劇場公開日 2023年7月28日

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658km、陽子の旅のレビュー・感想・評価

全103件中、21~40件目を表示

3.0

2024年2月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

生きていたって何もいい事ない、
「こんな私」なんか、生きてても意味が無い。
そんな風に思うことばかりな世の中かもしれない。
それでも658km1人でも旅した。
もう「こんな私なんか」から卒業できる。
人は優しくされれば、優しくなれる。
邪険に扱われれば、憎しみも湧く。
自分の優しさは鏡のごとく、自分に返ってくる。あの老夫婦のような優しさを持ちたい。

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上みちる

3.5コミュ障の「握手いいですか」

2024年2月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

 夢あって上京したものの挫折し、今に至る42歳独身女性コミュ障の陽子。疎遠だった父の葬儀のために、いとこの家族と車で弘前に向かう。しかし途中のサービスエリアに取り残されてしまう。所持金僅か、スマホは故障中で、仕方なくヒッチハイクすることに。
 コミュ障なので一人でいたい、しかし見知らぬ人に頼らざるを得ない状況に共感します。しかし上京に反対した父の視線を感じ、もともとコミュ障ではなかったと思われる陽子が、自分を取り戻していく姿に感動しました。「握手いいですか」が良かった。自分の実家まであと150km。ラストで涙する陽子に、初めて東京から実家までバイクで帰った自分を思い出しました。

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sironabe

1.5ヒッチハイクの旅

2024年2月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

亡くなった父がいる青森までのロードムービー。WOWOWでつまらなかったので、倍速&飛ばし飛ばしで観ました。映画館ならまた違っただろうけど。

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ノブ様

5.0「サービスエリア演出いい」

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

今年12本目。

2023年7月の作品。近くだと新宿で公開で気になっていましたが行けず、今週新文芸坐で上映なので行って来ました。
素晴らしかった点が2つ。
見上愛がサービスエリアでダッシュするシーン。ランニングする事はありますがダッシュは何年してないし、今度家の帰りにダッシュしたいと思います。

もう一つ、菊地凛子が車の助手席で眠くてドライバーが「どうぞ」と言うシーン。自分も20才の時に事務所移転のアルバイトをしていて、高速道路でどうしても眠くてドライバーさんが「寝てていいですよ」優しい、と共に申し訳ない気持ちで寝たのを覚えています。あの仕事がこの映画に繋がるんだと。

この2つが日常に深く切り込んだ描写で、ここ描くんだと映画見て本当に良かったと嬉しくなりました。

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ヨッシー

4.5時は止まり、そして動く

2024年1月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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マツドン

5.0陽子の658km・・・それは陽子の20年間の距離!!

2023年12月14日
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鑑賞方法:VOD
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琥珀糖

3.02432円、コミュ障の旅

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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uz

3.0リアルの中の非リアリティ

2023年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

横柄な寿司屋の大将が、「ほら旨いもの作ってあげたよ!」といって出された料理のような映画。主人公が行く先々の人たちと触れ合って少しずつ変わっていく様子をリアルに作り込んだ感じはしますが、その分細かい作りにリアリティがないところが見え隠れして思考停止してしまうシーンがいくつかありました。そもそも弘前に帰りたい人が「青森まで」と言うものなのでしょうか?リアルな作りに徹するのなら細かい細かい部分までこだわってほしかったです。

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濁河さかな

4.0陽子の凝り固まった心が少しずつほぐれていく658㎞の旅

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ストーリーよりも菊地凛子に惹かれて観る。若い頃にアメリカ・ハリウッドで仕事をするために単独で渡ったと言うことでずっと興味を持っていた女優さん。
今まで観た映画の中で主人公のセリフがここまで少ないものは初めて。言葉が無い代わりに仕草や表情がとても重要になってくる。私も自然と陽子の表情を見つめながら心を読もうとしたりしていた。希望を持って上京した若い頃から挫折を繰り返して、カチカチに固まってしまった今の状況の苦しい心の状態の陽子。人を寄せ付けない孤独で誰にも心を開こうとしない陽子の表情が658㎞の旅(ヒッチハイク)を進めて行くうちに、少しずつ和らいで行き言葉も聞こえてくるように。途中には嫌な奴もいたけど、様々な人から無償の優しさで接してもらいながら、東京から福島~弘前へ向かう風景を見つつ上京以来疎遠になっていた父(帰郷はその父の葬儀のため)を受け入れることが出来るようになった陽子の表情の変化の演技が素晴らしい。人と目を合わせることも出来ず、蚊の鳴くようなか細い声しか出なかった陽子がどんどん変わっていく。形として見ることの出来ない心の傷を癒してくれるのは、やはり形の無い人の思いやりか・・と改めてシミジミと感じた作品。

