君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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タイトルは意外と内容とは無関係
なんの期待や事前情報無しで
鑑賞しました…
期待してなかった…と言えば嘘になるかもしれない… 混沌とする世界情勢と日本の絶望的な社会と経済の将来性の今日、どんな将来的方向が見えるのかな…と期待していたかもしれません。
声優さんの声 ナツコさんは聞き覚えのある声で 木村さんでした。
これまでのジブリ映画と比べてしまうと
ストーリーと映像の流れが
ブツリ、ブツリと切れるところがあり
話が飛ぶというか
なんだか雑だなぁ~…
どういう展開? …と理解に欠くため
意味がわからないとなることがありました。
ストーリーがタイトルからはかけ離れていて
私の期待した将来に対しての自分や地球人として どう歩むかなど問う内容は皆無でした。なので 残念
もしくは、今の自分では汲み取れていない要素があるのかも知れないですが。
ナウシカや千と千尋の神隠し、ハウルの動く城、耳をすませばやもののけ姫、おもいでぽろぽろ、火垂の墓 は 何度見ても何かしら違うものが見えるのが楽しみですが…今回はストーリー的にも解釈は至ってシンプルなのかなぁ?という印象を受けました。
宮崎駿 君たちはどう生きるかを見て
僕は宮崎駿引いてはジブリが嫌いなわけではない
ただ、近年の作風に魅力を感じないのもあり、今回はあまり期待していなかった
ただ、何も広告も宣伝もないというのを知った時は、何が来るかわからない怖さと同時に、下手にSFというかファンタジーに手は出すなよとそれだけを思っていた
実際観てみて彼の独りよがりなところは否めなかったし、ファンタジー要素というか異世界への移動からその先の展開があり、まあ驚いた
で、この映画は、なんというか事象の原因や細かな設定を鑑賞者が想像しなければならない作りになっている、この作り自体は良いとして、あまりにも場面場面がかけ離れすぎていたように思う、海に行ったと思ったら山へ行って山に行ったと思ったら実家に帰って、みたいな状況
それからその途中経過があまりにも雑というか省かれてる部分が多く見られるというのも少し引っかかった
例えば走ってると思ったらなぜかもう目的地の近くまで行っていたり、階段を降りてると思ったらすぐ目的地に着いたり 千と千尋の電車に乗って行くシーン、崖の上のポニョの車で家まで爆走するシーンを思い出して欲しい あのシーンでカットが挟まれて突然目的地の近くに居たらどうだったか、僕はそれが気になった
宮崎駿含めその下で働く方々は素晴らしいと思う
だからこそ物語の場面場面をしっかりと繋げてほしかったし、歩くところ、走るところ、向かうところそしてそれらの背景をしっかりと描いてほしかった
それから、この映画を理解し難いと言っている人に、想像力が足りていないと主張する方がいるが、これは想像力の問題では無く想像で補完する域を超えているというと言うのが問題だと思う 鑑賞者の想像が作品の情報を補完することも、映画やアニメで時たま必要になるが、大衆のみんながみんなそんな素晴らしい想像力を持っているわけではない 間髪入れずに「なぜなぜ、原因を知りたい、いつ教えてくれるの」と思うだろう そして分からなかった挙句帰りの電車でネタバレサイトの適当なレビューを見る始末 このような人が大量に生まれる映画を作るのは少しばかし独善的なのではないかとも思う
そして今回、反応を試されてると感じて気持ち良くなる人もいるが、何が何だか分からなくて終わった人が多かっただろう だから評価が二分されてる現状も、至極真っ当と言えば真っ当といえる どっかのサイトでレビューが5と1ばかりで結果3になってると言うのを見たこれはこれで面白いと思った
いや本当にこう書いているとなんか悔しかったというか、結局期待してしまっていた自分がいたということに気づいてしまった 彼らの技術は素晴らしいが今一つというか、私がもし他人にこの映画どうだったと言われても、別に面白かったとも言わないし、勧めないなという感じ まぁ見てみればと言うだろう、と言うか実際そう言った
