劇場公開日 2023年5月26日

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波紋のレビュー・感想・評価

全148件中、21~40件目を表示

4.0痛快爽快の絶望エンタメ

2023年7月16日
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鑑賞方法:映画館

社会問題になっている題材を中心にコメディも交えながら描いた痛快爽快の絶望エンタメ。主演の筒井真理子を中心に実力派揃いのキャスト陣の素晴らしい演技に引き込まれる。テンポが良くて誰もが共感できるような見応えある作品。

2023-105

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隣組

3.5なんとも気持ち悪い感じでした

2023年7月14日
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shigeshigeshigeo

3.5ブラックユーモア

2023年7月7日
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難しい

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まこやん

3.5波紋は人の数と同数で発生する

2023年7月3日
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鑑賞方法:映画館

荻上直子監督作品。公開時見逃したが、予想通り直ぐにサンサン劇場で再映されたので鑑賞。
去年見た『川っぺりムコリッタ』が思っていた以上に心に残り好きだったので、本作はどのように料理されているのか興味津々で鑑賞しました。
個人的には『川っぺり~』の方が好きなテーマでしたが、本作は映画単体として面白く興味深く見させて貰いました。

よくあるハートウォーミング作品の紹介というか感想で「悪人が登場しない映画」とか「登場人物全て善人」とかの定型文がありますが、それを裏側から見たような皮肉を込めたブラックコメディという印象の作品でした。
人間なんて、全てが極悪非道の人間なんていないし、その逆の品行方正・清廉潔白な人間も現実では見たことないのに、映画の中ではどちらも存在します。
少し前に見た『パリタクシー』もそんな映画ではありましたが、節度が保たれていましたので良かったのですが、極端だと逆に鑑賞者のストレスにもなってしまいます。
そういう意味で本作はそうしたストレス解消の為の、悪人とは呼べないまでも、鈍感で空気を読めず自分勝手で自分の欲得優先の偽悪的・偽善的な日常の振る舞いに対しての摘発映画の様な気がしました。
本作ではそれがあくまでも主婦(主人公)目線ではありましたが、そうした自分に対する攻撃(暴力)的波動のことを本作では“波紋”として具象化していて、それは、鑑賞者の誰しもが実生活で経験することなのである程度共感出来て面白かったです。
私も見ていて(主人公の周辺にいる)こういう人達は絶対に心から信じられないし、私の実際の人生の中にも登場人物のような人間は一杯いたなぁ~って、次々と思い出していましたよ。
但し本作では、主人公も含め波紋は全ての登場人物から発生し他者に影響しているという事を映像で見せていました。
なので、相手にとっては自分が波紋を起こしている円の中心であるのかも知れないのだという事も気づかせてもくれていました。
正直言って私も決して多くの人に好かれるタイプでもないし、自分でも気づかない部分で人を傷つけているのかも知れないという自信のなさも強くある人間なので、本作は波紋のシーンで共感と反省と半々の作品となりましたよ。
ということで、本作は“大好きな作品”とは言いませんが、大いに刺激的で勉強にもなり、今後ますます荻上直子監督作品から目が離せなくなりました。

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シューテツ

4.0いくつかの波紋が人生をいろどる。

2023年7月1日
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悲しい

知的

やはり、みんなそれぞれ、自分の地獄を持っているんだな。

波紋がたくさんあった。
見える波紋と。見えないけど、心情の中の波紋が。

自分の中に差別や、自分が忌み嫌っていたものが、思わぬ事態で突然現れてくる。そしてそれを抑えられなくなる自分が一番怖いかも。
常識的な反応の仕方はわかっているのに、もう以前のようにはふるまえない自分。
何が変わってしまったのか、なぜこうなってしまったのか…

でも掃除のおばさんの本当の姿を知った時、彼女の中にある地獄を見た時、主人公は自分の素直な感情を出す事ができた。
それが救いだ。
主人公の中で何かが終わったのか。
波紋の輪の広がりが、静かにおさまっていくような…

ラストのフラメンコは圧巻。
彼女の中の全てをほとばしらせながら夢中で自分の感情のままに熱く踊るさまは美しかった。
過去に情熱的な踊りを習っていたような、感情が激しい内面を持ち合わせている女性だったのね。
何か人生、一回、二回、回って戻ったような。
本来の自分自身に戻ってきたような。
波紋が何回か起こり、そして静かな水面に戻るような…
人生ってなんだろう。
なかなかうまくいかないね。
何かにすがってしまったり、自分はそういう人ではない、と思っていたのに実はそういう人になっていたり。私もあるな。

