いつかの君にもわかることのレビュー・感想・評価
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うーん 自分が同じ立ち位置だったら…
リアルストーリーからのオマージュらしいが、考えさせられる
自分と同じ境遇で育てたくない父とかなりギャップのある里親のマッチングがメイン
なぜ最後にあの里親を選んだのかは是非とも聞いてみたいが、消去法でいくと僕も同じかも
女性にはどう感じてみえるのか…
あんま…
静かな感動映画です。
皆さん評価が高いみたいですが、僕は60点ぐらい、あんま…でした(笑)
この映画が気に入った方や泣いた方は、
『マザーズ・プレイヤー』って、1994年のテレビ映画がオススメです。
『ターミネーター2』直後のリンダ・ハミルトンが母親役で、
この映画と似てて、余命の短い母親が息子の為に…って話です。
昔ビデオで観て、始まって5分ぐらいから終わりまで、ずーっと泣いてました(笑)
生涯で1番泣いた映画です(笑)
現在は、配信なし、未DVD化、ビデオのみ
みたいですが、観れる方は是非!!
名作です。
違う映画のレビューになっちゃったけど、何か感動できなかった…
劇場で、泣いてる方いましたけどね…
配信が出たら、静かな部屋で、1人で、観なおしたい。
絵画のような映像
こんなにもついてない人生が有るのかと言う暗い話なのだが、ただたんたんと話は進み、画面の隅々までピントが合っている絵画の様な映像が心に残った。
何の奇跡もハッピーエンドもないけれど、最後になんか、ほっとした。
ある日突然
自分の死期を知らされて、はてそれから父子家庭の我が息子の行く末はと悩むお話
私は家父長制がすべてのジェンダーやLGBTQ問題の根底に横たわっているという意見なので、ジェームズ・ノートン(父親)が一番まっとうな里親を選ぶんだなと途中で察しがつき、ラストシーンは拍手喝采したかった位
自子尊重ではない。これからの我が国でも養子をめぐっては柔軟にならざる得ないはず。それこそ私達には普通だけれど、国が「異次元の世界」を目指すしかないんじゃないでしょうかねぇ?
もう立つことのない一本の赤いロウソク・・・号泣😭💦
①日本語も時代と共に変化していくことは頭では理解している。しかし、歳を取ってくると言葉の意味の飛躍に時々文句を言いたくなる。
「号泣」とは本来“声をあげて泣くこと”である。しかし、しばらくの間に単に“眼を潤ませて”も“静かに落涙”したくらいでも「号泣」と表現される様になってしまった。
『違うやろ』と言いたいが、もうこの時点で“老害”なんてしょうね。
②でも、この映画では文字通り号泣させられた。映画を観てこんなに泣いたのは『ギルバート・グレイプ』以来かも。
ただ、上映中は声を出すのが恥ずかしく声を殺して落涙していたが、とうとう我慢できなくて次の映画(『オマージュ』)の本編前の幕間でオイオイ泣いてしまった。
ああ、恥ずかし…
③これも年のせいか、最近は殆どどんな映画でも泣かせるシーンでもないのに涙ぐむことが多い。
だから段々冷静に映画を批評できるのかないと思ってしまう。
本作でもマイケルが登場してきた時からウルウルしてしまった。
④ジョンは生い立ちやタトゥーを入れまくっているところや、仕事にクレームをつけて支払いをケチる客の家の窓や車のフロントグラスに卵をぶつけるところ、あまり母親に相応しくないような女性を選んでしまったところとか、若い頃は結構ヤンチャだったのでは、と思わせるがマイケルといる時は誠に良い父親である。
⑤ウサギ(と思うけど)のぬいぐるみくらいあげろよ、オバハン(私より年下だろうけど)。
⑥ジョンを見上げるマイケルの顔の静止画で映画に幕を下ろしたところもよろしい。
基本的にはハッピーエンドではない話なんだけれども私としてはハッピーエンドとしたいな。
私としても同じ立場であれば里親にあの女性を選んだろうから。
難題を淡々と表現する良作
高レビューのため、鑑賞。
ストーリー的に涙必須と思いきや、思いのほか淡々と散文的に物語が進んでいきます。
BGMや感情こみあげるシーンの演出は極力入れないよう配慮されています。
「サウンドオブメタル」を見たときに近い感覚です。
自分亡き後も彼ら(子供、親等自分を知っているすべての人)の日々は流れ、そんな時を思わせてくれます。
