「流石「世界のミヤザキ」」君たちはどう生きるか O.S.さんの映画レビュー(感想・評価)
流石「世界のミヤザキ」
予想を超えてきた。
流石、巨匠・宮崎駿だ。80代になってもその想像力と感性は健在のようだ。
青鷺が湖上を飛ぶシーン、御弊が真人に張り付いてくるシーン、ヒミと眞人が抱き合うシーン、一つ一つが絵画のようで美しい。脚本も素晴らしかった。「理解させてやらん!」という観客に対する気持ちが伝わってきて、潔くて良かった。支離滅裂ではない。物語は「意味の亀裂」に媒介されて深みを獲得していく。そう思えるような作品だった。
アカデミー賞受賞も必然であろう。
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