ブラック・サイト　危険区域のレビュー・感想・評価

モサドとＣＩＡの関係など全体に緊迫感はあったが、ハチェットが囮として捉えられた辺りから違和感だらけになった
何故に徒手空拳で縛られた状態からモサドの精鋭を相手に脱出できたのか
しかも自分が死んだように偽装さえして施設内を自由に歩き回り、次から次へと殺しまくる
そして最悪のラスト　ハチェット一人にあれだけ翻弄された只の分析官がＣＩＡの上司に復讐を誓った所でどこまで肉薄できるのか甚だ疑問だ

CIAの分析官というとジャックライアンが思い浮かぶが本作では夫と子供をテロで殺された婦人分析官アビー、舞台はヨルダンの砂漠地帯の情報機関の秘密基地シタデル、テロリストと言っても敵は逮捕されシタデルに連行されたハチェットという中年オヤジたった一人、通訳が裏切り者としてもどうやって逃げられたのか肝心のところは描かれない、それにしても予算の関係なのか、たった一人の凶悪犯に基地の軍人たちは全滅とは情けなさ過ぎますね。
しかもハチェットと名乗る男はCIAの工作員らしい、イスタンブールのテロもCIAによる自作自演？、シタデルもCIAのドローンミサイルで破壊し証拠隠滅、果たして悪の本丸はCIAなのか、真相は如何と、続編を臭わせてTHE END。