メビウスの輪のような…波紋のような。
それでもなんとなく終わっていく人生。
その時は地獄だったのに、なんでもないように終わっていく人生。

だからこそ、「今」を生きていかなければ。
もう、「今」しかない。「今」のあなたしかないんだ。と言われてる気がした。
自分の周りでも静かに起こっていそうな出来事に、なんだか安堵したのはなぜ?
みんな少なからず似たもの同士なのかも。

にしても、宗教の踊りのバージョンが何バージョンあるのか?何度も吹き出しそうになってしまって楽しかったです。

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マルマル

4.0何に生きがいを見出すか

2023年6月29日
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幸せとは何か、、。
新興宗教、蒸発した夫、その夫の残した義父の介護、一人息子が久々の帰省で突然連れて帰ってきた恋人、日常とどう向き合ってどう生きるか。
孤独な主人公が出会うパート先の清掃のおばちゃん。

どこからか澱んでいた水が少しづつ流れ始める。
いい映画でした。

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ぽな

3.0水繋がり❔共鳴はしないのか…

2023年6月25日
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難しい

女性的目線でつくられていて、勉強になりました
一つ一つの言葉や行動が波紋を発生させ、どう波及していくのかが、とても面白かった
カマキリにホースで水をかけるシーンは、旦那の心境を如実に表現してた
奥さんはあのあと自由をつかめたのか

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ろくさん

4.0作品の中でもいろんな所で波紋の起きる姿が描かれますが、観ている側の心情にも少なからず波紋を巻き起こしてくれる、そんな人間のエゴや弱さを見事に描いた作品です。

2023年6月25日
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もりのいぶき

3.5主人公が人生を生き直す、これからを感じさせるラスト

2023年6月25日
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笑える

悲しい

怖い

これまでと作風をガラリと変え、ブラックユーモア万歳に人間の醜い面を、ドミノ倒し的に描き出す

無害に見えて性根の腐ったクズ旦那の光石研、健気な息子と見せてただの甘ったれの磯村勇斗、逞しい老女かと思いきや孤独に潰されかけていた木野花ら、役者陣がみんな素晴らしい

そんな中で、主人公がどこまでも報われないパターンのストーリーながら、ラストシーンには不思議な爽快感を与える筒井真理子の女優魂は圧巻

ムロツヨシが、一見ムロツヨシとわからない姿で出演してるのは、前作の「川っぺりムコリッタ」に出演した際監督に、今までのムロツヨシを無くして演じろ、みたいなこと言われたからだと勝手に推測

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しほ

4.0女性俳優筒井真理子をとことん味わうための映画

2023年6月24日
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悲しい

怖い

知的

2023年映画館鑑賞34作品目
6月21日(水)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円

監督と脚本は『バーバー吉野』『恋は五・七・五!』『かもめ食堂 』『川っぺりムコリッタ』の荻上直子

夫の蒸発後に新興宗教にハマった主婦の話
そんなある日に夫が戻ってきた
癌で長くないという
東京を離れ九州で就職した長男が恋人を連れて帰省した
恋人は6歳年上で聾唖者だった

監督初のブラックコメディーという意欲作
なにかしら思うところがあったのだろう
インタビュー記事を読んでもよくわからないけど

とにかく主演の筒井真理子の芝居に尽きる
とことん味わってもらいたい

サウナで水木さんが依子に「男を甘やかしてダメ」などと説教していたら男性客がどんどん席を立つシーンが面白かった

時折何かしら叩く音がうざかった
必要性を全く感じなかった
ラストで何の音がわかった
フラメンコだ
荻上直子監督にとっては重要だったのだろう

都内の庭で枯山水とはなんと贅沢な
しかし棺桶を運ぶときは歩きにくいったらありゃしない
ほらいわんこっちゃない
落ちた棺桶から出てきた夫の遺体を見て大笑いする依子とそれを見てドン引きする息子は印象的なシーン

あのホームレスがムロツヨシだったとはあとでわかったことでエンドロールでは「あれ?ムロツヨシ出てたっけ」と思ったくらい

福島原発事故のエピソードはどうしても必要だったのかな

あと妻が6歳年上ってなにがいけないのか自分は理解できなかった
生まれつきの難聴に関してはわからないではないが遺伝するとは限らないだろう

配役
スーパーのレジ係としてパートをしている須藤依子に筒井真理子
蒸発後戻ってきて再び共同生活を始めた依子の夫の須藤修に光石研
依子と修の息子で宗教にハマる母に嫌気がさして九州の大学に進学しそのまま就職した須藤拓哉に磯村勇斗
須藤家の隣に住む主婦に安藤玉恵
依子がハマる宗教団体の信者の小笠原ひとみに江口のりこ
依子がハマる宗教団体の信者の伊藤節子に平岩紙
拓哉の子供を身篭り結婚する予定の珠美に津田絵理奈
寝たきりの修の父に花王おさむ
レジで半額を要求するカスハラ常習犯の門倉太郎に柄本明
依子が働くスーパーの清掃係の水木さんに木野花
依子がハマる宗教団体のリーダーで教祖と信者のパイプ役の橋本昌子にキムラ緑子
修に話しかけるホームレスにムロツヨシ

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野川新栄

4.0総じて滑稽

2023年6月24日
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いやー、ジワジワとくるわー。
喪服で力強く踊る 筒井真理子が頭から離れん。
最高っす!

