しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司のレビュー・感想・評価
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敵のあり方について
初の3DCGによるクレヨンしんちゃんは、映像的にはある程度成功、内容的にはちょっと厳しいという感じか。CGによるダイナミックなカメラワークによる描写は、映画に大きなスペクタクルを創出していたし、フェイシャルの芝居もよく作っていたと思う。しんちゃんの多彩な動きと身体の変形もCGの生々しい感じを上手い具合に消していて、ダイナミックなアクションを作れていた。制作に時間はかかっていそうで、収支的にいつもの手描きと比べてどっちがいいのかわからないけど、可能性は感じさせたのではないか。 ストーリーの方は、こういう家族連れがメインターゲットの映画で、家族を持てない孤独な独身男性が悪役というのは、どういうスティグマを発生させるだろうかと気になった。ローンウルフ型の犯罪行為が社会問題であることは確かだが、やり場のない鬱屈を抱えた個人に「がんばれ」と叫んでもあまり解決にはならないのではないか。もっと、現代社会の実りのなさに目を向けないといけない気がする。
毎年一年遅れテレビ放送で
去年?批判評価も多くて観てみました やっぱりしんちゃんの無意識の人への愛情には泣かされます 今回のニートさんの始まりも鬼滅の説明のようで納得 出会える人で変わるんだと思う 現実社会にもこんな思いの人も多いでしょう でもまずは自分の駄目さも認めて前へ人のせいではなくと生きています 自分のこと駄目でも守ってあげれれる自分になれば少し見える世界も変わります そしていつか理由なくしんちゃん家族のように何も考えずただ愛する身近の人を守れるジジイになりたいなぁと思いました 恐竜は来年w
新しい試み。 3Dはクレしんの世界観によく合うと思ったけど、3Dに...
新しい試み。 3Dはクレしんの世界観によく合うと思ったけど、3Dになって何をしたいのかがよく見えなかった。 ストーリーは及第点。
深キョン最高
2024年8月12日 映画 しん次元!#クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~ (2023年)鑑賞 シリーズ初の3DCGだからなのかwikiでは番外編扱いになってる やはりヒロシの臭い靴下は最強だな
「がんばれ」という言葉が持つ刃。
映画を観て、つまらなかった、と感じることはべつに珍しい事ではないが 不快だ、と感じたのは久々である。 シリーズ初の3DCGということで、制作期間なんと7年という歳月を経て作られた実験作。 確かに臨場感はそれなりにあるし、背景や、エフェクトなんかは迫力を感じた。 しかし致命的なのは、人物のモデリングである。 走ったりした際、ふわっとした違和感のある動きがあり、これがどうも観ていて気持ちが悪い。 しかもかと言って、じゃあ軽快な動きなのかと言うと真逆で、もっさりとした鈍重な動きに見えるのである。 「STAND BY ME ドラえもん」や「ルパン ザ・ファースト」と全く同じで、ここ10年間まるで改善されていない。 しかもこの映画、90分とは思えないほどただでさえテンポが悪く、キャラの動作の鈍重さも合まって二重にテンポダウンして見えてしまうのだ。 テンポの悪さに相まって、ギャグも全然面白くない。 焼き串が武器に見えるのも意味不明だし、方言ネタもくどいだけ。 「キミノヒトミニコイシテル」の深田恭子ネタとかほんとつまんないし、 とうてい子供には分からないネタだろうし、この時点で子供の観客を蔑ろにしている。 じゃあかと言って、大人なら楽しめるのかと言うと、センスが奇を衒いすぎていて寧ろ興醒め。ガンダムのパロディ台詞なんかまさにそう。 最悪なのが気色悪いセクハラギャグ。よしなが先生のケツだけ星人とか、フェミニストじゃなくても不快でしかない。 完全に古臭いオッサンが考えたレベルのギャグ。 テーマの描き方も本当に適当だし、 昨今、色々と話題になっている弱者男性にスポットを当てるという適当さ、 更に政治批判や、コロナ禍の要素など、とにかく手近にあるそれっぽいテーマを適当に扱っているだけにしか見えないのだ。 まあ確かに、過去作だって強烈に大人向けの作品はあったし、百歩譲れなくはない。 しかし結果、全編にわたって非常に暗くて閉塞的な雰囲気になってしまい、 そもそも基本的に子供向け作品のクレしんで、こんな政治批判な内容にしている時点で実に不愉快ではある。 