「一生懸命に生きよう」君たちはどう生きるか すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)
一生懸命に生きよう
時間が合わなくて見れていなかったのだけれど、アカデミー賞の影響で上映が続いていたので遅ればせながら鑑賞しました。
なるほど、この内容だと評価が分かれるのも納得です。
「誰でも、人生には現世を嫌悪したい時もあり、そういう時に逃げ場を求めたくなる時もある。でも結局は現世で一生懸命に生きていくしかないのだよ」ということ。それが、流されるままに鑑賞した私の感じたことです。でもこの映画から感じることに正解はないように思います。
おそらく、この映画は「絵画」や「ダンス」を見るように感じるままに見てくれと、そういうことを映画全体で表現しているのだと思います。そこには論理とか辻褄のようなものがありません。私は肯定的にとらえましたが否定的な受け取りをする方もいるはずです。ですから、評価も分かれて当然。表現者「宮崎駿」ここにありですね。
コメントする
レッサーパンダさんのコメント
2024年4月17日
宮崎駿さんは作家だなあと思います。
正直いって今の日本映画は漫画などの有名原作を使ってそこそこ儲かればいいと思っているような作品も多い。少なくとも原作のフアンは観に来てくれるから。宮崎駿さんは逆ですね。彼ほどの有名監督なら必ず一定数のフアンは観に来ると思われるのに「君たちはどう生きるか」は妥協しませんね。80歳を過ぎてアートに振り切っている感じがします。
その潔さに感動します。