「色彩が柔らかく気負わず見られた」きみの色 ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
色彩が柔らかく気負わず見られた
人が色でみえるトツ子。その特性を色彩で表すアニメーションがキラキラしていて魅力的だった。
だからこそ作中でもっと多くの人の色が見たいとおもった。影があるからこそ光が眩しいように、トツ子の中できみちゃんはどれほど群を抜いて輝いていたのかが冒頭でくっきり理解したかったなと思った。
ストーリーについてはきみちゃんのバックグラウンドや行動になぜ?の展開に疑問が浮かぶことがありましたが、全てをコトバで語る必要はないとも思うし行間できちんと描かれているのを読み取れていないだけかもしれないので、機会があれば「聲の形」を見てみようと思った。
しろねこ堂までのネコの案内は実際には起こり難いですが、一緒に鑑賞した子どもはこっちを向いてかわいいねといわんばかりに微笑んでいました。くすっと笑える場面が散りばめられており、作品を楽しんでいるようでした。個人的には日向子先生の人物像が目新しく強くてしなやかでだいすきになりました。
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