そして、この俳優たちを集められる監督が、スゴい!!!

平岩紙と江口のりこの宗教にハマっている人の目が上手すぎて震えた。
そして、笑えた。

木野花の近所のおぼちゃんにいそうな感じで
人生経験の深さを体現しているところに感服。

とにもかくにも、人の弱さと強さ、
総じて滑稽さがテンポ良く描かれていて、
とても面白かったです。

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hkr21

3.5生きること

2023年6月19日
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ムービー好き

4.0閉塞した女性の感情

2023年6月17日
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疑問に思ったのは、介護を押し付けた夫が失踪した後、義父が亡くなりやっと介護の重圧が無くなった後に、なぜ新興宗教に傾倒したのか、という点。
夫の支えが無くなった後が一番辛かったはずなのに、その時では無く、少し解放されてから新興宗教にハマったのだよね。そこは納得できなかった。
まぁでもウチの妻も夫である私の行動にいちいちイライラしてるので、観ていて主人公がイライラするのはさせている立場からも判る判ると思えて、失笑を禁じ得なかった。
ラストシーンは、圧巻かつ印象的。レッド、アンド、ブラック。カッコイい、けど、ズルい。終わってない、よね。

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あらP★

4.5憎悪と狂気の波紋

2023年6月15日
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笑える

怖い

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sankou

3.0一滴の水〜♪大海に〜♪

2023年6月15日
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「はもんしっそうだとォーッ!!」
あ、大丈夫です。カーズ様は出てきません笑 結構好きなんだけどなぁ。で、「波紋てなに??」が拭えなかった。全員気持ち悪い(でもたぶんこれが一般社会)のも良かったし、唯一のマトモな人が終盤のキモで心を掻き回されたりと色々とあったのだけれども、ラストのラストでどーでも良くなる稀有な作品でした。「怪物」でも思ったけれども、」視点の違いと色眼鏡で袋叩き」は最近の美味しいファクターなんでしょうかね。まぁでも、昔から変わらないとも言える「業」に近いもんな気もしたりするけども。
「推し活」に対する風刺が一番面白かったかな。

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lynx09b

4.0色んな社会問題をつっついてて興味深い。

2023年6月14日
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原発、差別、宗教、精神疾患などなど
ただ、どれも深入りもしていないし
正解もない。
むしろ誰が悪い訳でもない。
だから鑑賞後、答えが見いだせている訳では無いけど
考えさせられる。

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kyaroline

4.0うわ・・外へ出ちゃうんだ・・

2023年6月13日
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笑える

興奮

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トミー

3.0フラメンコ💃

2023年6月12日
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ストーリーの説明にあるように信仰宗教、介護、障がい者差別、ご近所トラブル⁈、老害案件。
皆、誰にでもあるはずなのに、他人事のうちは「大変だなぁ」くらいに捉えてる。
自分に降りかかると、とたんに被害者面。
そんな一面(起こる事はてんこ盛りだけど😓)を静かに徳を積むように鎮める(決して受け入れてはない)主婦のお話し。
めちゃくちゃ面白かったか?と言われれば、そうでもない。
ではめちゃくちゃつまらなかったか?とも思わない。
現代社会において、必ずどこかで起きている物語。
こういう役をやらせたら筒井さんは抜群にいいね。
たぶん、最後のフラメンコの件は全てを昇華した「達観の舞」を表現してるんだろうけど、なんか強引な〆に感じた。
せめて、息子が開いたアルバムに「昔習っていた」体の布石でもあればもう少しすんなり受け入れらたと思う。
0.5単位の評価だからできないけど、気持ち的に3.2くらいの評価です。

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キチ

4.0「お客さんに波紋のように伝われば」

2023年6月12日
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知的

今年85本目。

波紋のタイトルから見える、お客さんに波紋のように伝わればと俳優さんも思われて自分も感じました。今の時代女性の方が強い、納得です。まだ御覧になられていない方もいるので息子さんが彼で良かった。抑圧からの解放もテーマだと思いますが、自分は解放した時に気を引き締めるようにしていて、作品は解放がいかに美しいか描いています。

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ヨッシー

5.0平安を得るために自分を否定するという矛盾

2023年6月11日
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マツドン