「期待通り音楽は良かったけれど?」きみの色 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通り音楽は良かったけれど?
この作品の色はかなり淡かった気がします。きみの色、ということを強調するためなのか、全体にぼやぼやーっとした印象で、個人的には光の雰囲気を出すこのぼやぼやした部類のアニメーションは嫌いです。メリハリのあるところも随所で見られたので、対比をつけようとしたのかその意図は感じ取られなかったので、特に前半の大半は残念な感じでした。せっかくの被写体深度を多用したイカした演出も、ぼやぼやっと・・・
宗教とか絡んでくると、ちょっと苦手だなぁなんて思ってしまうんですけど、この作品の内容はかなり面白かったです。ストーリー、展開、セリフ、いずれの要素でも楽しめたので、だから余計にぱきっとした映像で全部しっかり見たっかたなぁという気持ちです。少しオシャレな映像とか遠景など、キレイだったし効果的だったと思ったのですが、それと全体の平面的な映像とを見ると、ちょっと映像そのものへの演出が過ぎたんじゃないかなぁという、なんか偉そうでテキトーな意見ですけど、面白い作品!最高の音楽!と思っただけに、シンプルでキレイな絵を欲しちゃった次第です。
とにかく、水金地火木ドッテンアーメン♪・・・最高過ぎます(>_<)
ノスタルジックでもあり、青春讃歌・応援歌な作品だったような・・・劇場には若い子はいなかったし、そもそもバンドという概念自体古いのかもしれません。かなり斬新なスリーピースでしたけど。
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