「100人隊が2万の軍勢と戦う凄さに血が湧く!」キングダム 運命の炎 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
100人隊が2万の軍勢と戦う凄さに血が湧く!
最初、秦の王が何故中華統一を図りたいのか、その理由が明かされます。王と関わって戦死した人たちとの約束を守るというのがその眼目でした。そして約束したその一人でもある杏の演技、敵国から王を脱出させるために命をかけた彼女の戦いに泣きます。続いて清野の登場。100人隊の頭になった信の元に馳せ参じ、副隊長として活躍する姿に惚れ惚れするしかありません。この作品で時々差し込まれる中華の勢力図や土偶を使った戦いの風景はちょっぴりチープ感がありますが、それ以外は全く違和感を感じません。全てが豪快でワクワクドキドキします(見ごたえのあるCG)。特に戦場でのそれぞれの軍勢のぶつかり合いは、まさに紀元前にいるような気持ちになります。指揮を取る将軍の采配によって、戦況が全て決まってしまうということが手に取るようにわかりました。主人公の名前を冠した「飛信隊」はわずか100人です。それが2万の軍勢の中に切り込んで戦略家の将軍の首を取るわけです。過去の歴史の中で僅かの軍勢で実際に覆した話もありますから、あながちあり得ない話ではないのですが、その困難さは想像を超えています。見事に相手の首を信がとった時の高揚感は爆発的なものがありました(戦争の世紀の話ですからご容赦を)。あと、この作品の豪華な出演者にも魅せられます。小栗旬が出てきたかと思えば、ラストに長澤まさみが登場します。贅沢な登場に眼福でした。そして武神と言われる謎の将軍(吉川晃司)の桁外れの戦闘能力に度肝を抜かれました。これは次回作への布石ですが、ものすごく期待が高まりました。
吉川晃司ですか?。私が若い頃、不良かぶれの青年には 神 でしたが また 神がかって来ましたね❗️ただ正直いうと、年配者には暗すぎて誰が誰だかわかりませんでした😊