「解説を読んでも」君たちはどう生きるか Sankalpaさんの映画レビュー(感想・評価)
解説を読んでも
観賞後にオタクさん達の解説を読み、それでもなお低評価。許せない気持ちで一杯。
駿作品物語、アニメ映画制作者たちへのメッセージ(=君たちはどう生きるか)なら、初めからそう宣伝するべき。何の予備知識も持たせず、オタクにしか分からないような映画を一般に公開しないで欲しい。超絶駿ファンだけ来い、と宣伝して。
書籍の同タイトルは読んでいるので、高校生と大学生の子供達に、今後の人生に少しでも響くものがあればと思い連れて行ったのに、何の「どう生きるか」も与えられなかった。何これ状態。泣いてた人、ただの駿オタクだったんだよね。オタクが喜ぶだけの映画なら、予告を出してその人達だけに限定公開して。
大好きなジブリ作品沢山あったのに、全部が、観た者の受け取りに託す、誰か解説してあげて、この作品の意味をよく考えなよ、と、こんな思想で作られてるのかと思ったら、これまでの作品に対しても腹が立ってきた。
映画を観るのはオタクだけじゃない。沢山の人を感動させるものであるべき。感動=心を動かされた映画というなら、ものすごい怒りを感じた時点で成功なのかもしれないけど、それを監督が喜んでいるなら、もうそれで良いんじゃない。どうぞ満足なさって。
駿アニメオタクの人でないならば、低評価を付けてる人達の感性は正常だと思う。
映像は流石と言えるものだったから0.5点。現実味のあるものは良い画だった。良くわかんないけど可愛いキャラがたくさん出てくる。(あとで解説読んで可愛いキャラにも腹が立つ。)
初日にネタバレされてたから知ってたけど、この内容で米津玄師?そんなカリスマを使わず、埋もれる才能を見つけて使えばまだ点数上げられたかも。呆然とした中に流れる米津玄師に、エンディング中失笑。