劇場公開日 2023年6月2日

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ウーマン・トーキング 私たちの選択のレビュー・感想・評価

全134件中、41~60件目を表示

2.5時代が異なるような印象を受けるけれど、こういう他の世界から閉ざされ...

2023年7月1日
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鑑賞方法:映画館

時代が異なるような印象を受けるけれど、こういう他の世界から閉ざされた場所ゆえに、こうなのだろうとも思えた。 個性などなく統一された服装。 男性だけに与えられる教育の機会。 女性に与えられないさまざまなこと。 そうすることで、疑問もなく、この生活が当たり前のものとなり、コミュニティーは成立するのかもしれない。 そこに、投じられた一石。 立ち上がる女性たち。 でも、こんな状況下において、なにもせずに残る選択すら存在することに驚く。 そして、それぞれの意見をぶつけ合うものの、結論はテンポよく出てこないのも、なにもかもを受け入れて生きてきたゆえなのか。 そんなさまざまな意見がある状況で、恐ろしいのは、誰かが被害にあった、ではなく、その場にいる女性、おそらくほぼ全員が被害にあったか、目撃しているという事実。

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yukarin

3.5絶望と希望が同時に襲ってくるスリリングな会話劇

2023年7月1日
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鑑賞方法:映画館

同名小説の映画化であり、ボリビアにあるキリスト教一派の村で実際に起きた連続レイプ事件を基に描いた作品。その事件が「悪魔の仕業」や「作り話である」と、男たちによってうやむやにされてきたが、ある日犯罪だったことが明らかになり、家族を捨てて村を出るべきか、それでも残るべきかを女だけで話し合う2日間のお話し。 驚くべきなのは これが2010年の出来事だということ、そして、非暴力を信条とするキリスト教宗派の信徒である彼等は、人としての尊厳を奪われ続けているにも関わらず、暴力による抵抗をしないこと、赦すこと、という選択も議題にあがるのだ…。 それでも続く彼女たちの日々の暮らしや農村の風景がとても美しく描かれていて、それがかえって起こっていることの悲劇性や「この場所を捨てる」という選択肢の重さを増していた。 タイトル通り「話し合う女性たち」の物語だが、教育を受ける機会がない彼女たちは文字が書けないため、唯一の男性キャストとして私の好きなベン・ウィショー演じるオーガストという男が書記担当として登場する。彼は村を出て大学で学び、村の学校の教師として戻ってきた男。村の男子を正しく教育することで変えられるかもしれない未来を一身に背負わされたオーガストの行く末は… 最終的に女たちがとった選択とその未来はどうなったのか… 絶望と希望が同時に襲ってくるとてもスリリングな会話劇だった。 当たり前のように「教育」の機会が与えられている私たちは、その重要性を忘れてはいけない。

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yookie

3.02010年 無知との遭遇

2023年6月30日
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泣ける

悲しい

難しい

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アリエンTea

3.5女性たちの会話劇

2023年6月30日
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鑑賞方法:映画館

映画は舞台劇のよう。ある村での女性たちの話。それ以外の場面展開はないといっていいほど。実話に基づいたベストセラー小説をサラ・ポーリーが映画化したとある。(2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。) 男性たちが事件で街へと出掛けた2日間いないときに、これまで男性の性暴力に脅かされてきた女性たちだけで、これからどうするかを話し合っていく物語。 それぞれの言い分があり、長老の女性たちが的確にエピソードを交えながら落ち着いて話を進める。賛美歌の歌もときたま出てくる。宗教上だろうか。一方、戦おうと主張する女性は怒りや憎しみいで言葉も荒くなっていく。その反対に、村を捨てて出ていくという女性は落ち着いている。 ここに出てくる女性たちは字も読めないが、知的レベルが非常に高く発言もうまい女性たちもいるのが不思議である。

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M.Joe

3.5逃げるのは恥ではないけれど、大人数で動くのは大変だ

2023年6月29日
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悲しい

難しい

寝られる

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てつ

4.0信仰を持って生きる事を正面から語る傑作

2023年6月28日
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鑑賞方法:映画館

ここまでガッツリと信仰に沿って生きる、御言葉を握りしめて、何が正しいのかを語り尽くす作品を初めて見た。途中でDay dream believerを鳴らしながら国勢調査の車が登場し、2010年であることがわかった衝撃。このコロニーには、州や郡の法律は適用されてないのか?隔離され教育が足りてないために知らない、のか。時代錯誤と思える生活をおくっている集団だからこそ、純粋に何を基準に自分達は決断すべきかが、苦しくも明確になっていく。 赦すと許容するは勘違いされやすいが、違う事だというセリフが深い。強要されても赦せないのだ。赦せなければ怒りと恨みは続く。勇気を持って選択し、愛のある生活を送るため、踏み出していく女性達の前を向く姿が清々しく、美しい。

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まっちゃまる

4.0サロメの殺気立ってる姿がちょっと痛快 フランシスマクドーマンドが変...

