「過去の過ちを、人はどう償うのか。嵐の取調室でキントリが導き出した「答え」」劇場版 緊急取調室 THE FINAL Akiさんの映画レビュー(感想・評価)
過去の過ちを、人はどう償うのか。嵐の取調室でキントリが導き出した「答え」
2年半の時を経て、ついに完結。
舞台は超大型台風が直撃する警視庁。分厚い雲で薄暗い中、取調室では総理大臣(市川團十郎)とキントリが対峙します。
本作の核は、国を守るための「大きな正義」と、嘘を許さない「真実という正義」の衝突。
そして何より、「人は過去の過ちとどう向き合うべきか」という重い問いでした。
地位やプライドの鎧が剥がされ、一人の人間として自らの罪と対峙していく過程にこそ、12年間続いたこのシリーズの魂があります。
「過ちを認めることは、敗北ではなく再生への第一歩である」
嵐の後の光のような、清々しくも重厚な傑作です。
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