劇場公開日 2023年5月26日

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波紋のレビュー・感想・評価

全155件中、41~60件目を表示

4.5憎悪と狂気の波紋

2023年6月15日
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笑える

怖い

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sankou

3.0一滴の水〜♪大海に〜♪

2023年6月15日
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「はもんしっそうだとォーッ!!」
あ、大丈夫です。カーズ様は出てきません笑 結構好きなんだけどなぁ。で、「波紋てなに??」が拭えなかった。全員気持ち悪い(でもたぶんこれが一般社会)のも良かったし、唯一のマトモな人が終盤のキモで心を掻き回されたりと色々とあったのだけれども、ラストのラストでどーでも良くなる稀有な作品でした。「怪物」でも思ったけれども、」視点の違いと色眼鏡で袋叩き」は最近の美味しいファクターなんでしょうかね。まぁでも、昔から変わらないとも言える「業」に近いもんな気もしたりするけども。
「推し活」に対する風刺が一番面白かったかな。

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lynx09b

4.0色んな社会問題をつっついてて興味深い。

2023年6月14日
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原発、差別、宗教、精神疾患などなど
ただ、どれも深入りもしていないし
正解もない。
むしろ誰が悪い訳でもない。
だから鑑賞後、答えが見いだせている訳では無いけど
考えさせられる。

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kyaroline

4.0うわ・・外へ出ちゃうんだ・・

2023年6月13日
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笑える

興奮

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トミー

3.0フラメンコ💃

2023年6月12日
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ストーリーの説明にあるように信仰宗教、介護、障がい者差別、ご近所トラブル⁈、老害案件。
皆、誰にでもあるはずなのに、他人事のうちは「大変だなぁ」くらいに捉えてる。
自分に降りかかると、とたんに被害者面。
そんな一面(起こる事はてんこ盛りだけど😓)を静かに徳を積むように鎮める(決して受け入れてはない)主婦のお話し。
めちゃくちゃ面白かったか?と言われれば、そうでもない。
ではめちゃくちゃつまらなかったか?とも思わない。
現代社会において、必ずどこかで起きている物語。
こういう役をやらせたら筒井さんは抜群にいいね。
たぶん、最後のフラメンコの件は全てを昇華した「達観の舞」を表現してるんだろうけど、なんか強引な〆に感じた。
せめて、息子が開いたアルバムに「昔習っていた」体の布石でもあればもう少しすんなり受け入れらたと思う。
0.5単位の評価だからできないけど、気持ち的に3.2くらいの評価です。

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キチ

4.0「お客さんに波紋のように伝われば」

2023年6月12日
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知的

今年85本目。

波紋のタイトルから見える、お客さんに波紋のように伝わればと俳優さんも思われて自分も感じました。今の時代女性の方が強い、納得です。まだ御覧になられていない方もいるので息子さんが彼で良かった。抑圧からの解放もテーマだと思いますが、自分は解放した時に気を引き締めるようにしていて、作品は解放がいかに美しいか描いています。

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ヨッシー

5.0平安を得るために自分を否定するという矛盾

2023年6月11日
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マツドン

3.5メッセージ

2023年6月11日
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schnellzug

4.0希望があるのかないのか

2023年6月10日
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私が荻上直子の「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」あたりを全く評価しないのは、人間関係の面倒さを「なんとなく言葉も交わさずに通じ合ってしまう人たち」を描くことで安易に切り捨てていたからです。
世間がそれを「癒やし」などと言っていたのにも驚きましたけど。

「彼らが本気で編むときは、」で少し苦手感が後退しましたが、この作品も性的指向の問題を他の問題を描くためのダシとして使って終わるところに反感を持たずにいられませんでした。

そんな私は今作は、好きになれる作品でした。
震災の体験に、ある程度ちゃんと向き合おうとしていると感じたのと、家族でもなく宗教でもないところにも居場所はあるはずだというメッセージにそれなりに共感できるからです。

もちろん、障害のある人の役を当事者キャスティングし、キャラとしても「可哀想な人」の枠に閉じ込めず、ちゃんと自分の意思を自分で表現し、何なら主人公を追い詰めるところまでいく人物として描いているのも大いに評価できます。
マイノリティを可哀想な人(あるいは、可哀想なのに頑張っている善良な人)のままにしておきたい日本映画界においては、画期的だと思いました。

ただ、読み間違えてはいけないのは、息子の恋人も交えた四人のシーンです。あそこは主人公の行動をきっかけとして噴出する男性の身勝手さを描いた場面です。

家事だけでなく義父の介護を一人で背負わされ(夫や息子はなーんにもしない)、さらには夫が勝手に出ていき、勝手に帰ってきて、そんな彼女がちょっと息子の恋人に嫌なことをしたからといって、夫が正義漢のように彼女を叱る資格はなく、夫はこれまで息子の恋人にしたようにちゃんと妻の「味方」をしてきたかどうかを考えなければいけないはずなのに、いざとなると男同士がタッグを組んで女を虐めにかかるという状況を描いているのがあのシーンですね。