2023年6月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

萌える

サロメの殺気立ってる姿がちょっと痛快 フランシスマクドーマンドが変われない女性、老いもあるだろうけど信仰を重んじるキラリと光る役で流石の存在感 最後の出発がかなり震えた。昨今ここまで格好良い新たな旅立ちは見たことない グレタの時々差し込まれる馬二頭の話しも良かった オーナのルーニーマーラが良かった。ドラゴンタトゥーの女のバッチバチの役や、her、キャロルもよかったが今回もすごい 何を選択するのか 自分だったら我慢に我慢を重ねて赦してしまいそう 他の選択肢を考える、耳を傾ける、常にそうありたい 最初の×付けるのって選挙になってるの?(笑) まあそれは置いておいて ここまで哲学的な話しを繰り広げているのに読み書きできない??とか思いつつも寓話、世界観が独特なのであまり気にならない 納屋での話し合いがメインで人の動きは少ない 暴力的な部分が綺麗に切り取ってあり、かなり尖った作品と感じる 見なくていい部分はみない、見たいけど見れない、のどっちかでわかれそう。

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UPtwHmNNLjBjFuAF

4.5結論から言うと傑作

2023年6月26日
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目は口ほどに物を言い、 口は災いを呼び、 災いは行動を呼び起こすまでの芝居が圧巻! 言葉だけに頼らない細かな芝居で、それぞれの気持ち、状況、何故、をじわじわと手繰り寄せさせる。シナリオと芝居が優れていれば、大げさなセリフ、場所の移動、CG他あらゆるけれんは不要のお手本。 定番の曲の使い方も決まった。 教会にステンドグラスを使う理由もわかりやすい。 静かな闘志漲るクレア・フォイは、 サロメというより、 クィーンっぽかった(エリザベスと、 名曲とかけた?)。 スカーフェイス・マクドーナンド、ブラッド・ピットがPで、 ケレン不要の作品が成立しやすくなる例でもある、、のか。

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蛇足軒妖瀬布

2.5やや退屈

2023年6月26日
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鑑賞方法:映画館

会話劇のため、やや眠くなりました。 しかし、2010年という背景は驚き。

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hanataro2

4.5デイドリームビリーバー

2023年6月25日
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ひたすら会話劇 大草原の小さな家の話かと思ったら、まさかのデイ・ドリーム・ビリーバー! リスベット2人もいるんだから、鬼に金棒だろ⁉と思っていたら… フランシス・マクドーマンドは居るだけで恐い

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うんこたれぞう

4.5ほぼワンシチュエーションだが、世界や時間の広がりを感じられる

2023年6月25日
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鑑賞方法:映画館

納屋での話し合いのシーンがほとんどで、ほぼワンシチュエーションのようですが、不思議と世界や時間の広がりを感じられます。 ボリビアで起きた実際の事件を基にした小説が原作だそうです。 2010年の出来事であることは作中でも言及され、観る人に衝撃を与えます。 決して遠い昔話ではないと明示されています。 本作では男性と女性という構図ですが、人種であるとか身分であるとか、さまざまに置き換えて考えられると思います。 パンフレットの表紙には、村の女性が固く結び合う手が描かれています。 本作の見どころはいろいろありますが、固く結び合う手に象徴されていると感じます。 村の女性たちはみな被害者で、痛みや苦しみを共感しています。 女性たちは、怒りに染まるサロメの激情を受け止め正気に引き戻し、暴行の恐怖からトラウマを抱えるメジャルを労わり慰め合い、無力に打ちひしがれるマリチェに根気よく語り掛け勇気づけ合います。 彼女たちは教育を与えられていなくとも無能ではなく、知性と慈愛にあふれていることがわかります。 信仰の祈りや歌から、善き人たりえるものを知っているのです。 そして彼女たちは、未来への希望をも抱かせてくれる決断をします。

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moro

4.0前に進んでいくこと

2023年6月24日
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絶望的としか思えない状況から回復を目指して話し合い行動する女性たちの物語。信仰を持つことの強さに憧れる。 私は断然過激派のサロメに共感。最後までカッコよかった。

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てら

4.0日本版の舞台でも観てみたい!

