しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司のレビュー・感想・評価
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しんちゃんである必要はない
いじめや離婚等、昨今の社会テーマを扱いたいのは理解できたが、それが「がんばれ」の一言で解決できるとは思わない。
クレしん映画と言えば、しんちゃんの行動に大人が感化され、周りを巻き込み困難を解決するのではないか。
今作ではその描写がなく、また扱いたいテーマに対する回答が稚拙だと感じた。
「がんばれ」は、大人から子供、ひいては若者にかける言葉として、これ程残酷なものはないのではないか。
現に、今の若者は税金等十分に苦しめられ、それでも頑張って生きている。
頑張ってきた大人たちが、自分達のように頑張れと言いたいのであれば、時代も価値観も現代は異なる。
どんな状況下でも、一生懸命もがいている若者を非リア充と呼び一括りにし、もっと頑張れと言う作品を作りたいのであれば、そんなものしんちゃんである必要はない。
「頑張れ」じゃなくて「選挙行け」だろ
(小さい子にはおすすめできない)しん次元!
いい‼️
君たちはどう生きるか
パターンは変わらず。
頑張るのいやだな、面倒くさい
”大根仁 X 空気階段” に惹かれて鑑賞。
しんちゃん映画初体験。アニメも真剣に見たことがなかった。
ぼ~っと生きているようでも、やはり最近の国内外での出来事を目にしていると未来に希望はあるのか?とか、次の世代を担う人たちにどんな助言ができるんだろう。とモヤっとすることが割とある。
そんなモヤモヤを漠然と持った日常の中で、まさかしんちゃん映画がそこに触れてくるとは…
表題はしんちゃんのセリフ。まったくその通り。頑張るのってしんどい。そんな本音をしんちゃんが代弁してくれて、それだけで終わらせないところが1番ぐっときた。それはきっと自分へのメッセージなんだと受け止めたい。
かたまりさんは俳優の時とはまた違った雰囲気で、この役で合ってたかな?と確認するくらいだった。
もぐらさんの声優っぷりはお見事。姿を隠してでさえ、隠しきれない魅力がたっぷりだった。
そして、サンボマスター・・・ この映画への楽曲提供にあたって監督へ何曲も新曲を提出したと仰っていた。
大根監督が今表現したいことが映画と音楽からドスンと真ん中に突き刺さってくるような素晴らしい映画だった。
良かったよー!
毎年の楽しみ!しんちゃん映画!
毎年、期待しかない中で見るため、ハードルは上がる。
まず、きた!ネーミングセンス!
深谷ネギコって!!もう好き。一人でクスクス笑ってました。
が、しかし、深谷ネギコは出オチだったー!
自身も超能力を使えるというのに、全く使っていなかったー!意味がなかったー!いつものただのお色気助手的立場だったー!それだけが唯一の残念な点でした。
そして、5次元的な要素も盛り込み、今時で私としては好みでした。なのに、結局必殺技でひろしの靴下が出てきたり、お決まりは残す所がしんちゃん映画のファンを大切にするところと安心感があるところ。
深キョンの曲使ったり、絶妙に古くて立ち位置も絶妙な曲をチョイスするところも最高。
エンディングのサンボマスターも良かった。
しんちゃん映画はセンスが光る
3Dでも違和感なく、社会問題をしんちゃんテイストでまとめた名作!
冒頭でのしんちゃんとみさえの追いかけっこが、ギャグシーンなのにあまり笑えず心配になったが、全体を通してのギャグのテンポは相変わらず良かった。
社会的弱者の若者が超能力を得てまんまジョーカーのようになってしまうが、同時にしんちゃんも超能力を得て、力を破壊に使う若者と、力を笑いに使うしんちゃんとの対比が良かった。
終盤に巨大ロボと怪獣の戦いになって、「あ〜、ありきたりな展開になったけど、子供向けだからしょーがないか」と思ったが、怪獣の体の中に入ったしんちゃんが、若者の心の内面に入り込んで、過去のトラウマ体験から救っていく流れに涙してしまった。
そして全てが終わった後のひろしの発言が痺れた。
とぼけてるようで、家族のこと、時代のこと、暴れる若者の事さえもよく見て考えていて、きびしい現実を受け止めつつも、暖かくて具体的なアドバイスをする。
ひろしがいいお父さんすぎて感動した。
思い出
テンポを逸したもの。
急遽見る事にしたが
えっ~『クレヨンしんちゃん』の映画をわざわざ見に行ったの?と周囲の大人たちから笑われそうです。しかし!…
えっ~『クレヨンしんちゃん』の映画をわざわざ見に行ったの?と周囲の大人たちから笑われそうです。でも実は、子供向けマンガと思われがちな原作は、元々は青年漫画誌やレディースコミックで連載されていたのです。そして原恵一監督による第8作~第11作の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ」シリーズは、大人も感動してしまうと高い評価を受けています。特に第9作の「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(2001年)では、作中に登場する「ひろしが過去を思い返すシーン」で、思わず涙する人が続出しました。今でも過去最高傑作と評価の高い作品です。
単なるお子様アニメではないクオリティを誇ってきた『映画クレヨンしんちゃん』シリーズが、なんと今回すべてが、しん次元になりました。しかもシリーズ初の3DCG化!
