「インド発ハリウッド映画は間違いのない面白さ」バンバン! じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
インド発ハリウッド映画は間違いのない面白さ
ナイト&デイのボリウッドリメイクなので、元を知っている人にはだいたいこんな感じって予想つくね。
ところでそもそも、ミッションインポッシブルのヒット後のトム・クルーズと、マスクでブレイクしたキャメロン・ディアスという組み合わせの映画は「バード・オン・ワイヤ」のメル・ギブソン、ゴールディ・ホーンのの焼き直しではなかったか?
などと思いながら期待して待つ
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オープニングに懐かしい20世紀FOXのロゴが・・・あれえ?FOX/STAR/STUDIOってなに?
たしか、二十世紀フォックスはディズニーに吸収されて、二十世紀スタジオになったはず。この映画の配給はSPACEBOXうーん色々謎だ。
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ヒロインのカトリーナ・カイフは、とかく肉感的なインド女優にしてはスッキリとした体型で、お顔立ちもインターナショナルな美人。赤いミニスカートやゴージャスなドレスもとても良く似合う。鼻輪もしてないし、タトゥーもない。とにかく美形でありながら親しみの持てるキャラクターで、お気に入りのひとりになった。
主役のリティク・ローシャンはこれまたイケメンの細マッチョ(死語?)。インド俳優にしては薄いグレーの瞳、バキバキの筋肉。モテないはずがない。赤いタキシードを着ているところなどジェームズ・ボンドかと思いましたよ。(いや、7代目でもいいと思いました)歌は吹き替えかもしれないけど、ダンスはめっちゃ上手い。マイケル風のダンスもあって男でも虜になるね。
悪役は分かりやすく悪役で、大ボスがまるで伊武雅刀(笑)
パシリの髭のデ○は喋りながら人形のように首を振るので笑っちゃった。
トムの映画であったキャメロン・ディアスが薬の影響のもと、スカイダイビングしたりボートで孤島に行ったりするシーンと最後の方で、トムが同じ目にあうシーンが前作をなぞっていて面白かった。
インド映画と言うと、突如挿入される歌とダンスだが、この映画でもロケを変えながら激しいダンスが見られるのは醍醐味(*ᐛ )ᒃ ダネ
主役がインドっぽくないのでどの国でも楽しめるはずだけど、我が地域では大手の配給はなかったみたいで勿体ないなあ。
最後にRRRに比べるとスタイリッシュでリメイクのスパイアクションというところから、インド映画の持つ野卑とも言えるエネルギッシュな展開を期待する向きは肩透かしかもですね。話の繋ぎも少々荒っぽいし、ウケ狙いだろうなという面は否めない。でも、こんなふうに楽しいエンターテインメントを作れるのは侮れないってもう全然侮ってないけど(笑)韓国とインドにやられっぱなしだぜ。