レット・イット・ビー 怖いものは、やはり怖い(夢判断、そして恐怖体験へ2)のレビュー・感想・評価
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スマートでまっすぐな映画
これ実話⁉️
前前前世がある⁉️
死んだ後の世界がある⁉️
あの世でまた会える⁉️
4話5話目でなんか込み上げてきて泣いてた。
そういやアメリカ未確認飛行物体認めたな。
あると思います。
余韻が残るエンタメ作品
【ネタバレ一切なし】
トータルでかなり満足度の高い映画だった。
というか、個人的にはかなりの傑作の部類に入る。
「怖いものはやはり怖い」とサブタイトルがあるが冒頭以外は全然怖くはないので、怖いのが苦手な人でも余裕で見れる。
が、逆に怖いのを見たい人、ホラー映画を期待してる人には物足りないと思う。
・ストーリーについて
独立した5つのエピソードがあるオムニバス風だが、各エピソードが少しずつ連結したりしているから、全体としてまとまりがあった。
(もちろん主役の2人がすべてのエピソードに出ているから、まとまっているというのもあるけど)
各エピソードが謎解きのようになっていて、先が読めない展開が続くし、エピソードごとに答えが提示されるので1話完結モノのような手軽さもある。
しかも霊とか怪奇現象のような内容だから、日常を描くドラマのように「次はこうなるんでしょ」みたいなこともなく、さらに先が読めずに楽しめた。
・主役の2人の演技について
特に邦画だと見ていて恥ずかしくなるような演技をする人が多いし、「名優」と呼ばれているような人たちでも個人的にはとても下手だなあと思うような俳優もいるけど、この映画の2人は普通にとてもうまいと思う。
他にどんな映画に出てるんだろう、と思って調べたらあまり出てないようだったけど。
この映画は霊とかを描いているから、叫んだり怒鳴ったりという演技もあると思うけど、そういうのじゃなくて抑えた演技だったのも良かった。
あと2人の関係性がとても良かった。
この映画での2人は完璧だしまた続編とかスピンオフとかで見てみたいけど、それとは別に、まったく別の役柄での2人も見てみたいと思った。
・撮影や編集について
見ていて「これどうやって撮ってるんだろう?」というようなシーンがいくつもあった。
しかも照明も不自然じゃなかったから、そういうシーンも完全に計算して撮っているはず。
見ていて感じたのは「すごく今風だ」ということ。
極端な話、TikTokなんかのショート動画に通じるぐらいの切り替えの速さ、テンポの良さを感じた。
しかも素人の動画とは違ってアングルもバンバン切り替わるから、余計に見ていて「長さ」を感じなかった。
監督がそういう若い世代の人なのかと思って調べたらそんなことはなかったけど(笑)。
シーンの切り替わりもうまくて、ブツ切り感がないのも良かった。
なぜそう感じたのかわからないけど、編集の仕方がうまいんだと思う。
・脚本について
シーンにしても、セリフにしても、とにかく余分なものを削ぎ落としているのが印象的だった。
邦画でも洋画でも「なんでこのシーンがあるの?」とか「その一言いる?」みたいなのが多くて、映画を見ながら「これ、監督だか脚本家だかが面白いと思ってるんだろうな…」とか余計なことを考えちゃって一気に映画の世界から引き離されることも多いけど、この映画の場合はそういうのがないから、没入できた。
それにいちいち状況説明のシーンやセリフを入れたりする方が絶対に簡単で、余分なものだけを削ぎ落としてなおかつ観客にすべてを伝えるという作業はとても難しいはず。
この映画はムダだけを削ぎ落としているから、キレ味が出ていると思った。
私のこのダラダラした無駄な文章の対極にあるようなキレのある映画だった(笑)。
というわけで、どこを取っても欠点がなくて、映画としての完成度はめちゃくちゃ高くて、見終わった後にいい意味で余韻が残る映画だった。
ラストシーンも本当に美しく、素晴らしいと思った。
エンタメ作品として万人が楽しめると思う。
突然の別れを経験した方は、本当に泣けるかもしれない(2023.5.18鑑賞)
本当に愛していたのに、二度と会えない方がいらっしゃる方は、もしかしたらこの映画は救いになるかもしれません。
ホラーといいつつ、30~40%ぐらいがホラー要素で、裏にある真相に迫っていく、ホラーミステリーのようなジャンル?(あればですが)と言ってもいいのかと思います。
東北の震災を思い出したくない方は、お勧めしませんが、逆に震災で亡くなった方の中に、愛する方がいらっしゃるのでしたら、勇気を出してみてみると良いです。
また、自死された方を身内、親友で持たれている方も、観たら何か思うことがあるかもしれません。
非常に現代社会にマッチした映画の一つです。
怖いけど、感動!
怖い映画だと思って恐る恐る見に行ったんですが、怖いものは怖いけれど、生と死について考えさせられ、見終わった後に恐怖感が残ったり、怖い夢を見そうな嫌な感じが残ったりすることは全くありませんでした。むしろ感動的なシーンが心に残り、見てよかったです。こういうホラー映画もあるんですね。
ホラーかと思いきや!
タイトルから「怖い映画」かと思って見に行ったが、感動の映画だった。特に、信仰を貫いたものに対してイエス・キリストが手を差し伸べてるシーンは涙を禁じえなかった。
観たあと、爽やかになれる映画だった。
踏み込まれている
普通はここまでは映画にできないと思います。
もし、先に亡くなった恩人の皆様が、今、自分に、声をかけて下さっているとしたら。
そんな思いが心に浮かび、そのお言葉がすぐに心に浮かんできました。
今、自分は、何を、どうしたら良いのか。そのヒントになって下さいました。
心霊映画だけど泣けた
ホラー映画って驚かせたり、人間側の恐怖の気持ちを描いているようなものばかりだったけど、
この映画は幽霊の気持ちも描いていて笑、新しかった。幽霊を見たことあるけど、もとから幽霊として存在してるんじゃなくて、もともと人間だったんかとはっとさせられた。後半はただ泣けたというか、涙が止まらなかったー!
ただ“怖い”だけではなかった!
オムニバスものが観やすくて好きなので行ってみました。冒頭はゾクッとする瞬間も何度かありましたが、物語が中盤から後半に入るにしたがって感動する瞬間が!ホラーで泣きそうになるとは思いませんでした。ただ驚かせるだけでなく、その心霊恐怖体験が「なぜ起こって」「どういう意味があるのか」が解明されるので、スッキリ感がありました。時間もちょうどよく普通に楽しかったです。パンフレットを読んだらまた観たくなったので、時間を見つけて行きたいと思います。
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