「バトルシーン満載で飽きさせないエンタメ展開」ゴジラ×コング 新たなる帝国 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
バトルシーン満載で飽きさせないエンタメ展開
世界のあちこちで行われるバトルシーンは楽しく、イタリアのコロッセオで丸くなるゴジラは可愛いかった。
モスラは虫感が強調されながらも神々しさがあり見惚れるほどに美しかった。
一方、リオデジャネイロの被害は甚大で復興を祈るばかり。
ミニラではなくコング側に子供(ミニコング)を出したのはコングに人間的な主役感を出したかったからか?
怪獣映画としてのカタルシスはギリ感じたが、トンデモ設定と取って付けた様なストーリーには少し萎えてしまった。
コングの巫女?的な女の子がモスラの小美人を兼務し、最終的には3者の間に入り意思の疎通を図るというスーパーぶりは、この子次第では地球征服さえも可能になるという恐怖を感じた。
人と猿の境界線とは武器を使う事ということだと改めて思った。
コングが斧を肩に担ぎながら歩き、スカーキングがロープの先に剣がついているオリジナルの武器を体に巻きつけているのをみて何とも言いようの無い気持ち悪さを感じた。
コングの虫歯が簡単に抜けただけで驚いたが、メタルの歯に差し替え、さらに凍傷した腕の補強パーツが地底の倉庫に保管してあり、歯の治療をした人が輸送機を操縦し腕に装着って見過ごしていい話なのだろうか。
地上、地底、海底がそれぞれ繋がっているようだが位置関係がよくわからず、あれは異空間を通って行き来しているということだろうか。
細かいことが気にならないくらいのめり込んで観られるような面白さはなく、レジェンダリーへの苦手意識が少しずつ大きくなる今日この頃。
共感ありがとうございました!
コングの巫女=モスラ小美人(双子)→間違いなく悪の組織に狙われて世界征服されますね・・・次の伏線でしょうか??これだけ設定のアラがあると、軽くスルーされそうです笑
今後は、なんでもありの地中空間を舞台にコング主役の作品が連発されると思いますが、ちょっと地上でのゴジラ話はネタ切れぽい気がします。ワニのような表皮、エラが有る、ピンクのヒレのゴジラのビジュアルも再考してもらいたい。