むしろ震災の前に、あの家庭から逃げたかったのは主人公の方だったのでは……と思います。(「PRO」のレビュワーがあの頃には戻れない家族の肖像とか言ってますけど、彼女は「あの頃」にはすでに幸せではなかったですよ)

しかしそれにしても気になるのは、この現代に、同じ女性である監督(脚本も書いている)がここまで「家庭」に縛られ続けなければならない女性を描いている点です。
わずかな救いは、女性(木野花)同士の連帯と、フラメンコを踊りながらちょっとだけ家の外に出ることくらいしかないのでしょうか。そりゃ、更年期でなくても苦しくなりますよ。

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Pocaris

4.0筒井真理子さん💕

2023年6月10日
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荻上直子監督 × 筒井真理子さん

これは震災、夫の失踪、義父の介護、職場でのストレスなど、様々な苦難に翻弄される主婦を描いた秀作。

新興宗教に入れ上げるのもやむを得ず。

十数年ぶりに突然帰った夫が一番のストレスだったんだろうなぁ。

殺意を覚えるのもやむを得ず。

さらには息子が連れてきた障害を持つフィアンセをあからさまに差別するのもやむを得ず。

そう、湧き上がる黒い感情が大きな波紋となった。

それにしても筒井真理子さん💕
名演でした。
好きです。

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エロくそチキン2

3.5市川猿之助の抱えた絶望

2023年6月10日
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himabu117

4.0宗教の存在

2023年6月10日
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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

4.0絶望を笑え

2023年6月10日
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教えの縛りに救いを求めるのを観るのは辛い
心のままに動いたら映画も動き出したが、それもまた虚しい
差別されるものとて生きているのだ
波紋の円が足首を浸す
既に関係は壊れていたのだろう
もう、雨に打たれ、つくりものの石の流れを踏み散らかして踊るがよい

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すぅ

4.5実力ある監督と演技力最高俳優陣とのコラボレーション作品

2023年6月9日
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夫が突然失踪。妻の精神を保っていたのは宗教があったから?お金儲け宗教とバレバレだが、そこにはまらなくては世間体を保ちながら暮らしていけなかった妻。そこへまさかの夫の帰還。そこから崩れていく妻の精神。宗教なんかでは人の心は保たれない。監督荻上直子の手腕が光る。実力ある俳優陣の演技でなんでもないシーンがこちらへ心情を届ける。虚構なのだがリアルな世界としてこちらの脳へ深く刻み込まれる。俳優陣のリアル演技場面が頭から離れない。力のある俳優陣と実力ある監督によって作られた心に残る作品である。内容が辛いので星半分落としましたことをお詫びします。

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あんころもち

4.0筒井真理子さん主演の緊張感

2023年6月9日
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助演としても存在感のある筒井さんが主演となると、やはり「よこがお」や「淵に立つ」を意識しなくてはならず、緊張感を持って上映を待ちました  ポスターやチラシで自転車で疾走するその表情が笑っているのも、何とも怖い、そんな思いでした  彼女に限らないでしょうが、様々な辛苦が降りかかってきたとき、「なぜ私だけ」と思うし、そのぶつけどころのない場面に、にじり寄ってくる「理解者」を受け入れてしまう危うさ それは私たちにも共感するのだけれど、あの筒井さんが人の内面の恐ろしさをみせてくれました
光石研さんと、近所の猫の飼い主安藤玉惠さんはしばしば共演もされていて、キネ旬1位を取った「恋人たち」では水道水に「美女水」というラベルを貼って瓶詰にし、怪しげな水を売るカップルを演じていました
このお二人の存在も、主人公を苦しめる「ダメ夫」「嫌な近所」であり、柄本さんも加え
恐ろしい「脇」でありました
それでもフラメンコを観終わってちょっと希望の持てるラストになったのではないでしょうか(6月8日 TOTOシネマズ梅田 にて鑑賞)

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chikuhou

4.0光の屈折

2023年6月8日
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ブレミン

4.0良い行いは正しい行い?