果たして監督には非常にデリケートで難しい題材を扱っている覚悟が本当にあったのだろうかと疑うばかりなのだ。 基本的にターゲット層が定まっていないのである。 先述のギャグの件もそうだが、どの観客層に向けた映画なのか焦点がまるで定まっていない。 そもそも非理谷のキャラは明らかに「AKIRA」の鉄雄だし、じゃあ「AKIRA」のような壮絶なアクションが展開されるのかと期待してみたら、 実際は幼稚園を籠城して、園児たちの弁当を横取りして、人質を超能力で宙に浮かせてくるくる回すだけという、実に意味不明でスケールの低い展開。 子供向けゆえに、無駄にセーブしてしまっているのだ。 せめて、渋谷の街を破壊するくらい派手な事はやって欲しかった。 かと思えば、暴走した非理谷の最終形態は単に気持ち悪いだけ。子供は怖がるだけだし、ますますターゲット層の焦点が分からない。 そして最悪に不愉快だったクライマックス。 恐らく孤独だった過去の非理谷に、しんちゃんが寄り添って絆を深め、非理谷の呪いを断ち切ると言うシーンを見せたかったのだろう。 だが、延々といじめのシーンが長々と続くので、とにかく不愉快なのだ。 あまつさえ、しんちゃんも殴られる始末。幼稚園児がリンチされ続けるという、これほど不快なものは無いだろう。 と言うか、いくら馬鹿な不良でも幼稚園児をぶん殴ったりはしないと思うのだが。 しかも相手が、名前すらもないどうでもいい存在の不良たちなので、 「STAND BY ME ドラえもん2」で、いったい何を見させられてるんだ感が強い。 こんなどうでもいい存在をラスボスみたいにする意味が分からないし、過去のハイグレ魔王やパラダイスキングの方がよっぽどボスらしさがあった。 と言うか、そもそも非理谷の心の闇は両親の不仲の件などもあって、べつにいじめの件だけではないのではないだろうか。 しかも、ひろしの臭い靴下を武器に勝利すると言う実にくだらないオチ。 そんなものを使わずに、しんちゃんと非理谷の二人の力だけで勝利するべきではないだろうか。 言っちゃ悪いが、このシーンで感動した、泣けた、とか言っている人は、単純に上っ面な雰囲気に絆されているだけだろう。 そしてそれ以上に大問題となった例のラストシーン。 がんばれば何でもできる、君には未来がある、可能性があるという前向きなメッセージを伝えようとしているのは分かるのだが、 メッセージ性が主張が露骨すぎて、逆に説教くさいのである。 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」も、ラストの説教くさいメッセージが非難轟々のようだが、本作はそれ以上に説教くさい。 しかもこれを、周りも次々とがんばれ!連呼するので、もはや新手の宗教か何かに見える。 せめて頑張ったなとか、一緒にがんばろう、と言うべきではないのだろうか。 と言うかそもそも、ひろしと非理谷は年齢的にはほぼ同世代のはずではないだろうか? この時点で大きなズレがあって違和感がある。 そもそも指名手配犯の非理谷にとても明るい未来が待っているとは思えない。 だから薄っぺらく感じるし、まるで何も響かない。 なお、本作はかの大傑作「オトナ帝国」と類似する要素があるため、比較されがちだが、 現代社会への辟易と、ノスタルジーへの憧憬を描きつつも、 それでも、今の現代の世界を、未来の世界の為に精一杯に生きなければならない、という果てしない熱意が伝わったオトナ帝国に対して、 散々、無駄に大人向けな暗い描写をやっておきながら、 最終的に、「がんばれ!」などという、ただの精神論的な稚拙な着地をしている時点で、 その差は雲泥の差だというのは言うまでもない。 確かに過去作のオトナ帝国やアッパレ戦国でも、非常に大人向けな描写はあったが、全体がそれに釣り合うよう徹底された高い描写があった。 しかし本作は大した描写力も無いのに無駄に重いテーマだけを提示しているだけ。 悪評は耳にしてはいたが、これほど許し難い映画とは思わなんだ。クレしんをまるでプロパガンダのように使ったのは実に許し難い。 しかもこれがなんと興行収入歴代1位の大ヒットという結果に、どれだけ多くの人の目が曇っているんだろうと絶望した。 ちなみにこの映画のストーリーは、クレしん映画では珍しく原作が元で、しかも過去にはテレビアニメでも映像化されている。 本作はそれをオリジナル要素を加味した再リメイクである。
終わり良ければ全て良し?
