「ランドセルガールへ」青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない コシヒカリ文藏さんの映画レビュー(感想・評価)
ランドセルガールへ
作品は全部視聴済みです。
シリーズ、全部大好きです。
テレビではもやっとする終わりから映画『夢見る〜.』に続き、かえでと花楓の話が置き去りになっていました。
今回は花楓ちゃんのエピソード。
シリーズ視聴済みの人が対象であるとは思いますが、未視聴の方には説明不足は否めません。『夢見る〜』より少し省略してしまった部分が多い気がします。
はじめから『ランドセルガール』への伏線が入っており、原作を読んでいるとその後の伏線がいっぱい張られていることにニヤリとしてしまいます。
この映画公開前から少しずつ『ランドセルガール』以降の作品を読んでいましたが、今回は冬公開のランドセルガールへの筋道をつけていくエピローグ的な話とも言えるのではないでしょうか?
とは言え、シスコン過ぎる咲太とブラコン過ぎる花楓の優しい家族ドラマだったと思います。
進学で悩んでいる年齢の人が観たら刺さるところが多いのではないでしょうか?
子どもの進路に口出しをする親が多い中、咲太もお父さんもちゃんと花楓ちゃん自身の希望を見守れるのはすごい!
「みんなと同じじゃないと恥ずかしい」
そんな女の子が自身で未来を選ぼうとする姿にはうるっとしました。
高校選びに全日か通信か、となやみますがリアルな話、定時制も楽しいよですよ〜!
自分で選んで決める!
花楓ちゃんの頑張りと決断に感動しました。
今回は思春期症候群の症状は少なめで解説はなし。派手さはないですし、話も短めですが家族ドラマとして感動させられ、考えさせられる事が溢れていました。
ランドセルガールか待ち遠しいです。
下記
伏線ポイントをチェックしたい人のみご覧ください!
原作ランドセルガール以降の伏線ポイントを知りたい方のみどうぞ!
①咲太とランドセル麻衣さん
②撮影現場にいた母娘
③麻衣さんが聴いていた流行りのアーティスト
④勉強を教える咲太
⑤施設に入っているお母さん。
覚えている限りこんな感じです。ランドセルガールから先を読んでいると、「これはそこにつながるのか!」と楽しめました。