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しのぶ

4.0力作です。

2023年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前半は若干イラつきを感じていたけど、中学生の「ハイ!」で一気にほどけていく感じでした。
これまでの自分の価値観だけで観ていた自分を恥じました。
価値観は揺れるのですね。年を取っても。
世の中にはいろんな人がいて、私もその中の一人。
優しい人、そうでない人。私は…。

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ぜんじん

3.5【18歳で上京するも夢破れ、諦観したように生きる42歳の女性が父の訃報を聞き、故郷にヒッチハイクで向かう中、様々な人と出会う事で自らの悔いある生き方を振り返り、原点に戻る姿を描いたロードムービー。】

2023年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

4.0菊地凛子の演技は圧巻

2023年9月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

地理の面と心の面の両方でたどる、いわばロードムービー。
画面と一緒に息苦しくなったりホッとしたり。

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こばりん

4.0生を取り戻すための658kmの旅

2023年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

658kmとは陽子が暮らす東京から故郷の青森までの距離のことだ。
その青森までヒッチハイクをしながら車で旅をするロードムービー。

陽子(菊地凛子)は18歳の時に親の反対を押し切って東京に出てきた。
夢を持って出てきたのだが、現実は在宅の仕事でほぼ引きこもりのフリーターで年齢も42歳になってしまった。
そこへ、父(オダギリジョー)の訃報が伝えられる。
陽子は出棺を見届けるために叔父(竹原ピストル)の車に同乗し青森に向かうのだが、サービスエリアでのあるトラブルにより、逸れてしまう。
荷物を車に置いたままでお金もないため、ヒッチハイクで青森に向かう旅が始まる・・

陽子は引きこもり生活で人とうまくコミュニケーションが取れないまで心が疲弊している。
18歳の時から24年、実際の距離は658kmだが時間軸の距離は658kmよりもっと、とてつもない距離が出来てしまったのかもしれない。

陽子の旅は青森に近づくにつれ心の距離も取り戻していく。

ヒッチハイクを成功させるには人とコミュニケーションを取らないといけない。
人間は生きるか死ぬかの局面では逞しくなる。
それは本来の生きる力だ。

陽子は旅で出会う人々、その中にはかつて喧嘩別れした父の幽霊も含まれるのだが、それらの人とのやりとりにより人間力を取り戻していく。

父の死を見届けるための旅で自身の生を取り戻していく姿が印象的。
幽霊の父が見える陽子は死に近づく存在で、父との決別が父が陽子を再生させるための最後の愛情だと思うと胸が熱くなる。

菊地凛子が渾身の芝居を演じている。彼女の代表作の一つになるだろう。

そして旅で出会う人々
人気のないサービスエリア
旅の途中に通り過ぎる東日本大震災の被災地
寒々しい海岸沿いの道
雪の中にポツンとある青森の実家

人と風景が素晴らしい。

はたして父の出棺は見届けることができるのか、しかと見届けてほしい。

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kozuka

4.0叫び

2023年9月3日
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鑑賞方法:映画館

この「旅」はもちろんメタファーなので、「ああすればよかったのに、こうもできたのに」というツッコミは無意味です。

私も陽子と同じで、「あなたが努力しなかっただけでしょ」と言われ続けた世代です。
置いていかれ、排除され、嘘をつかれ、こちらの責任でないことの責任を取らされ……
本当に、ただ生きているだけで何度叫び出しそうになったことか。

困っている人がいたら車に乗せてあげるなんて、人間として当たり前のことじゃないですか。
困った女一人が車に乗ってきたからって、恩を着せたり、代わりに体を要求したり、そんなことしないのがまともな大人でしょう。