突っ込みどころを「あーだこーだ」いう類の映画ではなく、自分の人生と重ねて今後の生き方を再考させてくれる良作でした。
大切な人と過ごす何気ない日常こそが宝物
ジョンはシングルファーザーで余命がわずかであり、一人息子を養子に出そうと親を探している。ソーシャルワーカーの協力で数組の家庭と面接をするが、息子の為に最適な環境を、と思うと決めきれない。
幼な過ぎるマイケルにどう告げるべきかも悩ましいし、何より、無邪気で可愛い息子と別れがたい。
しかし期限が迫っている事を悟ったジョンは、改めて、息子にとって何が一番幸せなのかを考える・・・
語り口は淡々としていますが、何気ない会話や仕草、さりげないアイテムがじんわりと胸にしみるとても良い作品ですから、寝不足の状態で観るのは厳禁です。
静かな良い映画でした
朝イチで紹介されていて、見たいと思いました。
一部の映画館でしか上映していないのが残念です。
お涙ちょうだい系かと思っていましたが、淡々と親子の情景が続きます。
1時間半は短い映画と思いましたが、見た感じでは長く感じました。
もっと子供の言葉もお父さんの言葉も聞きたかったとも思いましたが、
そうすると、よくあるお涙ちょうだい映画になってしまうでしょう。
これはこれで良い映画だと思いました。
私的にはラストはちょっと、ん?と思いましたが、それが映画ですね。
人それぞれの感想が生まれる映画だと思います。
この父親の軌跡が気になる
死を前にして、残される子への思いを淡々と形にしていく父親。
どの場面を切り取っても、感情的になることがなく、人としての大きさを感じるこの父親がどうやって、ここまで来たのか。
ストーリーの中で語られる父の生育は、過酷なものであったろうに、誰かを責めるでもなく、本当に淡々と。
こんな男性だったら、いくらでも女性は寄ってきそうなものなのに、そんな気配もなく。
この物語の終わりは想像できているのに、観ている自分は「見習いのソーシャルワーカーと恋に落ちて!彼女がマイケルの母親になる展開になって!」と願ってる。
父子の淡々とした日常から、この親子の絆と父の子育ての素晴らしさが描き出されていく。
何も説明しなくても、見る側に想像を膨らまさせるメッセージがある。
ジョンは感情的にならなかったわけじゃない。
感情をどこで、どう出すのかを心得ていたんだ。
ジョンの物語が知りたい。
どうやって、この男性がここまで生きてきたのか。
原題「Nowhere Special」 どこにもない特別なものとい...
原題「Nowhere Special」 どこにもない特別なものという様な意味か?
邦題は「いつかの君にもわかること」・・毎度のひねりすぎかなぁ・・。
余命わずかなシングルファザーが、一人息子の里親を探す物語。
その昔、「ファミリー」という、やはり余命短いシングルマザーが、子供の里親を探す号泣ものの名作映画ががあったり、最近では「死ぬまでのしたい10のこと」なんて映画もあって・・その流れだと、こりゃ、覚悟して、ハンカチ握りしめて鑑賞。
あに計らんや、ドキュメンタリーっぽくて・・お涙頂戴の感傷に浸ってる暇なんて、お父さんにはなくて・・。様々な里親候補を通じて、社会の有様、人々の姿が炙り出されて・・感傷より考えさせられる映画でした。
お父さんが正しい選択をして良かったと思う♪
とにかく、子役が上手くて・・まだ幼い男の子なのに、状況の意味を理解した上で演技をしているとしか思えず・・視線や、仕草や、喋り方が凄い。日本の子役みたいに、子役やってます感が全くない。そういう点が、余計にドキュメンタリー感を増幅させている。 お涙頂戴ではなく、静かな映画でした。
邦画にも見習ってほしい、ファンタジーではない演出
「事実に着想を得た物語」
しかし、変に華美にしたり、安易にカウンターとしての悪意を使ってあざとく泣かせるような演出はなく、だからこそ良いです。『おみおくりの作法(15)』もそうでしたが、基本は淡々と進みます。
その中で親身になってくれる人もいれば、マジ助かるよって気遣いをしてくれる人、丁度良いバランスで同情してくれる人もいるし、勿論というか、やっぱりク〇な人間もいます。