結局、数十年に渡って、映画公開当時の熱狂が語り継がれるような、そんな作品を僕は求めていたんだ ジブリに傾倒しているわけでもないし、盲目の信者なわけでもない、グッズも買ったことはあるが別に多いわけではないただの一般人の僕が、こんな気持ちを持っていると言うことは、こんな感情を覚えた方は多いんじゃないかなと思う それで僕は最初、タイトルの「君たちはどう生きるか」というのを見た時、ああ宮崎駿は、僕たちに生き方を教えてくれるのか、と安易に思ってしまった。 いつでも餌をくれる親鳥がいる雛のように、ジブリが僕に答えを明確に示してくれると思ってしまった。色々な映画を見ててなんというか、分かりやすいのが当たり前、答えがあるのが当たり前だと、勝手に、我儘に決めつけてしまっていたんだ
今でもぐるぐると頭の中を色々な思いが巡っている。良かった、いや本当にこれで良かったのか、、でもきっとこれで良かったんだな
この映画の掴め無さ含め、内容の圧倒的質量と鮮やかな色遣いだったり、色々な部分で輝かしいものがあった。そうその他諸々これでよかったんだ
映画を作るのは彼らであり、僕達があーだこーだ言っても何も変えることはできない。 彼らの努力と研鑽を、僕たちは直接助けることは出来ない。ましてや、作品の責任を持つこともできないのだから
それでそう、そんな細かいことは置いておいておこう 今は彼らに感謝を伝えたいと思う。本当にありがとう 7年もかかって作るプロジェクトと聞いた。そこにどれだけの人と熱量と時間が必要だったのか まずは休息を
そして制作秘話で、後々裏話をたくさん教えていただけるとありがたい 本当にお疲れ様でした
次回作も必ず見に行きます よろしくお願いします
身構えずに観るのが良い
分かるもよし、分からぬもよし。何かを分かりたくて映画を観るのではないでしょう。メッセージくれくれじゃなくて、作品全体が目の前にありますから、それを堪能するだけです。良し悪し善悪で捉えようとせず、この映画をそのまま受け取って、今、腑に落ちる事があればよかったねということです。今腑に落ちない人もありがたく頂戴しておくだけです。
原作とは全く違う解釈と感性が問われる映画
道徳的な投げかけ作品として知られる原作の「君たちはどう生きるか」という作品を思い描いて この映画作品を見に行こうとすると、おそらく戸惑いが襲ってくるだろう。
この表現の仕方がジブリ作品の真骨頂だと考える ジブリ作品のファンにとっては登場するキャラクターたちに親近感を感じるのかもしれないが 原作においてのメッセージ性は全く感じられなかった。
むしろ 宮崎駿が 何を伝えたいのか理解不能な作品だった。
この映画を見た人が そこに原作でのメッセージ性を感じたとするのなら それはそれでいいのかもしれないが、単にパラレルワールドの中での 仏教的な輪廻転生を戦争の時代の時代性と絡めて表現しただけのように感じてしまう宗教感を植え付けてくるような作品であったと思う。
長く愛せる作品かな
これぞジブリ作品
圧倒的な情報量と早い展開に、脳の処理能力が追いつかない。
近年の作品に多い『分かりやすい作品』ではない。見終わったあとに、じっくり考えたくなる作品。
『風の谷のナウシカ』から始まる宮崎ワールドの集大成。
彼の思想、母性への恋慕、父性への歪んだ愛情、生命への愛、戦争の憎しみ、彼の死生観。彼が作品の中で描き続けてきた物が詰め込まれた作品。
そして圧倒的に美しいビジュアル、作り込まれた世界観、一つのテーマで描かれた複数の短編集を読んであるかのようなストーリーに、ずるずると引き込まれていく。
ジブリ作品ではなく『宮崎駿の作品』が好きな人にはハマる。
『となりのトトロ』を見に行くつもりで行くと後悔する。
宮崎駿、ジブリからの挑戦状。
夏休みの課題
スタジオ名だけで売る
宮崎駿集大成
ファンタジーで描く哲学
もう一つの名作が生まれた
テレビ向きではないジブリ。
深く考えずに
宮崎駿がいない世界を生きる我々への問いかけ。
『君たちはどう生きるか』
このタイトルが、全てを語っているのだろう。
過去作を連想させるシーンがちょくちょく登場する。
そう遠くない将来、悲しいことに宮崎駿がいなくなり、作品が生まれなくなる世界が待っている。
走馬灯の様に流れて去るシーンの数々から、感じたメッセージ。
「(過去作など)作品を通して、伝えたい事はもう伝えてきた。では、これからの『君たちはどう生きるか。』」
天国でもなく、地獄でもなく、善悪でなく、グチャグチャでキレイじゃない、争い醜いこの世界を、過去を踏襲してではなく、己で創っていけ。
そう言っているんだ、と勝手に妄想する。
(ご存命の内からこの様な事を申し上げたことお許しください。いつまでもお元気で。次回作待ってます。)
理解と面白さ
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