「宮崎駿の集大成だった」君たちはどう生きるか 雪さんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎駿の集大成だった
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宮崎駿の集大成だった
色々な宮崎駿作品のセルフオマージュが散りばめられていた
亡者の船列は紅の豚の亡者飛行機の列のシーン
魚を求める黒い人は千と千尋の神隠し
わらわらはこだまやすすわたりかな
他にも沢山の過去作連想するシーンが多岐にわたられてあった
あとジブリお馴染みのおばあさんキャラが大集結(笑)
悲惨な戦争のシーンをかかなかったのは、宮崎駿が宇都宮空襲で助けを求める人を見捨て車で逃げた話もあったし、トラウマで描きたくなかったから風立ちぬでも描かなかったのだろう。
また裕福な家庭・軍需工場を経営する父親は宮崎駿もそうだから主人公は宮崎駿、主人公の父親は宮崎駿の父もイメージしているのではないだろうか。
そしてヒミの帰ったら空襲で死んでしまうからダメだと引き留められたシーンに息子(眞人)を生めるなら素敵じゃないかと返すのが母(少女だけど)の愛を感じて泣いた
若くして亡くなる運命でも息子に生みたい、会いたいは「いま、会いにゆきます」もそうだったように母の愛は偉大なことを知った
30代の今出会えて良かった作品だった。
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