2023年6月24日
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これはですね、日本版の舞台でも観てみたいです! タイトルのまんまで、女たちの話し合いのシーンがほぼメインで、 それぞれの被害経験と、人間性から出る発言たちに、 自分ならどうする?と、こちらが感情移入する女性も 話す内容によってそれぞれで、ぐーっと引き込まれました。 抑え気味の映像の中、流れる赤い血が、 心の痛みをも現しているようで、 心臓がギューッとなるような怒りと悲しみを覚えました。 あえて加害者たちへの罰は描いておらず、 まぁ、女たちが出て行ったことがそうなのかも知れないが、 個人的にはボコボコにしたい気持ちが残っているので 若干、モヤモヤしつつ、そこを描きたい訳ではないことも解りますし、 描かない方が、彼女たちの選択までの過程が非常に印象深く残りました。 最後、未来に続く旅立ちで、本当に良かったです。

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hkr21

4.0平和主義者の選択

2023年6月21日
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悲しい

怖い

映画自体に凄惨なシーンは描かれていないが、原作の実際に起こったというボリビアの事件はあまりにもショッキングで想像を絶する。複数の女性たちが男たちに牛用の麻酔スプレーによって意識を失わされて、昏睡状態の中で夜な夜なレイプされていた。これを男たちは「悪魔の仕業」「作り話」だと言い逃れ、レイプを否定してきたが、ある日犯行前に目を覚まし、抵抗し、犯人を目撃する女性がいたことから、犯行が判明する。被害女性は最低でも151人、最年少は3歳、最年長は65歳、成年男性や少年も被害にあったという痛ましい出来事だ。 こういう悲劇が起きた後でも冷静でいられるのは彼女たちに信仰心があるからであろうか? 彼女たちは、16世紀に誕生したキリスト教のプロテスタントからの分派である再洗礼派(アナバプティスト)の流れを汲んだメノナイトという教派に属している。この一派は、非暴力主義を貫いていて、暴力を使わない抵抗と融和および平和主義のために行動しているらしい。 赦すか、闘うか、去るか、議論が繰り広げられる。「男たちを赦すことができないと天国への門が閉ざされる」「今まで動物のように扱われてきたのだから、同じように男たちに反抗すべきだ」「自分たちだけでなく、子供たちの身の安全を守るために出ていく」 最後は平和主義に徹しているメノナイトらしい結論を導き出した。復讐に燃えるもの、子供たちの未来を見据えるものなど大半の女性たちは去り、信仰深きもの、知恵のあるものが残った。 どうするのが正解ということではなく、こうするしかないという苦渋の選択であった。 この事件が2010年の出来事であることを知らせる挿入歌『デイ・ドリーム・ビリーバー』は1967年にモンキーズは発売したシングルであるが、日本では、忌野清志郎らによるロックバンド「ザ・タイマーズ」の日本語カバーがあり、セブンイレブンのCM曲としても有名である。

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ミカエル

4.0考えること、信念を貫くこと

2023年6月20日
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Eiji

5.0悔い改めないものを赦すのは…

2023年6月19日
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だいず

4.0南十字星

2023年6月19日
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悲しい

難しい

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いぱねま

3.5閉鎖された空間の違和感

2023年6月19日
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閉鎖された空間が作り出す違和感って物語の題材になりやすい。「メイズ・ランナー」のようなSFに多い印象があるが、「ヴィレッジ」みたいな映画も印象的だ。 本作は、村の男性たちから受けた性的虐待・暴力をこのまま受け入れるのか、残って男性たちと戦うのか、それともその村を去るのかを女性たちで議論するという話。てっきり喧々諤々の議論が繰り広げられるのかと思っていた。 いや、もちろん議論のシーンが多いし、その中から徐々に真実が明らかになっていく流れではある。でも、もっと議論の対立点がハッキリしていて、後から明らかになる事実でみんなの方向性が変わる、「12人の〜」的な話をイメージしてしまっていた。だから、村の女性たちが結論を出す流れがふわっとしていたので少し意外に感じてしまった。 そうなんだよな。議論を楽しむ話ではなく、村の女性たちが男たちからの暴力に立ち向かう話なんだよな。そして、(明確には説明されていなかったが)この村の特異性と設定の年代を感じて、そしてあの別れを悲しむ話なのだとわかった。「デイ・ドリーム・ビリーバー」が流れてきたときはBGMと勘違いして驚いた。なるほど、そういうことか!と。 やはり人を縛り付けるためには知識、情報の統制が効果的ってことだ。実際にあった話を題材にしてるってところも含めてとてもおぞましい。

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kenshuchu

4.0ルーニー・マーラが可憐

2023年6月17日
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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

4.0未来の選択

2023年6月17日
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知的

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レント