でもジョン(ジェームズ・ノートン)には一喜一憂している暇ありません。いやが上にも進む病状と、なかなか見つからない愛する息子を託す人。ここがまさに観ている我々もきちんと意識を持たなければと思わされるポイントです。恵まれている自分は、バランスを取ろうと「意識高い(気な)」ことをするべきだと、現実よりも理想で動きがちで非常に性質が悪い。。けど、自分だってそんなところがないだろうか、と反面教師としての見どころもあります。
そして、何と言っても息子マイケル(ダニエル・ラモント)が可愛すぎて切なくなります。一見おっとりしているように見えて、「よく見ていて」「よく聞いていて」そして「健気なほどに考えて」います。かと言って、ここも余計な「いい子演出」はしません。特に、たまにみせるこれくらいの年頃の子供にみられがちな頑なな自我に、ついつい笑ってしまう可愛さがあっていいのです。特に「赤」への執着、素敵ですw
そして最後のシーン、そうなるよねと思い安心した流れからのマイケルの眼差しに素直に泣ける、こういうのが「良い映画」と思わせてくれる作品です。
もっと泣かせるのかと思ったらそうでもなかった (悪い意味ではない)...
もっと泣かせるのかと思ったらそうでもなかった
(悪い意味ではない)
ジョンもマイケルもキャスティングが良かった
ずっと2人を応援しながら見ていた
マイケル、
これから頑張ってね!
空気
予告を見た時点で、辛そうでどうなるかもわかっている感じでしたがとても惹き込まれてみたくてみたくて楽しみにしていた作品。
タイトルがホント秀逸。
人生最大の決断をする父親の話。世の中にこれ以上の決断を迫られることは無いのでは無いだろうか?自分の寿命が終わる前に、この世に残して行く息子をどの家族に預けるのか。養子に預ける家族を吟味する事と、これからの愛しい息子の成長を見届けられない苦しみを受け止めていく過程が丁寧に描かれている。
昼下がりの公園。
アイスの味。
仕事の時間。
絵本を読む。
高速道路。
信号待ち。
父が窓清掃員という職もまた絶妙。
ファーストショットの窓の数々が日常と、この物語を繋いでいくのがまた良い。
様々なシーンが何気ない日常の大切さを気づかせてくれる。いやらしくなりそうなところがジェームズノートンの視線で語るのでなんとも絶妙な美しさを際立たせている。
人生の決断を迫られる時、悩んで苦しんだ時、この作品のことを思い出して見たいと思った。
諦めないこと、逃げない事、気楽に考える事、前に進む事、そんなことをうたう物語や本は多いと思うのだけれど、この物語はそれとは趣が少し違う。
最後の時間は決まっている。
現状で最良の選択をしないといけない。
チャンスは一握り。
自分では無い大切な人の未来を決める。
それが最良だったかは見届けられない。
父の人生最大の決断を見届けて欲しい。
監督がアイアムまきもとの原作者でおみおくりの作法の監督ということで見て見たくなりました。
辛い映画でしたが見てホントよかった一作でした。
人生ベストの一作。
良かった
おみおくりの作法がとても良かったので観たが、期待を裏切らない良さだった。
ジョンがマイケルを諭さねばならないときの向き合い方、すごかった。
・預け先の子と仲良く過ごせず謝らせたいとき
・ぬいぐるみを返すとき(なら渡すな!と思った)
パンフレットにも写真があるけど、マイケルが寝る前の、2人手と額を合わせてのお祈り。
父に死が迫ってて養親探す、とストーリー知ってて観に行ったから、こんな優しく包むように育てられてるマイケルを、ジョンと同じくらい大切にしてくれる人を探すって難しいんじゃないかと不安になった。
それが的中したかのように、養親になりたい(なってる)人ってあんなのしかいないの?と思うレベルの人たちのオンパレード…
ジョンじゃなくても絶望するよ…
自分たち2人しか視界に入ってないようなデブ2人、
ぬいぐるみ返せだの子どもにオレ様の電車は触らせられない等々最低すぎる2人、
すでにたくさんの里子がいるけど、子どもたちがあまり幸せそうに見えない2人…
すでに里子を預かってる人もどうなの?って人ばかりで、うわぁ…ってなった
海外ではどうかわからないけど、
里子も養子も、実親と暮らせない子のための制度で、子が欲しい親に子をあてがうものじゃないと思うんだけどな…
人生の1ピースとして子どもがほしい、
最期に良いことしたと満足したい、
は…?????
