主人公なのでゴジラ映画へのオマージュは殆どありませんが、地下文明のシークエンスは60年代東宝特撮映画への、モスラの仲裁は三大怪獣地球最後の決戦へのオマージュを感じました。モスラが活躍したのも望外に良かったです。
ゴジラが移動や戦いで街を壊すのは今回も楽しいです。エンディングのオチも笑えます。
但し、怪獣プロレスなので、熱線放射は深刻な必殺技ではありません。
この話の次を作るのは難しいと思いますが、是非、アイデアを入れて楽しませて下さい。
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