2023年6月8日
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笑える

楽しい

知的

うお〜、見応えあったな〜。
社会風刺で不謹慎なブラックコメディかつ、奇妙で不気味なシリアスドラマ。なのに、クスッと笑える。介護問題、高齢化社会、障がい者差別、震災要素が全体の3割程度、信仰、夫婦の決裂、母子との関係性がのこり。様々な問題を扱いながらも、「水」を関連ワードにして作品にまとまりをもたらす。流石の、萩上直子監督である。あまり話題になっていないが、もうひとつの「怪物」として並び称されてもいいと思う。

手を叩く音と太鼓の音が混ざったBGM。
もう、この奇妙な音楽?を聴いた時点で確信。これ、絶対面白いやつ。何かに追われているような、ものすごい緊迫感が身体中を襲い、同時に謎の高揚感を覚える。主人公が自転車で坂を下るシーンで流れるこの手拍子。どんどん底へと向かっている、重圧に押しつぶされそうになっている主人公の様子が、意識せずとも伝わってくる。やばい、何かがおかしいぞ、、、。

筒井真理子、光石研、江口のりこ、木野花、柄本明、キムラ緑子といった、恐ろしいほどに名優が勢ぞろい。「この人出演してくれたら間違いないね」ってのがこんなにも出演しているんだから、そりゃ面白いはず。ベテランに囲まれながらも、磯村勇斗もいい演技。てかまぁ、光石研と柄本明と磯村勇斗はよく出ますよねぇ...。筒井真理子のどんどん落ちぶれていく、顔が強ばっていくのには、恐怖超えてニヤニヤが止まらない。こういう役に彼女の配役は言うことなしです。

こんだけの要素が詰まっているから、色々と雑で回収できていない部分もあるのだけど、とっちらかっている感じはせず、割と綺麗に見せてくれます。庭の枯山水は美しく、ラストの筒井真理子もまた美しい。話の流れもスムーズで、引っかかることなく、笑いながら見ることが出来ます。同じようなシーンが繰り返されながら、主人公の心情の変化を描く。シンプルだけど、言いたいことが直に伝わってくるのです。

母親であること、妻であること、姑であること、パートであること、新興宗教の一員であること。色んな重荷を抱えながら生きる女性。本作は少し過剰だが、こういった重荷を抱える人々は多くいるはず。「川っぺりムコリッタ」とは打って変わって、ダークなテイストだったが、かなり楽しめました。「怪物」と併せて、ぜひ。

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サプライズ

3.0目を背け逃げる人たち

2023年6月8日
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福島の原発事故が起こったとき、東日本に住む人たちはどうしようもない不安を感じていた。これからどうなるんだろうと。他の地域に引っ越した人もいたが、そんなことできたのは一部の人たちだけ。そんなことを思い出させる冒頭。
夫が失踪し宗教にハマるという女性を描いた作品。宗教は、つらい現実から目を背けたい人がハマる(という個人的偏見)ということを改めて教えてくれる。でもあの家族は皆、何かから目を背け逃げ出したってこと。それは悪いことではない。大なり小なり逃げておかないと心が持たない。
それなりに考えさせられ、ちょっと笑える。悪くはないんだけど、大きな感動は待っていなかった。個人的には、波紋が生じる水面に立ちながらセリフを話すシーンがなんとも心地悪かった。いい意味ではなく悪い意味で。大して効果的だったようには思えなかった。
意外と豪華な役者が出演していた本作。主演の筒井真理子もいいが、光石研がさらにいい。微妙に嫌な感じでダメな男がとても似合っていた。帰ってきてからの食事シーンは絶妙な嫌悪感を覚えるライン。妻の心が乱れるのがよくわかる。あと、ムロツヨシの出演はわからなかった。そうか!あいつがそうか!と消去法では思い当たるけど。なんかムロさんに負けた気がしてしまう。

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kenshuchu

5.0ECHOES❕

2023年6月8日
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ACTTHREE‼️
「波紋の45ォベラルーシ‼️ッ」

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ミスター

3.5筒井真理子名演・怪演 「波紋

2023年6月8日
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「かもめ食堂」の萩上直子監督の
最新作は、ブラックユーモアに
満ちたホラーテイスト。

震災、放射能、介護、新興宗教、
障碍者差別と社会派カードを並べすぎた
感はゆがめないが、多分監督の目的は
そこじゃない。

一見平等のように映るが、ますます世の中
大変、女はつらいよ、解放させてあげなよ、と
筒井真理子の抑えた演技に託し、呟いていく感じだ。

キャラも、キャスティングも面白い。
放射能が怖くて家も捨て逃げ出した癖に、
ガンになって「治療費助けてくれ」と
頭を下げるダメ親父に、光石研。

新興宗教の怪しいリーダにキムラ緑子。
同メンバーの信者、江口のりこ。
筒井真理子の勤めるスーパーの清掃員に
木野花。
スーパーにクレームをつける爺さん、
柄本明。
筒井真理子の息子が連れてきた
したたかなろうあ者、
津田絵里奈(彼女もろうあ者だそうです)
他にもワンシーンだけ出るムロツヨシなど
一癖も二癖もあるキャスティング。

変な映画だけど、僕は結構笑えたし
好きでした。

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高坂圭