凍った湖
2015年製作/88分/オーストリア
原題または英題:Der Tote am Teich
スタッフ・キャスト
- 監督
- ニコラウス・ライトナー
- 脚本
- スザンヌ・フロイド
- 撮影
- ハーマン・ドゥンツェンドルファー
- 音楽
- マシアス・ウェバー
2015年製作/88分/オーストリア
原題または英題:Der Tote am Teich
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2016年2月8日2015年のオーストリアの作品
この地域ではドイツ語が公用語のようだ。
さて、
「凍った湖」
このタイトルに託された意味は、おそらく父の腹違いの息子とその姉弟たちの確執であろうか?
突然現れた姉弟を名乗る男が父の財産権を持っていて、彼にはこの土地の森が分与されるという内容の父親の遺書があったようだ。
これを良しとしない姉たちが彼を始末したというのがこの物語に描かれている。
しかしこの作品には突っ込みどころが多過ぎてしまう。
時系列通りになっているのはいいが、例えば今日と明日の違いをぶつ切りのようにしているのが気になった。
そしてロマンスには若く魅力的な女刑事が絶対に似合うのに、なぜか中年の主任刑事。
その主任刑事が持ってきた飼い猫という設定
引退したアホーナの妻と娘のひき逃げ事件が取り上げられているにもかかわらず、物語とは一切関係なかったこと。
緊迫した場面は一切なく、淡々と捜査が続く。
殺されたプラントナーがなぜ毒を盛られたのか? それとストーンで殺されたことの因果関係がないこと。
懺悔室で女性が「毒を盛った」と告白するが、それを聞いた神父はその後神に祈ることしかしないこと。
そして「逮捕を1日伸ばしてほしい」という申し出を承認してしまうこと。
また、これが何を意味するのか 腹違いの息子には財産分与権が認められていない法律
これによって姉たちがしたことの意味がすべて無駄になってしまっている。
何を描きたかったのかさっぱりわからない。
かなりしっちゃかめっちゃか。
オーストリア人の感性を疑いかねない作品となってしまっている。
しっかりと残念だった。
しかし、単に私が理解できなかっただけなので星3つ。
おもしろいという噂を聞いて見てみたけど何もおもしろくなかった。どこの噂だったのか…。
ふつーの事件がふつーに解決されるだけ。チョー強いていうなら北欧の警察事情が見どころかな…