「爽快な後味でポップコーンムービーと思えば◎ 世界的な大ヒットも納得できる痛快娯楽作品」ゴジラ×コング 新たなる帝国 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
爽快な後味でポップコーンムービーと思えば◎ 世界的な大ヒットも納得できる痛快娯楽作品
面白かったです、でも手放しでなくツッコミどころ満載だし、イタい演出でかなり損してるなと感じた作品、レビューでいろいろ書きますが、全て愛情込めての事と誤解なきようお願いします
「GODZILLA ゴジラ(2014)」から始まった“モンスターバース”シリーズも はや5作目
マンネリの倦怠期をリフレッシュさせようと、「ジュラシック・ワールド シリーズ」みたいな無駄に逃げ回るドタバタや「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー シリーズ」みたいなコメディちっくなアドベンチャー要素など近年のSF映画の要素をぶっ込んで試行錯誤した努力が伺えますが、結果とっ散らかって苦笑するだけのカラ回りした痛々しさを随所に感じました
例えばモナークの獣医トラッパーを演じるダン・スティーヴンスさんの馬鹿みたいな登場シークエンス(しかも2回も)は全く不要、もっと普通にしててよ、と心から思いましたね
総じて面白かったからいいけど、余計なことはせず、もっとこれまで通りのシリアスなテイストで突き進んでくれればいいのにと終始思いながら観てました
本作はどっちかというとコングのストーリーラインにゴジラがゲスト出演したノリ、さらに予告でも出ている様にモスラが前作よりも出番が増えるし、重要な役どころも担っていて、展開が面白かった
今回、特にコングに人間っぽさを強く感じ違和感があった
しかも右腕にビースト・アーマーを付けるんだけど、その装着描写がアイアンマン見てるみたいだったし、付けたところはインフィニティ・ガントレットみたいで、コングの体型や風貌すべてが「アベンジャーズ シリーズ」のサノスにしか見えなかった(笑)
ゴジラも跳んだり跳ねたり軽やかすぎて漫画チックすぎ
全てのタイタンが感情を前面に出して人間っぽくて、悪くはないんだけど・・・という感じ
どれももっと獰猛で本能のまま徹底的に敵を排除しようと闘い続けるという方が観ている方はノレたんじゃないかと思いました
本作は部分的にIMAXカメラで撮影された作品なのでIMAXで鑑賞、体感5割ぐらいがIMAX画角だったと思います
そんな大画面で描かれる映像がメチャクチャ綺麗で超ド迫力、特にクライマックスの地下空洞から始まり最終決戦地のブラジルでの怪獣5頭+その他多勢でのブッ壊しバトルを展開、前作の上海バトルを遥かに超える、そのとてつもない破壊力に圧倒されました、この数十分を観るだけでも本作の鑑賞価値はあると思います
あと、レベッカ・ホールさん、今回はショートカットになってとても似合ってました、より綺麗になっており、ますます魅力的でした
「ゴジラ−1.0」フィーバーが未だ熱の冷めやらぬ中、本作を世界にぶち撒けるアダム・ウィンガード監督には相当なプレッシャーだったと思いますが、持ち前ののゴジラマニアとしての知識とオリジナリティ溢れる創造力で跳ね返し素晴らしい作品に仕上がっていると思います、そして結果として本作も世界中のゴジラファンに受け入れられ大ヒットしている事がとても喜ばしい事だとも重ねて思いました
コメントありがとうございます。
皆さん、新作猿の惑星とゴーストバスターズに言及してるようですね。公開時期が悪いのも有るんでしょうが、まんまぽく見えてしまうからでしょうね。