でも、二言目には「あなたが悪いんでしょ」。「人のことなんて知らねーわ」。

違いますよ。車に乗せてくれなかったおじさんとおばさん。
あんたたちの世代の失政や不作為の尻拭いを我々はさせられたんだ。自分の人生を犠牲にするという形でね。

「ここまで来られたのは皆さんのおかげです」なんて感謝、本当はしなくていいんですよ。
しかし、この社会と和解するには、そうとでも思うしかないんですよ。

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Pocaris

4.0今更ながら人はひとりで生きていくには

2023年9月2日
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鑑賞方法:映画館

引きこもり生活の女性、若い頃にはやりたいこともあり夢もあった、くじかれた時に方向性を変えられる柔軟性がないばかりに引きこもり生活。現代には多いと思われるが、やはり人との関わりこそが人が人たる所以で、関わることをやめたら生きてる事の実感すら感じないだろう。
そんな問題を抱えた人間を菊地凛子が本当に演じきっていて観るに連れて引き込まれていく。
ヒッチハイクするに至る理由は無理があるが、最初は行く事にさえ面倒だと感じてたのも人と触れ合うに連れ自分を変えたい、父親の最期を見送らなきゃならないと思うようにもなり心の変化の過程を見事に演じていた。
風吹ジュンは最近老夫婦の役では右に出る者はいない。
それにしてもオダギリジョーはここのところ故人の役が多いのはなんでだろう。
この映画良かった、世の中捨てたものじゃない、けれど一部には弱みにつけ込む悪いやつもいる。
それでも人と関わることの大切さをしみじみと伝えてくれた。

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梅じんの相棒

3.5自分と重なり少しツライ

2023年8月30日
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mameta

3.5居心地わるい

2023年8月28日
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泣ける

知的

、科白聴き取り難い、画はイイ、これが熊切監督作品への印象。でも今回は大分観易かった。ちょこちょこ出るオダギリ父さん、ちょっと笑えたし。
引きこもり・コミュ障を脱するのは、自分を含めヒトなんだと感じた。

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トミー

4.0イカ墨パスタがすでに物語っている。

2023年8月28日
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鑑賞方法:映画館

人生を諦め引きこもって暮らすコミュ症の陽子、42才。疎遠だった父の死を知り急遽東京から故郷青森へ向かうことに。その距離658km。
従兄の車で向かう途中トラブルが起き、一人でヒッチハイクする羽目になってしまう。

見ず知らずの自分を車に乗せてくれる人。その旅路で自分自身や突如幻影のように現れる父親と対峙してゆくことになる。陽子の孤独、絶望、疎外感。その反面きっと本心では誰かと繋がりを求めている。そんな複雑な人物像を見事に演じた菊地凛子の為の658kmだった。

陽子とほんの少しだけ交差する人達。好きな俳優さんばかりでシーン毎にとても豪華で見応えがあった。そして若き日の父にオダギリジョー。海辺のシーンは父娘の愛情が見えてきてジーンとした。ちょいちょい無理矢理展開もあったけど、とても情景が綺麗なロードムービーでした。

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はるたろう

3.5えっ、オダジョー?

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

ロードムービーは大好物なので鑑賞。
菊池凛子さんの演技は凄い。コミュ障を演技るのは大変だと思う。
え、あの人がオダジョーだったのって最後に知った。

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hanataro2

2.5あんなに車の来ないパーキングエリアって有る?

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

東京で暮らす42歳の独身女性・陽子は、フリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた。そんなある日、20年以上疎遠になっていた父の訃報を受け、従兄の茂やその家族と故郷の青森県弘前市まで車で向かうことになった。しかし、途中のサービスエリアで陽子は置き去りにされてしまい、所持金もなくヒッチハイクで青森を目指すことになった。道中で出会ったさまざまな人たちとの出会い・・・てな話。

まず、置いてきぼりをくらったらもうちょっと必死で連絡取ろうとしないか?
寂れたパーキングエリアなんだろうが、あんなに車が立ち寄らない所って有る?
ヒッチハイクするにしても、男1人に乗せてもらうか?
少しずつコミ障っぽいのが治っていくところを見せたかったのかな?
海で潮が満ちて来て、身体がベチャベチャになってしまったのに服いつ乾かしたんだろう?
色々とよくわからない所が多かった。
菊地凛子の演技は素晴らしかったし、見上愛は可愛かったが、それだけ。

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りあの