制作期間7年の時を経て、笑いも、感動も、家族愛も、何もかもが超スペクタクルな“しんちゃん”が誕生しました。
アニメーションを担当するのは『シン・ゴジラ』や『STAND BY ME ドラえもん』を手がけてきた、CGプロフェッショナル集団の白組。
さらに、『モテキ』(2011)、『バクマン。』(2015)の大根仁が『クレヨンしんちゃん』で初のアニメーション監督を務めました。
大根監督は脚本も担当して、随所に笑える小ネタを満載し、シリーズの爆笑度を大幅にパワーアップさせました。それだけでなく、背景に社会の底辺で虐げられてきた青年の孤独と悲しみを配し、その青年に寄り添おうとするしんちゃんを描くハートウォームな人間ドラマを作り上げたのです。
確かにこんなしんちゃん、見たことないというコピーに違わないヒューマンなしんちゃんでした。(だったらも少なくとも、母のみさえを怒らすような暴言暴挙は慎みべきだとは思うけど(^^ゞ)
●あらすじ
ノストラダムスの隣町に住むヌスットラダマス(水川かたまり・空気階段)はある予言を残していました。
「20と23が並ぶ年に天から二つの光が降るであろう。一つは暗黒の光、もう一つは小さな白い光…やがて暗黒の光は強大な力を持ち、平和をごっつ乱し、世界にめっちゃ混乱を招くことになるんやでえ」
そして2023年、宇宙から二つの光が接近。夕飯を待ちわびるしんのすけ(小林由美子)に白い光が命中します。体にみなぎる不思議なパワー。「お尻が…お尻がアツいゾ…」力を込めるとおもちゃがフワフワと宙に浮いた!エスパーしんのすけ誕生の瞬間です。
一方、黒い光を浴び、暗黒のエスパーとなった男の名は非理谷充(松坂桃李)。バイトは上手くいかず、推しのアイドルは結婚、さらには暴行犯に間違われ警察に追われていた彼は、力を手に入れたことでこの世界への復讐を誓うのです。
世界の破滅を望む非理谷 VS しんのすけ。“すべてが、しん次元”なちょー超能力大決戦が今、幕を開けようとしています。エスパーしんのすけの攻撃がヒットするごとに凶暴なモンスターに巨大化していく非理谷。でもエスパーしんのすけの本当の武器は、超能力でも、手巻き寿司でもなく、しんのすけのこころにそれはあったのです。
この夏、絶望に立ち向かうしんのすけの放つ光に、きっと皆さんも胸と尻がアツくなる──!
●感想
、アニメーション作品の監督に初挑戦ながら大根監督は、声優たちに細かく演出をつけていて、充役の松坂桃李は語るには、「監督のこの作品にかけている気合というか、熱量みたいなものをひしひしと感じていました。」とのこと。
本作の敵役となる充はある意味、現代の日本の若者像をだいぶ背負ったキャラクターなのです。充と同じ派遣労働者であるわたしは、けっこう充に共感してしまいました。
漠然とした不安、なんで自分だけうまくいかないんだという怒り、世の中に対する不満もあるけれど、どこかであきらめてもいる感じ、そういうことは、多かれ少なかれ誰もが抱えているものだと思います。充はそれを長い年月をかけてため込んでしまっていたのです。それを宇宙から降ってきた黒い光を浴びたことで増幅させてしまいますが、黒い光に代わるものは日常の中に潜んでいるのではないでしょうか。充の黒い光をしんちゃんの放つ白い光で明るく変えるというアイデアは、すごくしっくりきます。しんちゃんは太陽みたいな子、僕らに必要なんだな、と思いました。
また今回初の3D映像ですが、とても臨場感を感じました。特に冒頭の超能力を得たしんちゃんが足けりスクーターで自宅から逃亡を図るものの、あとを自転車で必死に追いかけるみさえとのチェイスシーンは、迫力満点で、ミッション:インポッシブルにもひけをとらないものでした(^^ゞ
超能力ものとしては不満だが満足度は高い!
