青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないのレビュー・感想・評価
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こういうお話なので仕方ない
鴨志田一の「青春ブラ野郎」シリーズですね。藤沢〜湘南を舞台にした、ちょっとSFのラブコメもの。アニメが6巻の「おるすばん妹」までやって、私は観ていないけど牧之原翔子の7,8巻は映画化されていたのですね。
アニメを観ていた人は続きで意味が分かるけど、原作やアニメを観ていないと、さっぱりだと思います。ちなみに、前作の映画は観ていなくてもok。牧之原翔子はチラッと会話で出てくる程度です。
何というか、原作がこうなので仕方ないのですが、盛り上がらない話ですね。ずーっと、角川ドワンゴ学園のPRを聞いているような感じでした。まあ原作が電撃文庫(=KADOKAWA)ですからね〜。
私は鴨志田さんの前作の「さくら荘のペットな彼女」の大ファン。この作品もアニメ化されたあたりまでは原作読んでたんですがね〜。
アニメも好きでした。Clover WorksがA-1から独立した初期の頃の作品ですよね。数話たって、オープニングの作画のクオリティがグッと上がったのを覚えています。
皆んな暖かく優しい世界に包まれて、って心地よい作品であることは評価できますが、物足りない。でも、仕方ないですね、そういう話なんですから。
ランドセルガールへ
作品は全部視聴済みです。
シリーズ、全部大好きです。
テレビではもやっとする終わりから映画『夢見る〜.』に続き、かえでと花楓の話が置き去りになっていました。
今回は花楓ちゃんのエピソード。
シリーズ視聴済みの人が対象であるとは思いますが、未視聴の方には説明不足は否めません。『夢見る〜』より少し省略してしまった部分が多い気がします。
はじめから『ランドセルガール』への伏線が入っており、原作を読んでいるとその後の伏線がいっぱい張られていることにニヤリとしてしまいます。
この映画公開前から少しずつ『ランドセルガール』以降の作品を読んでいましたが、今回は冬公開のランドセルガールへの筋道をつけていくエピローグ的な話とも言えるのではないでしょうか?
とは言え、シスコン過ぎる咲太とブラコン過ぎる花楓の優しい家族ドラマだったと思います。
進学で悩んでいる年齢の人が観たら刺さるところが多いのではないでしょうか?
子どもの進路に口出しをする親が多い中、咲太もお父さんもちゃんと花楓ちゃん自身の希望を見守れるのはすごい!
「みんなと同じじゃないと恥ずかしい」
そんな女の子が自身で未来を選ぼうとする姿にはうるっとしました。
高校選びに全日か通信か、となやみますがリアルな話、定時制も楽しいよですよ〜!
自分で選んで決める!
花楓ちゃんの頑張りと決断に感動しました。
今回は思春期症候群の症状は少なめで解説はなし。派手さはないですし、話も短めですが家族ドラマとして感動させられ、考えさせられる事が溢れていました。
ランドセルガールか待ち遠しいです。
下記
伏線ポイントをチェックしたい人のみご覧ください!
原作ランドセルガール以降の伏線ポイントを知りたい方のみどうぞ!