実子にしろ養子や里子にしろ、
親に良い人生だったと満足してもらうために存在するんじゃない。
親は子に教育を受けさせる義務とか、幸せになるよう愛し満たしてあげる必要があると思うが、
子には親に対する義務なんてないよ。
最後に選ばれたあの人は、
粗野な印象も否めなかったけど、つらい経験してきた故の優しさもにじむ人柄だった。
最後の笑顔が素敵な人で名前知りたいと思ったけど、パンフレットのローズマリーって人?
ジョンが養親に恵まれたように(度々出てきた老女は養親だと思ったけどちがうかな?)
マイケルも良い人に縁付いたと思いたい。
それにしてもジョンが良い人で、自分の育ちもひどい環境だったのに、自分の子にあんなに素晴らしく向き合える人がなぜ子を置いて亡くならなければならないのか…
ジョンとマイケルがずっと2人で生きていければ良かったのに…
ジョンの担当で一緒に養親探ししてくれた若い方の女性の、立場上守るべき規則とクライアントのジョン、自分の良心の板挟みになってる台詞が良かった。
車の修理をしてくれた人、ジョンの養親だと思われる女性、ジョンの周りにはジョンを想い心配してくれる人がいる。
後任に親切な引き継ぎをできるジョン、怒りを抑えられ、何こいつと思うような養親との面談など、どんな場でも大人の振る舞いができる。
マイケルもきっとそんな人になる。
ジョンの窓拭きにケチつけた仁王立ちクズに天罰が下りますように。ジョン、よくあの場で怒り抑えたよな…
生卵投げつけてくれてスカッとした。
人としての品格、器の大きさは、
下に見てる職業の人を仁王立ちで監視し、料金をケチるような輩には理解できないだろう。
最初やらないという意志が固かった息子への贈り物ボックスに、ひとつひとつ愛おしそうに入れていくシーン、
なぜジョンが病気に、なぜこんな良い父親が息子を残して死なねばならない、涙出た。
マイケルが大好きな赤の封筒に入れた手紙、
息子を捨てて行ったけど、ジョンが彼女を愛したことは事実なんだろうなと感じさせる母親の手袋(中に母子の写真を入れるとこ 涙)
ジョンの最期が満たされたもので不安の少ないものでありますように。
マイケルが幸せになりますように。
赤い風船と黄色いトラック
余命わずかなシングルファーザーのジョンは自分の死後に
幼い息子マイケルが暮らす新しい家族を見つける為に奔走する実話から着想を得た物語
父ジョンは窓拭き清掃員…彼が窓越しにそれぞれの家庭をのぞき見る
恵まれない環境で育ったジョンはどんな思いで幸せそうな他人の家庭を眺めていたのだろう…
里親選びをしながら息子が新しい家族と窓の向こうで幸せになって欲しい…そう願っていたのに違いない
抑え気味な台詞や淡々と進む流れ
父親の深い愛情と健気で可愛らしい息子に
優しく心を撫でられた
帰り際、前を歩く老夫婦が「あの家で良かったなぁ安心したよ」と…私も思わずうなずいてしまいました
献身的なソーシャルワーカーの協力の元
観客達もいつしかジョンと共にマイケルを本当に託せる家族探しに同行してるリアル感に間違いなく入り込んでいたのだろう
マイケル役のダニエル・ダモント坊やのラストの表情は秀悦!
号泣ストーリーになるはずのテーマを実に柔らかい感動に引き寄せてくれた良作でした
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