「とても長くて退屈に感じる色だったな。」きみの色 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
とても長くて退屈に感じる色だったな。
台風10号とかけて、総裁選と解く、その心は・・・
ズバリ迷走しているでしょう。
こんな進路軌跡見た事ない。そして人知れず熱帯低気圧に・・・
迷走台風は現政権の如くやがて消滅へと。
昔は身の詰まった円形暴風雨だったのに、昨今はまるで浮き輪。
中心円の風が弱く周囲が豪雨で。迷走浮輪台風ですな。
そんな週末を避ける様に、公開初日に「きみの色」見ましたよ。
兎に角、色が全体に優しいね。女子力Maxって感じのふんわり感色。
人の存在、浮き出てくる感情色(オーラ)が見えちゃうミッション・スクールに通う女子高校生 日暮トツ子。このほんわりとしたオットリ性格の女子が主。
と或る事で同じ学校を辞めた作永きみと、島の医者の息子 悩める影平ルイと一緒にバンドを組んで周囲の人に自分たちの存在価値を曝け出して行く~って展開。
この手のバンド系作品はアっと言う間に 完成曲を幾つか聞いたら終わっちゃったってぐらい時間が短く感じる物なんだがな・・・
上映100分が凄く長く感じましたわ。
つまり ワクワク感やトキメキ感が少なかったって事なんでしょうね。
企画・プロデュース : 川村元気氏
監督:山田尚子氏
脚本:吉田玲子氏
上映時間:100分
------キャラCV
日暮トツ子:鈴川紗由さん
作永きみ:髙石あかりさん
影平ルイ:木戸大聖さん
シスター日吉子:新垣結衣さん
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シスタ―は新垣さんの声ね。シスタ―も昔バンドにハマってたとか。
でもこの振る舞い・・・”合宿と言う事にして” この発言。何か問題をヒタ隠そうとしてませんかね?
皆、色々と嘘ついてヤバくなって。それで これではイカンと、親に先生に本当の事を話して。地味だけど 理解してもらう所、そこは良かったかな。
でもシスタ-の ”合宿と言う事で”って・・・唐突な戸惑いが。
男女が古い壊れた教会で一晩をって。心配して どんなけ純なんだよ~。
なんか今時じゃ無いなと思うんだよね。そこは観客の感じた思いと乖離してしまいそう。もっと違う表現に変えられたと思うんだけどな。
最後の聖歌発表で皆の前でバンド演奏。この3曲はまあまあ良かったかな。
3曲目は力入ってたと感じたけど。
そして 春から大学生になり遠くへ船で行くルイ。
トツ子ときみの二人が 船に向かって大きく手を振り
最後に船上からルイが手にしたカラ-紙テープが大空に舞ってゆく~。
とっても美しい場面に思えますが、うーん ココだけでしたでしょうかね。
純粋に偏り過ぎててモノ足りない、そんな気がします。
3人イイ子過ぎるでしょう。もっと悩めよ、若者たち。
シスターが新垣さんなので、”違国日記”と 被って見えましたわ。
ご興味ある方は
劇場へ。