「肩透かし」ユー・アー・ノット・マイ・マザー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
肩透かし
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うつ気味だったママがある日失踪。翌日戻ってきたのはいいけれど、妙に明るく振る舞ったり娘シャーを助けたり、活発な様子を見せようとする。そしてシャーは顔の火傷痕などが原因でいじめられっ子。しかし、生まれつきだと思っていた痣はたき火にくべられたためだと祖母に教えられる・・・
設定は面白いのに展開も映像表現も恐怖心を煽ってくるものではなく、本当の母親なのかという疑念だけを追求するテーマには飽きてしまう。いじめられっ子からシャーを守ろうとするスザンヌの友情物語だとか、異常行動も大袈裟に表現するとか、メリハリをつけてあればいいのに。シャーの心理描写が良かっただけに残念。
また、スザンヌがシャーの家のキッチンの描写にしても、鍋の中身は何だったのか(臭いがわかんない)気になるところだし、伯父アーロンがリチウム過剰摂取で倒れた原因も母が自分のうつ病の薬を飲ませたことによるものだろうけど描写が足りない(飲んだかどうかもわからない)・・・これも残念。そして気になるオチも・・・
結果、残念な作品でした。
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