①咲太とランドセル麻衣さん
②撮影現場にいた母娘
③麻衣さんが聴いていた流行りのアーティスト
④勉強を教える咲太
⑤施設に入っているお母さん。
覚えている限りこんな感じです。ランドセルガールから先を読んでいると、「これはそこにつながるのか!」と楽しめました。
玉響
友人に教えられてから青ブタのアニメシリーズと前作の映画を見ましたが、青春の爽やかさと思春期症候群の苦しさもどかしさを同時に味わえ、この作品の虜になりました。原作小説も読み進めています。
そんなハマり具合絶好調のタイミングでの今作はもう楽しみで仕方がなかったです。劇場も朝イチでしたが結構埋まっていて嬉しかったです。特典は書き下ろしの小説です。
心がブルブル震えました。かえでが花楓になる瞬間、そしてかえでと花楓が共に生きていく描写が鮮明に描かれていてとても良かったです。そこに咲太の優しい言葉が突き刺さって、青春を感じれる作品が好きな自分にはドンピシャでした。
原作小説まで追いついていないので、内容は完全に初見ですが、アニメシリーズ、前の劇場版を彩ってくれたキャラクターたちが今作でも輝きを放ってくれていました。
今作は花楓が高校受験をするか否か、かえでと自分との葛藤をしっかりと映し出した作品でした。花楓が抱えるかえでの時の友情や夢から脱却するためにゆっくりと、ゆっくりとですが外の世界へ足を踏み出すように進んでいく様子がとても健気で美しかったです。
受験を受ける中で頑張った午前と、同じ制服を着た子と目が合って心が折れてしまった午後。これだけでも花楓頑張ったなと声をかけてあげたいくらいなのですが、花楓は納得できない、もっと出来たはずなんだと悔しがっている様子は胸を打たれました。こんなに頑張ってるんだな、凄いなと感心するばかりです。
咲太が花楓にかける言葉がとても優しく、ちょっとしたジョークを挟みつつも、花楓の事を本当に大事にしているんだなというのがひしひしと伝わる言葉に、花楓と同じくらい自分も救われていました。
卯月ちゃんが通信制の高校に通っている事を見つけて、花楓の進路の一つを開拓する手伝いをする所もとても男前です。
メインキャラたちも満遍なく登場していて、正妻な麻衣は咲太家でたくさん料理を作ってくれてますし、双葉はいつも通り実験室、古賀ちゃんはムチムチになった制服を着てファミレス、のどかは咲太家に海に車に総登場、それぞれのヒロインたちも思春期症候群から離れ、伸び伸びと日常を過ごしていました。なんだかホッコリしました。
自分は受験で苦労したことがあまりない(偏差値が特別高くなかったので、サラッと合格できたので花楓と一緒にしてはいけない)ので、受験ってこんな難しいのか…となんだか痛感させられました。
花楓の通信制の高校へ進む選択も彼女らしい、花楓が自分という存在を際立たせたなと思いました。こんな短い上映時間の中で成長を感じられるとは…。作りが本当にお見事です。
5月に観光で江ノ島に行きましたが、場所によっては富士山も同時に拝めたのか…ぜひ次行く機会があるのであれば、あのショットから映画の構図のように眺めてみたいなと思いました。
遅れてきた青春を彩ってくれる青ブタに感謝が尽きません。冬に公開が決まったランドセルガールもとても楽しみです。
物販でアクリルスタンドが売っていたので、誰を買おうかなと思っていましたが、なんだかムチッとなっていた古賀ちゃんを買ってしまいました。自分も青春ブタ野郎です。
鑑賞日 6/23
鑑賞時間 9:40〜11:05
座席 P-35
梓川 花楓の物語として見ると個人的には不満
桜島 麻衣と咲太のラブラブな展開を見せつつ花楓の頑張りを見る映画。(麻衣と咲太のイチャイチャは正直彼女のいない俺には、もはや目の毒でしかない。)
ただ、試験日に咲太も校門まで一緒に行くとか学校付近で時間を潰して花楓を待っている方が良かったと思う。
あといきなりランドセルの麻衣さんが現れて終わる感じ。TVアニメじゃないんだから、途中で切るなと思った。
しかも花楓がエピローグに出てこず!
正直、ガッカリしました。
ランドセルの麻衣さんとか、正直どうでもいい。花楓が通信で頑張ってる姿が見たいんです。
小学生の麻衣さんを助けないと時間軸的に、花楓を入学させられないとかあるのだろうけど、それでもこの映画の最後は花楓だと思いました。
楽しめました!
このシリーズを続けてくれている製作陣に感謝しかないです。
号泣とまでは行きませんでしたが、楽しめました!次につなげていく感じで終わったので、次号泣できるかもしれません笑笑
次が待ちきれないです
受験生の方おすすめです(個人的に)
進学する高校で悩む妹とそれを支える兄と周りの人間。
そして、全日制と通信制の違い。
等が描かれており、自分自身と戦う妹の姿とそれに悩む兄。
この作品は主に兄妹がどの様な結果をもたらすかが描かれてます。
PS 前作の一部が出ます。
そして、急にエンディングが流れます。
次作の予告的な事が始まってすぐに出て来て、エンディング後にも出てきます。
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