「似非宗教」波紋 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
似非宗教
誰しもが悲しみを背負っている。
「川っぺりムコリッタ」では人との絆が悲しみを癒してくれたが、今作の主人公は似非宗教でしか救われない。
似非宗教でも信じてなければ、やっちゃってただろうな。
似非宗教にしか救われないところが救われない。
主役の筒井真理子さんをはじめ、メジャー化したミニシアター系俳優さんたちの演技はさすがに素晴らしい。
見ていて飽きない。
柄本明の役は柄本明でなくてもよかったかな。もっと何かあると期待してしまう。
途中で入る音はフラメンコのだったんだ。納得。
ただ、最後のシーンは良かったけれどもっと違う形で終わってほしかった。それまでがあまりにもリアルだったから。
絶望を笑えってコピー、秀逸ですね。
大吉さん、コメントありがとうございます。
焚き出しに並んだホームレスがムロツヨシ。。
観ている最中は全く気付かなかったです。
今更ながらですが
「貴方の前世はカマキリ」 と
執拗に絡んでくる辺り、言われてみれば
あれは確かにムロツヨシだ と納得です。・_・
大吉さん
共感&コメントありがとうございます。夫婦揃って鑑賞したら自ら墓穴を掘りに行くようなものですから気をつけなきゃですね。
荻上監督にとても興味が湧きましたので他の作品も観てみようと思います。
今晩は。
今作は、妻ある男にとっては仰る通りホラーでしたね。”荻上監督だから、そこまで怖くないでしょ!”と週末の朝一に頑張って観に行ったらマア、怖いの何の。筒井真理子さんの勝手に出て行った三石さんに対する氷の様な眼差しと炸裂する苛苛感。
そして、随所で炸裂するホラーシーン。(個人的には、三石さんの歯ブラシで洗面所を掃除するシーンかな・・。)
あとね、一番怖かったのは、劇場内で今作を観て笑っていたのが、ほぼ年配の女性(の声に聞こえた・・。)であった事です・・。オイラを含め、男性の笑い声は聞こえなかったです・・。
直ぐに”家人をもっと、大切にしよう・・。”と思った作品でもありました。では。