クレヨンしんちゃんの映画ってオトナ帝国くらいしか観たことがなかったけど、大人も楽しめる作品だということは理解していた。今回観ることにしたのは3DCGアニメがなかなか良さそうなことと、超能力ものだったから。
序盤のみさえとしんちゃんの追いかけっこから動きがなかなかいい。心配していた表情にしてもクレヨンしんちゃんとの相性は悪くない。いや、むしろ他の日本産3DCGに比べたら相性はいいんじゃないか。
超能力に目覚めるくだりは本格的なSFじゃないからあんなもんでも文句はない。ただ、カンタムを動かすだけにしか能力を使っていないことが残念だった。敵役のひりやも途中からは超能力バトルではなくなるし…。もう少し超能力シーンが見たかった。
超能力のシーンにやや不満は残るものの、全体的には満足度が高い。モンスター内でのしんちゃんとひりやのやり取りが熱い。ここらへんは意外と大人に響くんだろうななんて考えてしまった。子どもたちの反応はどうなんだろうと思っていたが、明るくなった劇場で「楽しかったね!」と母親と嬉しそうに話していた男の子がいたからそんなに心配するほどではないのかも。もちろん過去のクレしん映画と比べてどうとかは言えないけど。知っていたはずなんだけど、エンドロールで監督が大根仁だと知って、なるほど!と思った。やはり自分は大根監督が好きなんだなと。
ノストラダムス、最近の人わかるのかな?
ヌスットラダマスが「20と23が並ぶ年に天から2つの光が降り、世界に混乱がもたらされる」という予言を残し、西暦2023年の夏、宇宙から白と黒の2つの光が地球に降り注ぎ、しんのすけに白い光が命中した。しんのすけは不思議なパワーを持ちエスパーとして覚醒した。そして、もう一方の黒い光を浴びた男・非理谷充もまた、エスパーとなった。何もかもうまく行かなくなっていた充は力を手に入れたことで世界へ復讐しようとした。破滅を望む充と、それを止めようとするしんのすけの、超能力による戦いが始まった。さてどうなる、という話。
幼児向けと思ってほとんど期待せずに観賞したが、ストーリーが良かったからか、なかなか楽しかった。同時週の公開だったマイエレメントよりはるかに整合性がある。
夏休みとは言え、9割方席が埋まっていたのにびっくりした。他の作品は半分も入って無いのに、人気の高さに驚いた。
充役の松坂桃李は役に合ってた。
にわかクレしんファンの、20代カップルで行った時のレビューです。 ...
にわかクレしんファンの、20代カップルで行った時のレビューです。
👍 3DCGの良さがふんだんに
3DCGへの挑戦が単なる話題作りに留まらず、ちゃんと3DCGの良さをちゃんと引き出していてよかった。
冒頭のアクションシーンから、3DCGならではの動きの自由さと躍動感が感じられて、さまざまなキャラクターが活き活きと動き(一瞬しか出ていなキャラもたくさんあったのがすごい)、しんちゃんの小ボケがリアル感がありもっと面白くなっていて、アニメ映画ではできない新たな映画表現を見せてくれていた。
1ついうとするなら、みさえの髪型がずっと変やなと思っていたw
👍 手巻き寿司食べたい
タイトルの「手巻き寿司」について、視聴前は謎で、途中まで見た感じはなんで手巻き寿司をタイトルに持ってくる必要があるのだろう?と思っていた。が、最後まで見ると、「なるほどなぁ」とと納得感があり、結局、手巻き寿司が食べたくなった。
幸せな家族の象徴として、手巻き寿司が使われることはこれまであんまりなかった気がするので、面白い視点だなあ、と思った。
みんなで手巻き寿司食べたい。
👏 ストーリーは王道で面白い。名作になるにはもう一歩...
ストーリー展開は王道で、飽きさせないテンポとハチャメチャで面白い。
ただ個人的には、敵キャラクターの非理谷が描かれる葛藤や哀愁があまりなく、その辺りは過去のクレヨンしんちゃん作品に比べてやや物足りなさを感じた。オトナ帝国なら過去と現在の哀愁が、天カス学園なら大人になることと子供でいることの葛藤が描かれていたと思う。
今回の動機は割とストレートなので、まあ、そうだよね、という感じだった。社会問題がたくさんある鬱屈した現在や未来に、どう前向きに生きるかについて、もうちょっと深い回答を期待したかった。が、まあ子供向けの映画にそんなことを求めるのは野暮ですかね笑
色々書いたけど、結局最後のサンボマスターとEDが全部持っていってくれる。最高
3DCGの映画製作は、これまでと違うことが多いので、チームを新しく編成したり、1つ1つモデリングしたり、めちゃくちゃ大変だったと思います。その苦労を思うと、スタッフさんへの敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
また、機会があれば、3DCGの映画もやってほしいなと思います!
ぬめぬめ
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