「私は好きな作品です。」君たちはどう生きるか marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
私は好きな作品です。
昨日から公開なのをうっかり忘れていて、午前中に定期検診を入れてました。昨日、日テレで宣伝してるのを見て「しまった!唯一映画館で観られる朝イチ上映は?」と調べてみると…
大迫力音響『Dolby Atmos』を最大画面、追加料金なし!の謳い文句が!
なんということでしょう!映像の匠、人は彼をジブリの魔術師と呼ぶ、そんな宮崎駿監督の技を10年ぶりに感じられる土曜の朝。(加藤みどりさん風に)
前置き・枕はこれくらいにして、一応『枕』に韻を踏んでみるとまさにビフォア・アフターではないですが、観る前の気持ちと観終わった後の気持ちがこれほど劇的に変わるとは思ってもみませんでした。
前情報があまりにないことと、急に観ることになったせいで予習不足は否めず、このままでは赤点必至なので、封切り日のまだ少ないレビュー40件くらいを見てからの鑑賞。『宮崎駿も終わりだ』『訳わからん』『駄作』みたいな書込みが多かったせいでハードルをくるぶしくらいに落としての鑑賞。
いえいえ、確かに難解で子供向けではありませんが(他のジブリ作品も大人向けのもの、結構多いですよね!)米津玄師さんのエンディング曲が流れた時には涙が出てきてました。もしかして本当に宮崎監督作品の見納め?という感情だけではないと思いますが、娘、孫まで3世代の情操教育を担ってくれたジブリ作品から宮崎監督が足を洗う(もっといい表現ないものでしょうか?)ことの寂しさをひしひしと感じたことは間違いありません!
正直1回目ではまだまだ消化不良ではありますが、これから何度か観直すごとに理解を深めながら感動も重ねていくことになると思います。
本編に触れるなら『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』『思い出のマーニー(宮崎監督作品ではありませんが)』他、たくさんのジブリ作品のオマージュ、おばあちゃん軍団は湯婆婆やポニョの施設のお年寄りみたいですし、特に青鷺のおじさんはほぼカルシファーのキャラですよね。
強いて言うなら舞台を日本の戦中・戦後においた理由は今ひとつわかりませんが『風立ちぬ』も同じく宮崎監督の思い入れが大きいのでしょうね。ハウルとソフィのごとく眞人とお母さんのお互いを想う気持ちが痛いほど響いてきましたし、どなたか書かれていましたが積み木の数と宮崎作品の数、宮崎監督が離れたあとの『ぼくたち』はどう生きるか、が深く深く響いてきます。
あとは言うまでもなくジブリ作品特有の美しすぎる映像と久石譲さんの美しい旋律、声優をつとめられた皆さんの素晴らしさに感動です。宮崎駿監督作品をBlu-rayBOX(高かった!)で買って毎週、孫とトトロ鑑賞にいそしむ(ガンバレルーヤのまひるさんのごとくセリフを暗記してしまいそうです!)お年寄りとしては「いいものを観せていただきました!美味しゅうございました。(岸朝子さん?)」が率直な感想です。さあ2回目でもっと深掘りしなきゃ!
kazzさん
共感&コメントありがとうございます。2回目にまだ臨めてないのですが代わりに他のジブリ作品を孫と楽しんでます。やはり画像のなんとも言えない美しさ、暖かさに改めて感銘を受けています。
かせさん様
共感&コメントありがとうございます。アニメに精通されたレビューに感心しました。素人からみてもやはり素晴らしい映像は感動を与えてくれること、改めて実感した次第です。
グレシャムの法則さん
共感&コメントありがとうございます。まだ一回しか観られてないので解釈に変化はありません。
他力本願でみなさんのレビュー・解釈を読んでいます。
別作品を観に映画館に行くたびパンフレット販売されてないか確認していますが、手強いですね。ジブリも、というか鈴木プロデューサーも。
遅い時間にすみません。
私はすでに3回見たのですが、ますます深入りしてます。
初鑑賞時の疑問が、少しわかった気になるのですが、逆にますます分からなくなってくるところもあります。
humさん
共感&コメントありがとうございます。
そうですね!最近観た作品でもスピッツ、教授と素晴らしい音楽とともにエンドロールでの余韻を楽しませてもらいました。
映画音楽の大切さをつくづく感じている今日この頃です。
こんばんは。
米津さんの楽曲に、私もとても感動しました😭
あっけなく来るラストにあのエンディングは実に重要な役割を果たしていますね。
素晴らしい余韻で包まれました。