【推しの子】 Mother and Childrenのレビュー・感想・評価
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一本の映画として優れている
一話が90分て、「もうそれ映画じゃん」と思ったけど、本当に映画としてきちんと完成された作品だった。ただの本編のプロローグではない、一本の映画作品として大変良く出来ている。
アイドルの妊娠という衝撃展開(これが衝撃であるということに社会の歪みがある)、その子どもとして転生するファンの2人、「推し」というファン心理が肥大化する現代社会、誰かを推す真摯な想いと危なさが同居する家族生活が描かれる。愛という曖昧な感情は、一歩踏み間違えると気持ち悪い押し付けになるし、殺意へも転じる。多くの人が偶像に特殊な感情を抱く時代、「人ごと」ではないと感じさせる感覚が充満している作品だ。
これはテレビでも放送されるわけだが、このエピソードを一気貫通で90分で見せたかったのはよくわかる。途中で切らずに、一気に見せた方が絶対に衝撃度が高かった。シリーズの一話として申し分ない導入でありつつ、一つの物語としてこれはこれで完結している。アイドルの表の煌びやかさと「推し」心理の暗さは劇場の暗闇でこそ、生きる。この特別感は劇場じゃないと味わえなかった。
アイドルの歌詞の意味がわかった
いまどきだなぁ
原作読みたくなった、オッサンでも楽しめました
「推しの子」の原点となる神作
テレビアニメ「推しの子」の第1話に先駆けて上映された劇場版で復活上映にて鑑賞。原作コミックとテレビアニメは既に鑑賞済でストーリーは知っていましたが、それでも感動しました。「推しの子」の原点と言えるこの1話は、主題歌「アイドル」も含めて今後も語り継がれる神作ではないでしょうか。
2024-98
お恥ずかしながら、どっぷりはまっちゃった。
"うるうる…いや、号泣でした!笑…"な映画
普段アニメはほとんど見ないので(見るのは『鬼滅の刃』ぐらいかも)、そちら方面のアンテナ感度はかなり悪いんですが、この作品は正に「見つけた!」という感じです。2023年5月現在、abema TVで期間限定で無料配信中なのもちょうど良いタイミングでした。
この作品、作品案内にもあるように、2023年4月のテレビ本放送開始に先駆けて、第1話のみ劇場で先行公開・上映されたようです(あぁ、どうせなら劇場で観たかった泣)。
この第1話は、この作品の主人公である"双子の兄妹"の母であるアイドル"アイ"の話がメインとなっているんですが…、ストーリーがTVアニメとは思えないほどの完成度の高さです。先行で劇場公開されたのも納得です。
"アイ"が非常に魅力的で、キャラクター設定がよく出来ており、どうせなら"アイ"の物語だけでまた新たな作品を作ってほしいと思うぐらいです。わたしはアイドル・オタクでも何でもありませんが、そういう世界というか、メンタリティというか、とても共感出来たし、「みんな心にしまってしまった溢れんばかりの愛」を誰かに与えたい、自分にも注いでほしいというメッセージには、心にかなり響いてもう号泣でしたね。
だから、あのラストはつらすぎます…涙
この1話だけなら、"2023年ベストムービー!"ですね!笑
タイトルのダブルミーニング
これは続きが気になる…!
TVアニメなのに第1話が90分かつ劇場放映、と明らかに製作が力入れているなという作品にもかかわらず、テレビを録画し忘れたため映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
原作漫画の存在はなんとなく知っており、なんとなくアイドルものだということは想像できていましたが「タイトル、そういう意味なのね」と、ちょっと驚きました。作品の中でも言っていましたが、こういう「転生モノ」もあるのか、と感心してしまいました。
説明のしつこさは若干感じましたが、作品自体は面白かったです。愛というものが分からなかったアイがアクアやルビーに話すシーンは、胸に来て目頭が熱くなりました。話の展開は割と丁寧にフッているので、そこまでの驚きはあまり感じなかったです。
TVアニメシリーズのプロローグとしてはほぼ完璧なものになっており、それだけで考えれば自分としては☆4.5にしたいところですが、1本の映画という視点も含めると、自分としては☆4という評価です。
これは続きが気になりますね!とてもいい第1話でした。
芸能界の光と陰
原作未読。ざっとウキペディアであらすじを読んでから観ました。
こころの内を語るナレーションが多い手法ですが、声を出してしゃべるシーンもあって、セリフが多い印象を受けました。内容は殺人があったりしてつらいシーンもありますが、アニメだから極端に描く必要あるのは仕方ないところかと。
観た印象としてのテーマは、芸能界の光と陰を描いているように思えました。ウソでも美しくあればいいといった虚構の果てに、ほんとうの気持ちの表現にたどりつくシーンは心を揺さぶられました。芸能界って圧倒的な飛び抜けたものしか生き残れない世界、中途半端なものはふるいに掛けられて脱落する世界。それでいて、ビジネスの世界であり、馬の目を抜くようにさまざまな打算が働き、忖度される世界。芸能とビジネスの相克が行われている世界で、大変な世界だなって思いました。
なので、華やかで才能あふれるひとが、なぜ?って思う行動に出てしまうのは闇の力が働いてしまったのではないかって思います。なんだか純粋にアニメをたのしむってよりはこうした芸能界のことに思いをめぐらしながら鑑賞してました。
衝撃の第1話ではなく1本の映画
「i☆Ris初日本武道館」
高橋李依の演技やばい。子供達に話しかける時とアイドルの時の声色が分...
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