「自然と涙が溢れる作品」君たちはどう生きるか senchaさんの映画レビュー(感想・評価)
自然と涙が溢れる作品
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昨日やっと見に行ってきました。
前情報もなく、かなり賛否両論の作品で
理解に苦しむという意見やつまらなくて寝落ちして
しまったなど酷評もあると聞いていたので
どんな作品なんだと身構えて
鑑賞したのですが、エンドロールが流れる頃には
自然と涙がこぼれ落ちていてとても感動する作品でした。
私自身語彙力が乏しい為、この感情を言葉にうまく表現することが難しいのですが、色んな考察以前に
マヒト自身の心の葛藤と成長を描いたストーリーで感情移入してしまうシーンも多く、最終マヒトが自分の心の傷やトラウマに目を背けることなく、
向き合い、前に進む選択をした強さにも心を打たれました。
確かに要所要所で展開が早く感じたり、断片的で細かい描写の説明がないので『え?なんで急に?』って思ってしまうシーンも人によってはあるのかなと。
青鷺が登場してから学校に通いマヒトが頭を石で
打ち付けるまでのシーンも描かれていないだけで、
かなりの日数経っていて心に限界が来ていたのかなと解釈しました。
青鷺が言葉を発したシーンではマヒトは鳥が言葉を発することに特に驚くこともなく仕留めようとしていたので、描かれていないだけで、数日前から青鷺から話しかけられていたのかな、、、など
想像力を働かせながら鑑賞するシーンが多かったです。
私の勝手な解釈ですが、、、笑
自分の心に訴えかけてくるような作品でもありましたし、1人の少年の成長ストーリーでもあり
家族愛、人と人との絆、自分を受け入れる強さなど沢山のことを伝えてくれた映画だと私は感じました。
見た人の心を映し出す鏡と言われている作品の為、他の方の考察を見た上でもう一度鑑賞したい作品です。
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