先ず、クレヨンしんちゃんが、3DCGアニメになる必要性は? しんちゃんの魅力は、その素朴さであり、奇抜さであり、親しみやすさだと思ってます。あんなコジャレたCGなんかじゃなくて、暖かみの有るアニメであってほしいと・・・昭和生まれオヤジの切な願いです。 さて、本編ですが、相変わらずしんちゃんは泣かせてくれます。 一人じゃないんだよ。友情であり、家族愛であり、仲間の愛をストレートにぶつけてくれます。ホンッと面白い! 本作品では、充くん役の松坂桃李さんの存在も大きかったんじゃないかな。 ただね、感動のラストシーンへ行き着くまでの過程に難アリじゃないかな。 幼稚園ジャックなんて、あってはならない犯罪でしょ。オマケに幼稚園児に向かってお前らの未来はないなんて、宣うし。 お笑いを交えてのシーンではあったんだけど、ちょっと引いちゃいました。 この後も結構続くんだよね。 未来は無いとか、所詮一人だとか・・・ 途中までは3DCGアニメへの拒絶反応もあって、こんなのしんちゃん映画じゃない!今までで一番嫌な作品だって思ってたんですが、最後では泣かされちゃいました。 やっぱり良い。大好きな映画です。最後で全てが報われるような・・・ ただ、途中の不快な部分があることから、★★★★★には、ちょっとできないかな。 深田恭子の劇中歌も可愛らしいし、おかしいし、楽しませてもらいましたが、テレビ放映だとエンディングがカットされてしまうのが残念です。
鈍重なクレヨンしんちゃんなんて…
クレヨンしんちゃんの映画って、 ①家族愛と、 ②ハチャメチャでスピーディーな展開と ③無駄でくだらないギャグの連発 の 3要素がキモだと思っているんだけど、 本作は、②と③の要素が弱くて①の家族愛要素が強めな気がしました。 その結果、見たかったクレヨンしんちゃんではないし、スカッとしたカタルシスも無い、残念な作品になってしまった気がします。 しんちゃんがヤケに大人びていて、違和感すごいあるし。脚本の問題なのかな〜? 3DCGなのは、個人的には好評価。 でかい怪獣とバトルするシーンでは、迫力があったのでよかったと思います。
・3DSGを生かした迫力のある演出 ・ギャグ要素がいつもよりも多め...
・3DSGを生かした迫力のある演出 ・ギャグ要素がいつもよりも多め ・無責任な社会問題へのメッセージ ・クレヨンしんファンは見るべき映画
しん次元!
より浮き彫りになる光と闇。超能力を媒介しても人対人。どんな怪物より時にサビが効く存在。それがいつになく等身大な物語に。複雑化した社会へしん次元で問いかけること。しんちゃん流の闘い方にボロ泣きを超越。そこにボーダーは…。具沢山すぎる感情に言葉が収まりきらない。
良かった
レビューを観てみると怖いと出てきたので子供には怖いのかな〜と少し心配しながら娘と行きました。 確かに暴力的なシーンもありましたが映像も立体的で可愛く話の内容も思っていたより良かったです! しんちゃんが友達思いに行動するシーンは胸がジーンとしました。 子供に感想を聞くとキャラも怖くなかった様なので個人差ありそうですが小さい子でも楽しめるのかなと思います。 エンディングのサンボマスターさんも最高に良かったです👍 やっぱりしんちゃんは感動しちゃいます😭
クレしんの歴史に泥を塗る超駄作
ここ数年のクレしんは、現在の子育て世代の常識に合わせた子供も親も納得の作品でした。 今回は一体いつの時代の感覚なのか? 冒頭から、みさえが赤ん坊のヒマワリを残してコンビニに行くなんて、、、、 全くありえないご都合主義の展開でドン引きでした。 中途半端にリアリティのある敵に対して、クレしんの破天荒な良さが全く消えてしまっている。 二度と大根はクレしんに関わらないで欲しい。
これは…
甥っ子(兄の息子、5歳)と観に行きましたが、歴代でもこれほど酷い作品はないと思います 酷い環境や境遇の中で必死に頑張ってきた非理谷に対してひろしの「頑張れ、誰かを幸せにすればきっと君も幸せになれる」という無責任極まりない発言には全身に悪寒が走りました 製作陣の考えが不遇な環境や境遇にある人に対して、「社会的福祉に頼るべきでは無い、自分でなんとかするべきである」という自己責任論極まる思想を持っているのだろうなと思いました 未来への希望がある内容になっていればオトナ帝国のような作品になったかもしれないだけに、今回は非常に残念な内容でした 星0.5はサンボマスターさんの曲が良かったのとED(エピローグでは無い、2Dのアニメーション)が良かったからで、正直そこ以外に評価出来るポイントは全くありませんでした
全体的になにか臭う作品
息子と観に行って、息子は単純に楽しんだと思います。自分も映画のノリというか雰囲気は楽しめました。でも…なんか臭うんですよね、この映画。登場人物がこの国や時代のことをいろいろ言うのが差し込まれるんですけど、なんなんでしょう…中二病的な?その度にしらけちゃうんですよね、偏見まみれの大人は、たぶん。悪い意味で子供向けの部分が散見されます。しんちゃんを使ってこういうお話を作るのはそろそろやめていただきたい。 普段テクノっぽい曲ばかり気に入ってる息子が、サンボマスターの楽曲を気に入ったのは良かったです。メッセージ性の強いロックもたまにはいいものです。
ヒロシの靴下は世界を救う
3Dでも可愛かったです。 幼少期の心の傷は大人になっても根深くある事が現実的で恐怖でした。 小さな子供にはトラウマになりそうな暗い描写でした。 でもそこは映画クレヨンしんちゃんなので、最後はしんちゃんが悪と化した青年にかける、しんちゃんらしい温かい言葉にうるっときます。 幼少期から温かい言葉をかけ続けるのは本当に大事なんだなって改めて思いました。 ヒロシの靴下。 3Dのせいか、臭ってきそうなくらいの迫力でした。
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