よっす、おまたせ、じゃあまたね。のレビュー・感想・評価
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俺が生き返らせるよ
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静岡―(車)→湘南―(徒歩)→保土ヶ谷(自転車)―(タクシー)→下北沢。
途中でいくつかの出会いを挟み、下北沢到着後はながちんの馴染みの人と場所を巡っていく。
正直、各エピソードの繋がりなんかは無い。
出会って別れて、それっきり。
主役ふたりの人柄や関係性を描く以上の役目はほとんど果たさないが、むしろそれがいい。
時々張り詰めそうになりつつも、基本緩んだ状態で、それでも分かりきったゴールに少しずつ近づく。
喫茶店の告白で漂う、おかしみと遣る瀬なさの奇妙な同居。
バーでの楽しく微笑ましいひととき。
それを経て(酒も入り)、小学生に戻ったような立ちション後の戯れ。
それらすべてを抱えての、最後の長回しによるちばしんの表情が素晴らしい。
演技も、“迫真の”とは違うが、絶妙に作風に合った力の抜け具合で全キャスト良かった。
序盤の食い逃げと窃チャが不快だったので、そこだけが非常に勿体ない。
(親孝行を説くコワモテの良い人は面白かったが)
しかし、後半はそれを帳消しにするくらいじんわりくるものがあり、目茶苦茶好みです。
『パラフィリアサークル』の舞台挨拶で見たばかりのタカハシシンノスケが出ていたのも地味に嬉しかった。
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